ゆ~き♪ゆ~き♪降~れ♪降~れ♪も~と♪降れ♪

写真:ジュネス栗駒の施設

資源エネルギー課 越中 徹男

昨年の冬は、記録的な豪雪に悩まされ、今年は、これまた、記録的な暖冬で悩まされそうである。真に、地球温暖化の影響によるものと思われるが、地球環境が少しづつ崩壊して行くのを、ヒシヒシと肌で感ずる。

確かに、秋田に居て、雪は除雪や物流面など、経済活動を阻害する悪いイメージを醸し出しているが、私は、この雪は秋田では貴重な資源とも捉えている。

実例として、県内では、ここ数年、雪氷冷熱を活用した施設(冬の間、大量の雪を貯蔵して置き、夏に空調として柔らかい涼しい風として利用。マイナスイオン効果もあるとか?)や、酒造業の世界でも雪中貯蔵するなど、様々な形で雪資源の有効活用が図られている。

写真:ジュネス栗駒の建物 写真:建物内部の雪山と重機
写真)ジュネス栗駒の施設
建物内部に雪が見える。この雪が、夏季の冷風として利用される。

また、本県は四季感溢れる、情緒豊かな気候・自然に恵まれていると言われているが、その立役者のひとつは、冬の雪である。雪の中の温泉、とりわけ雪景色に囲まれた露天風呂の味を知ろうものなら、もう知られざる世界への突入である。私は、今年の正月、初めて海岸部の温泉に宿泊し、露天風呂で雪景色を見ながらのんびり過ごすことを楽しみにしていたが、雪が無くてがっかりした。(せめて夕日だけでも見れればと思ったがそれもダメであった。残念。)

秋田の冬は、雪行事が目白押しである。男鹿の「なまはげ」、横手の「かまくら」、湯沢の「犬っこまつり」、西木の「紙風船上げ」、六郷の「竹うち」、十和田湖の「冬物語」等々、すべて雪がなければ様にならない。もちろん、雪不足は、スキー場にとって、致命傷である。(今年は秋田わか杉国体の年、冬季国体が2月10日から開催されるが、是が非でも雪に降って貰いたい。)

写真:雪行事の様子1 写真:雪行事の様子2

だんだん、本音を言いたいのであるが、私は、山菜採りが大好きである。特に、わらび採りや竹の子採りが大好きである。年に何回か山に行きます。山に登り山菜を採って、汗をかき、自然豊かな山々に囲まれて、涼しい風を肌で感じながら、おにぎりを頬ばり、冷たいものを飲む(飲酒運転はしない。)など、気が癒やされて最高である。大雪の年は、稲作など豊作になると言われ、山菜も川魚(アユ)も豊富と言われているので、そのためにも雪が欲しいのです。

それから、秋田の冬の食べ物として、きりたんぽ鍋、塩汁(しょっつる)鍋、タラ鍋など色々あるが、やっぱり私は、「ハタハタ寿司」や「ナタ漬け(大根をナタで削って漬ける)」が大好きである。特に、ナタ漬けは、冬にスガ子が張っている(氷がうっすら張っている)のが、最高です。(これらの食べ物は、すべて雪が降る寒い環境でないと上手に出来なく、暖冬の今年は商売人の皆さんが泣いています。)

秋田を離れている皆さん、昔の秋田を思い出してください。また、これから定年を迎えようとしている世代の皆さん、秋田を未だよく知らない皆さん、どうですか。私と一緒に、秋田で、楽しい人生を送ることを考えてみては如何でしょうか。

は~やく♪、来~い♪、来~い♪、秋~~田へ♪。

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