●知事発表
 (1)秋田県PRキャラクター「んだッチ」の採用について

●幹事社質問
 (1)新年度の抱負について 

●その他質問
 (1)イージス・アショアの配備について


  (幹事社)
 幹事社のABS秋田放送です。よろしくお願いいたします。
 まずは知事からの発表事項をお願いいたします。

(知 事)
 はい。今日、新規採用職員の辞令交付、また、年度始め挨拶で大分シビアなお話しをしましたけれども、これから「んだッチ」の辞令交付をこの場で行います。「んだッチ」は、県職員として、「あきたPRキャプテン」という職名で、総務部広報広聴課の勤務を命ずるということです。「んだッチ」には、県職員の先頭に立って本県の魅力を全国に、あるいは海外にも伝えてもらうという仕事をしていただきます。今後の活動の予定等々については、美の国あきたネットの「んだッチ」のページで随時掲載することにいたします。

 「んだッチ」、あなたを「あきたPRキャプテン」に任命します。持ち前の明るさと活発さで秋田を全国にPRし、県民の元気を応援してください。
平成30年4月1日 秋田県知事 佐竹敬久 
頼むよ。元気に、明るく。はい、お願いします。

(幹事社)
 じゃあ、記念撮影のタイミングです。各社さん撮影をお願いいたします。

(知 事)
 頑張って。

(幹事社)
 はい、ありがとうございます。カメラが戻るまで少々お時間ください。この後、「んだッチ」に対する質疑応答ですので、少々お時間を。準備整いましたら教えてください。知事のご説明は先ほどされてましたね。

(知 事)
 はい。

(幹事社)
 それでは、この件に関して質問がある社は、手を挙げてお願いします。

(幹事社)
 はい、肩書きはありますでしょうか。

(知 事)
 肩書きは一般のライン職ではないですから、主事とか主任とかはなくて、「あきたPRキャプテン」ということで、ある意味でライン職でないという状況になります。      ただ、いずれ県職員という身分ということで想定しています。

(幹事社)
 「んだッチ」から何か意気込み、しゃべれるんでしたっけ。しゃべれないですよね。何かフリップとか用意してたりとかも特にないですね。

(知 事)
 ないんだな。

(幹事社)
 はい。では、質問がある方、どうぞ。

(記 者)
 PRキャプテンっていうのは具体的にどういった活動をしていくのかということと、今後の活動に期待したいことをお願いします。

(知 事)
 様々なイベント、あるいは県の行事の内容にもよりますけれども、そういう行事の時に出てもらって、大いに秋田のPRコーナーへの、まあある意味では客引きではないな、そこに来てもらうために、「んだッチ」は目立ちますので、すぐ分かりますので、そういう「んだッチ」のキャラクターを生かして、お客さんを誘導するとか、あるいは色々な場面で、「んだッチ」が舞台で一定のパフォーマンスをして、それで色々な人、たくさんの人の目を引きつけながらそこで秋田の色々なPRをするとか、色々な面で、県内外、海外も含めて、色々なところに出張をしてもらって、いずれ秋田のPRのための何というか、リーダーシップというんですか、PRのための何て言ったらいいかな、客寄せパンダの一つ、まあパンダでないけれど、そういう意味合いです。しゃべる方はできませんので、例えばそういうフリップを持ってやるとか、あとは片方で、県の職員、あるいは色々な方がPRする時に、一方でそこにいて、カメラを引きつけるとか、皆さんの目を引きつけるという役目です。

(記 者)
 11月末に「スギッチ」が退職した段階では「んだッチ」が県職員になるということは何か検討するというようなことをおっしゃってたと思うんですけれども、そこからこの4月までの活動に対しての評価というのがあって。

(知 事)
 うん。この間も色々なところに出てもらって、結構だんだん県民の皆さんにも色々な面で知られて、知名度も上がっていますので、その頑張りを評価して採用するということです。
 そのうち、何かこうテープで、人工音声で喋るとか。ロボットですから、うん。今のAIを使って、そのうち、喋れるような、ある程度のことに答えるということも、あの、改造を加えると。産業技術センターの情報の方で少しやってもらうかな。喋りたいでしょう、うん。男でもないし女でもないから言葉はどっちかな。中間か。「僕は、「んだッチ」」、僕でもねえな。「私は、「んだッチ」です」かな。「PRキャプテンでーす」とか。何か音声考えるわ、うん。

(幹事社)
 ほかに「んだッチ」についてご質問のある社はいらっしゃいますでしょうか。

(知 事)
 こういうキャラクターで、喋るというのは全国にあるのかな。

(幹事社)
 ふなっしー。

(知 事)
 ふなっしーは喋るんだ。くまモンは喋らないよな。

(幹事社)
 そうですね。

(知 事)
 喋ればおもしろいな。はい。

(幹事社)
 はい。では、この件についてはよろしいですね。では「んだッチ」が退場いたします。
 大きな拍手でお送りください。

(知 事)
 はい、頑張ってね。


(幹事社)
 はい、ありがとうございました。それでは、幹事社質問に移ります。
 新年度の抱負について、先ほど人口減少問題にかなり力を入れてお話しされておりましたけれども、改めてお伺いします。

(知 事)
 はい。新年度、各部局で大きな事業もありますし、色々な課題もあります。これはこれまでの流れの中でこういうものをしっかり、計画どおりに進める、あるいは計画以上に成果を上げてもらうというのは、普通の事業ペースですけれども、今日も新規採用職員へ、また今も(年度始めの職員への挨拶)、人口減少問題に絞って、これに関連する事項について幅広にお話ししたとおり、人口減少の先般の社人研(国立社会保障 人口問題研究所)の数字というのは非常にある意味で県民も、特に市町村長さん大分ショックなようです。色々な面で市町村長がある意味で衝撃を受けているという。
 そういう中で、いずれ3期プラン(ふるさと秋田元気創造プラン)をしっかりやることは当然ですけれども、また人口見通しも、常にあれによって毎年というか、あれをすぐああだこうだというそこまではいきませんけれども、いずれそういうところは一定の区切りの時にまた新しい地方創生プランをつくる時にそういうのは手をつける必要がございます。先ほども言ったとおり、社会減をいかに少なくしようとしても、いわゆる一定の減少は絶対に避けられないし、高齢化率が非常に高くなるという、この高齢化率が高くなることによって特に地方の町村、過疎地域も含めて農村部の地域経営、これが非常に難しくなるという状況です。
 県民の皆さんは、自分のこととして捉えることが、まあ先のことだろうと。2045年といっても20何年先。ただ、自分の子供さん、あるいはお孫さん、この時期のことです。私も22年後、2040年、多分生きてないでしょうけれども、しかし今からやはりその色々な準備、心の準備も含めて、あるいはすぐにはできないけれども色々な仕組み、制度、こういうものを、今までも、幾つかの問題について県と市町村の機能合体とか共同化、ああいうものもやってきましたけれども、それ以上にこの面について、やはり市町村長、あるいは市町村の議員の先生方、の理解を得ながら、多分早晩ですね国においても様々な地方自治制度の問題の検討に入るのではないかと思います。
 ただ、国の動きを待つばかりではなくて、自ら一番の人口減少トップを走る、あるいは高齢化率でトップを走る私ども秋田県が自分の足下を見て、色々な面で県と特に市町村がどうあるべきか。なかなか、この事務の共同化、あるいは様々な機能合体、できそうなものもやはり市町村という一つの独立行政体でありますので、議会がありますので、どうしても、なかなかそう簡単にいかないという。
 これを、このままにしておくと、もうにっちもさっちもいかなくなってからどうにかしろといってもできませんので、やはり相当県がリーダーシップをとってその準備作業、あるいは少なくても、すぐにはその移行はできなくても、こういう事例があるということが考えられるという準備にこれは入る必要があるのではないかと。
 そういうことで先ほども言ったとおり、部局長会議で様々な面で、できるだけ行政コストをかけずに住民サービスを維持するという、これは相当難しいことではありますけれども、是非やらなければならない事項ですので、こういう点について総合的にこの新年度、私の方から問題を提起して、今までの研究会をさらにもう一つ深堀するという作業を進めていきたいと思います。
 これはいずれ全ての問題に、セクションにかかりますので、のほほんとしていては、どんどんどんどん進行しますので、今からその事例、例えば逆に言えば、全県でなくても一部の小規模町村、非常に人口減少率が高い市町村を選んで、例えば社会実験をするとかそういうことについても、県もかかわってそういうこともできるのではないかと。その事例をもって国に様々な面で支援を求める、あるいは制度改革を求めるということもあるのではないかということで、いずれ新年度は全てにおいて人口減少対策というものを頭の隅に置きながら、関連づけて物を考えていきたいと思います。
 いずれ様々な前向きなことでも、これやはりかなり関係ございますので、先ほど言ったとおり県・市連携文化施設なんかは、どちらかというと文化施設というのは中年以降の方々の活用が多いですけれども、やはりああいうところを若い方がああいうものを魅力をもってあそこがたまり場になるというふうな仕向け方によって、一つの若者に、魅力あるまちづくりということも考えられますので、色々な面で多面的にこれを進めていきたいと思います。

(幹事社)
 はい、ありがとうございます。幹事社質問について何か補足で質問ありましたら。はい。

(記 者)
 今知事がおっしゃられた市町村の枠組みというのも国の方で変わってくるのではないかということなんですが、これは将来的なまあ仮定の話になるかもしれないんですが、県として新たな市町村合併を促していくという意味合いも込められているのでしょうか。

(知 事)
 ただ、市町村合併の場合は、国の制度が市町村合併の特例がないと、財政的な問題、あるいは制度的に有利なことができませんので、ただ合併しなくても、やはりなかなかこれ以上の合併というのは、やはり小さくてもしっかりやっているところもございますので、逆に言えば合併というところまでいかなくても、近隣町村と同じようなことは一体的にやっても、全く逆に効果があらわれるものがありますけれども、なかなか現場に行くとそれが、観光行政のようなもの、あの、上手くいっているところもございますけれども、どうもその連携、やはり我が我がというところもございますので、そういう点でたくさん色々な面でできるものがあるのではないかと。例えば企業誘致でも、例えば、土地がある地域にあると。ところがそこには、非常に人口減少で人がいないけれども、どうもちょっとした、隣の町で集めれば人はある程度集まるという。
 ところがそういう場合、自分のところで企業誘致を、自分のところの人が行きませんから、なかなかそこは、そううまく調整できないんですよ。ですから、例えば事業所をつくる場所と集める場所は別でもいいし、そういうところを連携してやるという仕組み。そういう時両方の町村で、色々な優遇制度を統一するとか、そういうことが必要ですので、そこら辺がやはり県がある程度中に入ってやらないと、どうも進まないのかなという。機能合併も一部進んでいますけれども、どうもソフトなもの、これになると、どうも、お互いの市町村長の圏域もございますし、議会の、市町村議会の権能もございますので、自分の方の権能が逆に言えば他の町村の権能で動く、動かざるを得ないというとこも嫌がりますけれども、そうした時代ではないですから今は。

(記 者)
 分かりました。ありがとうございます。

(幹事社)
 ほかに質問のある社、お願いします。

(記 者)
 今の質問に関連してですが、今、企業誘致を例にとって説明されたと思うんですが、県として今後具体的にやっていかなければならないなと、市町村合併もそうですが、やっていかなければならないと思っていることは何でしょうか。

(知 事)
 やはり企業誘致も、例えば単に、先ほど言ったとおり今の若い方は、単に一般の工員さんということで人数をそろえるという、これではなかなか魅力が無いものですから、今までの企業誘致、どちらかというと農業の余剰労働力というのではなくて若い方がしっかりご飯を食べられて、将来の職として就けるという職種。ですから、日本の中ではそうした職種が中心になって、今までのような単能工の事業所は少なくなっていますけれども、まだそこら辺、これなかなか難しいけれども、町村に行くととにかく数が必要という。
 逆に言いますと人数も少なくなっていますので、やはり女性が就業したいようなそういう環境の会社、あるいは、色々な面で男性でも地方にいてもプライドを持って働けるような職場づくり、これ地元企業も含めて、そういうふうな産業構造につくという、農業もそうです。あとは、今言ったとおり具体的に例えば観光、あるいは産業振興、そういう点については、やはり町村の枠を越えて、一体的に進めるという、これがなかなかまだ進まないという。まあ私も前から観光宣伝なんか一体的にやろうと言っても、現場に行くとなかなか進んでいないという、そこら辺をさらに進めたいなと思っています。
 特にインバウンドの関係になりますと、非常にインバウンドの関係者から苦情も含めて、ある町を通ったらそこはよかったけれども、次に行く時に、我々もそうですけれども、海外に行って町の境界って分からないでしょう。ここからは、うちではないからこれはあっちに行って聞いてくれと、これではどうしようもございませんので、そこら辺のインバウンドのコースをつくる時に、それ全体で一括してやるという、例えば案内標識、あるいは案内のパンフレット、あるいはウエブによる発信も、町と、あるいは地域ごとではなくて、ルートごと、あるいはそういうふうな仕掛け、ある程度県もやってますけれども、県のものと市町村のものが、まあ渾然としてるという点もございますので、そこら辺かなり細かく見通しながらやっていきたいと思います。
 下水道とかのハードなものは、逆に言えば目に見えますから割とうまくいきますけれども、ソフトのところが非常に連携が、お恥ずかしい話ですけれども他県から言わせると秋田の方が非常に遅れているというそういう評価がございますので、これ実際に観光の関係の業種から言わせますと、どうも秋田はそこがうまくいっていないと。そういうところについて、しっかりやっていきたいと思います。

(幹事社)
 そのほかありますでしょうか。

(記 者)
 人口問題のことに関連してなんですけれども、先日、知事が日本の大きさがアメリカの州と同じぐらいだという、あれは多分道州制のことを意識しておっしゃってたと思うんですけれども、そういった制度を変えるとかそういったことに対して、そもそも道州制について賛成なのか反対なのかとか、そういったことも含めてちょっとお話しいただけますか。

(知 事)
 今のところ道州制の論議が一旦止まっています。ただ、いずれ私どもの方ではないけれども、島根とかああいうところはもう、その話が、道州制とは言わなくても都道府県の枠組みをどうするかという問題が出てきてますので、そういう点からすると、もう少し経てばやはり地方を中心に県の枠組み、これをどうするのかという、例えば県の枠組みは同じであっても、先ほど言ったとおり、共同事務、事務の共同化、そういうことが議論される可能性は大いにあります。
 ですからそこら辺、今、道州制は下火になっていますけれども、道州制というそういう固定した考え方に捉えるかどうかは別にして、いずれ都道府県の枠組みについては、早晩議論に上るんじゃないかと思います。

(記 者)
 そのほか、この件に関してありますでしょうか。なければ自由にご質問の方お願いいたします。

(記 者)
 地上イージスの関係で、先週、国会で新年度の予算が可決成立しまして、イージス関連の7億円という予算も可決されたと。審議を通して秋田という話が出るのかなというふうなところもあったかと思うんですが、終盤、森友のあれで出てこなかったということになっていますが、知事自身、国会審議をどういうふうにご覧になっていたかというところについて一言お願いします。

(知 事)
 大分ガードが堅くて、色々な面で私どもの方、国会議員を通じて話を、配備地について色々なことについて、国会議員の情報等をどうなのかという。ただ、現実の問題として全くまだ決まってないと。実は、片方のレーダーの方は、もう研究に入って、検討に入っているという。
 あと、実際にアメリカとの交渉も進んでいるようですけれども、ただ、私、これどう、かなり、場合によっては国の方で今、北朝鮮情勢、あのとおりでもありますし、そこら辺の見通しもございますし、また、SM-3ブロック2Aが、まだ3発のうち2発しか成功していないと、この再実験、この予定もあるようですから、そこら辺を踏まえて、もう少し(時間が)かかるのかなと。実際に話が、どこであろうが配備予定地の調査については。
 ただ、この話をもう少し詳しく調べてみると、相当前、平成25年あたりに地上イージスを日本国内に配備したらどうかという検討は防衛庁でやっているんです。ということは、その時点から机の上、あるいは、いわゆる現地でなくて地図上で大分、あの調査、予備調査やっているのではないかと思う。例えば、あそこの場所でも、現に自衛隊の国有地で練習場、演習場ですから、あの場所のある程度のことは、別にイージスのためでなくても分かると思うんです。
 ですから、そこら辺実地の調査について、どうも、なかなか出てこないと。ですから、我々も、ただどこを、秋田という予想はありますけれども、全くその国会で議論もないのに我々の方から行く、2回も行っておりますけれども、まだ決まっていませんと。
 逆に誘致する立場でございませんので、そのアクションもしようもないと。ただ、我々が今やっていることは、もし調査についてのあの要請、あるいはそういう接触が来たら、どのようなことについてちゃんと確認するか。県民の不安も含めて。この準備、どういうことが我々行政として確認が必要なのか。どこまでの確認が必要なのか。どういうことであれば、個別ごとにある程度の評価をするのか。ここら辺を、我々の自身で今やっているところです。
 ですから、ある程度いつ来ても、しっかりした相当細かい確認をするための準備、これは今も準備を進めているという状況です。

(記 者)
 分かりました。そうすると、先ほどおっしゃっておりましたけれども、SM-3ブロック2Aとか、まだ何を搭載するかがまだはっきりしないので、その地元への説明、調査に入るのも、知事のご感想としては少し時間がかかる、まあ今月、再来月というとこではなくてもうちょっと。

(知 事)
 かなりかかるのでは。あの、来年参議院議員選挙でしょう。4月に統一地方選挙あるでしょ。こういう政治日程、あるいは安倍さんのあの問題。下手すれば解散もあるかもしれない。ですから、国の政治日程の関係で、これが非常に、例えば秋田県とか、山口県とか保守系の強いところで、これが反旗が出てくると、逆に言えば自民党は全国について非常にマイナスの効果がある。ですから、時期を見ているのかなという。穿った見方をすると、そういうこともあり得るのかなという。ただ分かりません。明日来るかもしれませんから。ですから、いつ来てもいいように相当細かい質問事項等については準備をしています。

(記 者)
 はい、分かりました。

(幹事社)
 はい、そろそろお時間がやってまいったようですが、どうしてもこれだけはというのがなければ終了いたします。いいですね。はい、ではありがとうございました。

(知 事)
 はい、今年度もよろしくひとつ。

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