平成27年度 方上地区植生浄化施設での水質浄化対策について
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八郎湖湖沼水質保全計画(第2期)では、湖内浄化対策のひとつとして、中央干拓地からの排出負荷量削減のため、大潟村方上地区において、ヨシ等による自然浄化施設の有効利用を図ることにしています。
平成27年度までの取組状況(水質調査結果)について、紹介します。
施設の概要
自然浄化施設は、現地に自生しているヨシを利用するもので、全国事例を基に「湿地法」による「表面流れ方式」を採用しています。
施設への導水は、中央幹線排水路(南部排水機場から約100m地点)から水中ポンプ(φ200mm、出力11kW、吐出量4.0m3/min)2台で取水し、硬質ポリ塩化ビニル管(φ250mm)で吐出水槽まで送水しています。吐出水槽からは、水路を経て各浄化区画へと導水する経路となっています。区画内を通過し浄化された排水は、各区画の放流口に設置した排水桝へ落水し、排水管で既存の排水路に流下する経路となっています。
浄化区画
現在の施設は、平成23~24年度に造成したもので、第2、第3ほ場の2面は田面不陸で、ヨシは原生状態のままです。第1、第4~第6ほ場の4面は地均しによる田面均平を行っており、ヨシは施設造成後に自然発生したものです。
浄化区画の大きさは、1区画 幅60m×長さ113m(A=6,780m2)の矩形6面の構成です。
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水質浄化結果
平成19年度の計画からスタートし、平成20~25年度までは最適条件を検討するための試験を実施し、平成26年度からは、検討した最適条件による「八郎湖の水質浄化対策」として事業実施しています。
- H27年度水質調査結果は、ダウンロードから
- 過年度(H20~H26)調査結果は、ダウンロードから