平年にくらべ、遡上量は「多め」、サイズは「小さめ」

1.遡上量
 米代川支流阿仁川の米内沢頭首工(図1)の魚道を通過するアユの尾数は、6月25日時点で358千尾と、2010年以降、最も多くなりました(表1)。

2.遡上魚のサイズ
 米内沢頭首工の魚道を通過したアユの体長は9.6cm(平年値:12.6cm)と、2010年以降、最も小さい状況でした(図2)。

調査した河川

魚道を通過したアユの数の図です。

魚道を通過したアユの体調グラフです。


3.遡上量と釣れ具合
 常磐川(図3)での投網1回あたりの採捕尾数が多いほど、米代川でのシーズン中の1人あたりの友釣りでの平均釣獲尾数が多くなる傾向があります。

米代川の平均釣果のグラフです。

 なお、米代川支流阿仁川の米内沢頭首工での遡上開始時期が5月31日と、平年にくらべ16日も早いことから、解禁日までの「縄張り」形成期間も長くなるので、「友釣り」で良く釣れるのではと期待されます。