平成30年1月29日知事記者会見

2018年01月30日 | コンテンツ番号 31005

 ●知事発表
  なし

●幹事社質問
 (1)平成30年度 当初予算の編成について 

●その他質問
 (1)由利工業高等学校野球部の選抜高校野球大会への出場について
 (2)豪風関の初場所負け越しについて
 (3)インバウンドについて
 (4)サッカースタジアム整備について
 (5)イージス・アショアについて
 (6)JA秋田おばこの未収金問題について
 (7)県北の高校におけるいじめ問題について


 (幹事社)
 今月幹事社の秋田魁新報です。
 知事からの発表事項はないということですが、お話があるということでお願いします。

(知 事)
 既に、昨日のニュース等で流れてございますが、男鹿水族館GAOのホッキョクグマのクルミが亡くなりました。昨日の朝、報告を受けたところです。朝の8時45分に死亡が確認されたということでございます。年齢は21歳。21歳というと、ホッキョクグマの寿命が25、6歳ということですので、かなり高齢にあたるのかなと思います。
 水族館のお話によれば、昨年の7月下旬から少し体調を崩すようなことがあって、近々その健康状態について詳しく調査をするということにしていた矢先の出来事というように伺っております。
 クルミは、国内におけるホッキョクグマの繁殖を目的に、平成23年4月27日に釧路市の動物園から雄の豪太の花嫁としてGAOにやってきました。平成24年12月には待望の子熊ミルクを出産し、大変な話題となっております。
 GAOでは、その後も毎年、豪太との間でペアリングを試みてまいりましたが、第2子の妊娠・出産をということには至らなくて残念でございました。そういう中で大変皆様から広く愛され、男鹿地域はもとより、本県の観光振興にも大変な貢献をしてもらったクルミに対し、心から哀悼の意を表したいと思います。
 特にこのクルミの秋田へのお嫁入りにあたっては、私が知事になって間もなく、こういうプロジェクトを聞いて、当時の釧路県人会の前釧路市議会の議長さんや日本製紙工場の工場長が秋田の工場にもいたことがあったという、また当時、釧路市長とは市長会の仲間でございましたので、私が直接行って色々と交渉をして、そういうことに至ったということで、私もこのクルミを秋田に呼ぶのに、直接関わったわけでございますので、大変残念な思いをしてございます。いずれ天国で幸せに暮らしてもらうように祈っております。以上です。


(幹事社)
 ありがとうございます。この件に関して何か質問ある社ありますか。
 特にないようですので、幹事社質問に移らせていただきます。
 新年度の予算査定が最終盤を迎えていることと思いますけれども、どういったカラーを打ち出したいかということ、特に力を入れたい事業等があれば教えてください。

(知 事)
 まず財政状況ですが、ご承知のとおり昨年の水害等で、大分基金の方も取り崩しを行ってございます。また、人口減少、特に子供の数が少なくなりますと教育関係の交付税の関係で(人口が)減った分、地方交付税の減額、これは仕方のないことですけれども、そのほかに個人住民税はある程度いい線をいっておりますが、秋田の場合には金融機関からの法人に関係する税が大変多いですけれども、それが低金利という関係で、金融機関の方が、現年度29年度から利益の方が大分圧縮されております。
そういうことで、30年度も特に秋田の場合には金融機関の納税額が大きいものですから、そこはあまり見込めないと。ですから、かなりそこは苦しいということで、全体的に一般財源は相当厳しい状況であります。
 ただ、そういう中でも、いずれ新しい第3期あきたふるさと元気創造プランの「移住・定住関係」、あるいは「産業振興」、また、新しい時代のICT、IoTという第4次産業革命に向けた様々な分野での足掛り、あるいは子育て政策について、これはいずれ国の方の制度がまた来年から新しくなりますけれども、県単で措置するものについて少し充実をしてあります。
 そういうことで、いずれかなり厳しい歳入状況ですけれども、ひと通りの予算が組めたのかなと。
最終的に、この後、計数のチェック、また、幾つか中身についてまだ議論が必要なものもございますので、最終的なまとまりは、まだ今週いっぱいぐらいかかります。  この後の記者会見では、かなり概略をお話できると思いますが、ただ、実は逆に今度は、民間の方の景気がかなりいいようです。特に製造業、こちらの方がEVの関係、電子産業を含めてICT、IoTもありますので、EV関係、軒並これから増産体制、あるいは設備投資があります。
 ただ、かつてリーマンショックの後には中小企業対策ということでかなりの資金需要があったのですけれども、金融機関の低金利もありまして、かなり民間の資金需要がほとんどないと。ですから、予算的にも、リーマンショックの直後にあった1千億円近い県単融資が、ほとんど出てません。実績段階でも、3分の1、4分の1という状況です。
 ですから、その分の金額が圧縮されます。全体の予算額の中でかなり制度資金の部分で、貸し出しの需要がありませんので、この分が少なくなりますけれども、事業そのものはそう極端に少なくなるということはありません。
逆に災害復旧を含めて、あるいは都市基盤整備、農業、こういうところはかなり積極的に、また災害復旧事業については、必ず必要となりますので、短期間にこれを整備することは、次、いつまた災害の発生の危険性があるかわかりませんので、なるべく早くこれを完了させるということで、災害復旧を含めて公共事業の予算の方はしっかり確保してございます。

 また、農業政策、今、それこそ勢いがついておりますので、米の品種開発はもちろんですけれども、シイタケ、あるいは他の作物、全県的にメガ団地、あるいはサテライト団地による複合経営の希望が、かなり多くなっております。
特に若い担い手、あるいは農業後継者からの希望がかなりございまして、農業の関係は、まさに今、農家の皆さんもやる気を起こしていますので、この腰を折らないように積極的な予算を組んであります。
 あと、健康関係です。健康寿命日本一に向かっての必要な予算措置等々。災害対策の公共事業、あるいは農業関係、健康関係、この辺がある程度大きな政策方向を見ながらやっているという状況です。

 あと、実は来年、再来年ぐらいから増えますけれども、高等学校の整備が、ちょうど一段落で、今年30年度は、ほとんど設計業務です。ですから、この設計業務ができますと横手高校、金足農業高校、大曲高校、いずれも大規模校の改築が入りますので、いずれ今ちょうど学校の方もピークの時に比べると、7~8分の1の額ですので、これは予算として大きいですから、ピークの時は100億円台の学校の建築費ですが、今年あたりはほとんど10億円台ということで、その辺が今年ちょうど端境期ということですけれども、来年あたりになると、また学校関係(の整備費)が大分増えてきますし、また、県・市連携文化施設も、今年は実施設計、解体くらいですけれども、来年から本格工事が始まりますので、この辺は大分(予算が)増えてきます。
 そういうことで、今年は逆に言えばソフト関係、あるいはそういう一般の公共投資はしっかりやりますけれども、箱もの関係、これが例年より少ないという状況です。
 全体では、昨年の肉付け後の6月補正予算で5,886億円でございましたが、これよりも少し下回るのかなという感じです。まだ計数整理をしていませんので、何十億円か違いますけれども、いずれ昨年よりは下回る見通しです。


(幹事社)
 ありがとうございました。この件に関して質問ある社は、お願いします。
 特にないようですので、フリーで質問ある社あればお願いします。

(記 者)
 先週末、高校野球の由利工業高校が、センバツ21世紀枠に選ばれて、知事からもコメントを別途頂戴しておりましたけれども、改めて直接お言葉の方、よろしくお願いします。

(知 事)
 やはり高校野球にとって、県内から選抜による形で出場出来るということは非常に盛り上ります。また、選抜大会で選ばれた学校は夏の大会で、結構いい成績を残します。、最近では、由利地域から(甲子園に出場する高校が)出ていませんので、しっかり頑張ってほしいと思います。
 21世紀枠での選出は、我々も五分五分かなと思っておりましたけれども、いずれ選手の頑張りでありますので、気後れせずに、しっかり甲子園で活躍してほしいと思います。


(幹事社)
 ほかは。

(記 者)
 2点お尋ねします。まず、昨日終わった大相撲で、豪風関が結構残念な結果だったなと思いますが、知事から何か激励の一言等々あれば。

(知 事)
 お正月の(テレビ広報番組での)対談で、11月場所、負け越しはしましたけれども、後半盛り返して7勝8敗と、そういうことで幕内に残って、また頑張るということで、本人も体調はいいということで、(東京)オリンピックまで続けたいと言っておられました。今回も前半は非常に苦戦をして、後半、ずっと連勝して、私も最後の日、あれ最後の日に勝てば、ぎりぎり(幕内に)残るのかなと。
 ただ、残念ながらああいう状況で、もしかしたら十両落ちという。ただ、私は、体は(今年で)39歳ですけれども、体の不調とか、けがとかそういうことがない限り、精神的には大変強い方ですので、たとえ十両になっても、やはり県内の出身の力士としてしっかり応援していきたいと思いますので、できればあまり引退ということは考えないで、もう一回幕内に上がるぐらいの気持ちで続けていただければというふうに思っています。
豪風がいらっしゃるものだから、秋田県人も相撲の番組が、やはり気になりますし、あの時間帯になればテレビを見ます。横綱戦を見なくても豪風の(取り組み)だけ見るという状況ですので、何とか頑張っていただきたいと思います。


(記 者)
 ありがとうございました。あともう1点ですが、今日出た秋田空港の利用状況の中で、国際チャーター便が、多分開港以来一番人数、便数ともに多いのではないかということであったんですが、その辺について県の政策と絡めていかがでしょうか。

(知 事)
 大分秋田の雪の景色、あるいは春の桜、あとは紅葉シーズン、台湾を含めて認知度が上がっていると思います。ただ、それにプラス冬は韓国で。これはチャーター便を含めてないですけれども、まだ拡張の余地はあるのではないかと。
 ですから、いずれこれからも、今までのルートを含めて新しいルートも何とか開発しながらチャーター便、あるいは今、羽田経由でない成田から、成田経由で地方へというところも出てますので、そういう方面も今探って色々なところと当たっています。
 いずれ、私どものところに入ってる一番大きい中華航空、あるいはエバー航空、遠東航空の3つですから、何処か(1社)に絞れば、チャーター便から定期便という話も出るでしょうけれども、そこら辺は戦略的にやらないと、何処かに絞れば、他の航空会社が来なくなると。ですから、まずはチャーター便で、いくらかでも実績を積むことによって、3社のうちのどちらかが定期便という発想をしていただくということもできますので。
 いずれ3社から言われているのは、秋田からのアウトバウンド、これがやはりある程度(必要)ということで、ですから今、2WAYの秋田から出る、チャーター便の帰りに乗るということもしっかりやってますので、できるだけ新年度の修学旅行、少し増える可能性もあります。
 ですから、今まで韓国に行っていた修学旅行、今の状況で韓国という選択はなかなか難しいので、逆に言えば台湾への修学旅行、こういうものを増やすことによって、ある程度定期便化という話のきっかけ、こういうものが出てくるのかなということで、学校にも働きかけております。


(幹事社)
 ほかに質問のある社は。

(記 者)
 スタジアム問題でお聞きしたいんですが、秋田市長が2月の補正に八橋陸上競技場の改修費用を盛り込むというふう方針を固められているんですが、市長としては改修費10億円ぐらいを見ているという話を公の場でされたんですが、それに対して県として、その10億円という金額の負担をいかが考えてらっしゃるかお聞かせいただけますか。

(知 事)
 いずれ私どもも一定の応援、支援をしようということで、今、秋田市と最終的な詰めをやっています。いずれあそこをサッカーのために必要なものと、一般的に使えるものもありますので、そこら辺、どういう仕分けをするか、県としてサッカー分をどう見るか、そこら辺の細かい計算と理屈づけをしっかり県議会に説明する必要がありますので、最終的にぎりぎりまでこの負担割合、あるいは色々な項目がありますから、これはサッカー専用だと。
 そうしますとどのくらいかかると。サッカー以外にもどんどん使えるとなりますと、一般に利用頻度、例えばあそこの競技場、県で使う場合と秋田市で使う場合、色々な競技がありますので、そういう使用頻度等も考えて、そこら辺一定の割合というのは、合理的な割合がどこら辺ということを今やっています。ですから、最終的に私ども、支援のための予算を何とかこの議会に盛り込みたいということで、そういう方針で今、臨んでいます。

(記 者)
 そのサッカーに関する部分と、そうではない部分でどれぐらい負担するべきか今議論中だというお話があったんですが、ブラウブリッツが使用するための費用というか設備への負担というところでいうと、知事は今どれぐらい負担すべきだと、県としてどれぐらい負担すべきだというふうにお考えでらっしゃいますか。

(知 事)
 まだその金額について、最終的にまとまっていませんので、今、そこら辺は色々な考え方がありますので、いずれ相当な額にはなります。数億円単位には必ずなります。

(記 者)
 その数億円単位というのは、県が負担すべき金額がという意味でしょうか。

(知 事)
 はい。

(記 者)
 はい、わかりました。ありがとうございます。


(記 者)
 イージス・アショアについて1点お伺いいたします。
 以前の会見の際に知事が政府高官とお会いになって、地元に決まれば地元に説明したいというお話を伺ったということでした。
 今、国会で審議されておりまして、補正予算の成立タイミングなのか、あるいは新年度予算の成立タイミングなのかわかりませんけど、知事としてはいつ頃のタイミングで、もし秋田に決まれば、どう説明があるというふうにお考えでしょうか。

(知 事)
 色々聞いてみましても、国会議員の先生方に、まだ地名、どこにという話は、出てないと。そういうことで、例えば今日の、(新聞記事にあった)中谷衆議院議員も地名の話は出てないと。あの段階で私の方が行っても、まだ、場所はこれからだということで。ただ、私自身は、県選出の国会議員に是非委員会構成、あるいはその質問の機会など、色々あると思いますけれども、正式な話でなくても、どこから出た話かわからないけれども、いずれああいう話が(報道で)出ていますので、そこら辺について地元の国会議員として、やはりご質問をなさっていただきたいということで、昨日もある先生、この土日、新年会とか色々な面で、色々な先生方、ほとんどの国会議員の先生とお会いしますので、何とか、まず県選出の先生方に、その土地の問題と、どういうタイミングで地元に何かの情報があるのか、そこら辺、まずこれ国会の話で、私が言っても、これは出てこないんですよ。
 ですから、まずは先生方に聞いてもらって、その情報を私どもにつまびらかに、まずは教えていただきたいと。それによって我々も動き方がありますので、そういうことで今、昨日、一昨日、先生方にかなりお願いをしてはおります。


(記 者)
 県南のJA秋田おばこの米の取引をめぐる問題について、県としての今後の対応も含めて、今、知事からお話いただける部分があるとすれば、ちょっとお願いしたいんですけれども。

(知 事)
 今日また内部の調査の会議があるようですけれども、いずれ近々、一定のまとまりの段階で私のところに報告があるようです。ただ、そういう中身については、まだ細かく説明は受けていませんが、いずれ、実は私もあの地域の友人から佐竹、何となると。かなり私も友人から心配の電話をもらっています。
 私の同級生、同期の半分は農家ですから、そういうことで、それは別にして、いずれ県の方からも2人今出して、内容をしっかり確認するようにと、いずれこれ、全農の本部、あるいは農林水産省、すべて、監督官庁、県も含めて、最終的にどのような善後策になるかということについて我々も把握する必要がございますし、また、これからも、米の主要生産地ですので、やはり県の農業政策にも関係が出てきますので、そういう意味で県としても今職員を2人出して、内容について色々な面から調査をさせているというところです。いずれもう1週間、議会前には説明に、しかるべき人が来るということになっています。


(幹事社)
 あとラスト1問くらいですけども、何かあれば。

(記 者)
 昨年から継続になっています県北部の高等学校のいじめ問題についてなんですが、その後、調査委員会の進捗状況等、今後の見通しがあれば教えていただきたいんですが。

(知 事)
 第1回目の調査をやって、その次の報告はまだ受けていません。ちょっとまだ、私には、途中経過ですので、まだそこまでは来てません。

(記 者)
 今年度中とか結論的にいつ頃っていう目途はあるんでしょうか。

(知 事)
 かなり慎重に、逆に言えば、相手の方と相当情報交換、やり取りをしていますので、弁護士の方も入っていますので、適正にということで、慎重にやっているようです。
 ただ、関係者が散らばっていますので、その関係者から話を聞くにしても、あの当時の学校の先生方もみんな散らばっているし、生徒も散らばっていますので、少し時間はかかるようですけれども、いずれ慎重に中立公正にやるということで、それは聞いてます。
 まだまだ取っかかりの調査が始まった時点ですので、結論めいたことについては、まだないと思います。そういうことで、まだ私のところには、最終報告までは来るのか、あるいは中間報告が来るのか、いずれそこら辺まだという状況であります。

(記 者)
 ありがとうございます。

(幹事社)
 それでは時間ですので、終わります。ありがとうございました。