知事発表事項

なし

幹事社質問事項

  1. 大潟村創立50周年について

その他

  1. 県道西目屋二ツ井線の開通について
  2. 東北電力による再生可能エネルギー買取りの新規契約の中断について
  • 時間 12:59~13:35 
  • 場所 プレゼン室

(幹事社)
 よろしくお願いします。
 まず、知事の方から発表というか、ありますでしょうか。

(知事)
 皇太子殿下が国文祭のオープニングフェスティバルのために御来県になりました。まず始めに、その関係でございます。
 殿下におかれましては、この3日・4日の御日程で第29回国民文化祭あきた2014の開会式への御臨席と、あわせて地方事情の御視察のため、本県を御訪問なされました。
 国文祭では、開会式に御臨席をいただいたほか、「おおいなる秋田」を中心に民俗芸能などを盛り込んだオープニングフェスティバルを御覧いただきました。
 また、横手市の増田伝統的建造物群保存地区や由利本荘市の本海獅子舞番楽、県立美術館を御視察されましたが、増田では、まちなみ保存会の皆さん、本海獅子舞番楽では、その演じた方々にお声をかけていただきまして、また、各施設や沿道での多くの県民の奉迎にも笑顔でお応えをいただきました。殿下の心温まるお人柄が大変印象的でございました。
 各所で奉迎していただいた県民の皆様をはじめ、関係の皆様には心から感謝を申し上げます。

 また、国文祭の方ですけれども、昨日私、湯沢、横手、仙北市と朝からずっと回りましたけれども、昨日も天気にも恵まれまして、県外(の観光客の方々)も含めて大変な賑わいでした。 
 湯沢のうどんエキスポは、4回目ですけれども、今までないくらい全く違うレベルの人出ということで、また、横手のふるさと村も久々に入場(するため)に並ばなければならないという、大変嬉しい結果ということで、何となく県内全域がお祭りムードということで、県民の皆さんそれぞれ役割分担というんですか、いろんな演目、あるいは種別がございますので、大変多くの県民の皆さんに参加をいただいておりますし、また、それを楽しみに県民の皆さんが、この際、各地を回っていただきまして、改めて自らの地域の文化水準、あるいは新しい発見をなさっているんじゃないかと思います。
 併せて、これから様々な全国レベルのネットワークの中でのイベントもございますし、県外からもお客様がたくさんお見えになると思います。是非とも、“おもてなしの心”で秋田の印象をよくしていただきまして、いろんな面でこれからの交流人口の拡大に結びつけばということで、この1ヵ月間、まずはみんなで頑張ろうということではないかと思います。
 ということで、私からは以上です。

(幹事社)
 ありがとうございました。
 知事発表事項について、何か質問のある社はいますでしょうか。

(記者)
 2日間、殿下に同行されて、何か印象に残ったことはございますでしょうか。

(知事)
 殿下におかれましては、御丁寧に県民の皆さんの奉迎にお応えをいただきました、大変お優しく。それから、やはり天気もよかったせいか、沿道の人出が非常に多かったという印象があります。私も市長時代から十数年、いろんな皇族の御来県にはそれぞれ同行してございますけれども、今回非常に県民の皆さんの、というのは国文祭の関係かなと思います、単一のイベントだと、一般の方が関係ないイベントだと、どうしてもそれ以外の方はあまりピンとこないですけれども、今回は(国民)文化祭ということで全県がある意味では盛り上がっている時期に殿下の御来県でございますので、そういう意味もあって多くの皆さんが沿道でお迎えしたのではないかと。
 また、殿下は度々おいでになっておられますけれども、非常に御記憶のよい方で、昔の訪れたことについて御記憶されていますので、その関係での御質問等がございまして、こちらの方で一瞬慌てることがあったようなこともございます。
 ただ、非常に秋田のことについて御理解をいただいておりまして、いろいろな面でお励ましをいただいたということでありがたく思っています。

(記者)
 その御記憶というのは、どういうものでしょうか。

(知事)
 例えば、3日の記者会見でもお話しましたけれども、前に脳血管研究センターを御訪問なさったことがあるようでございます、かなり前ですね。そのときに、県民病である脳疾患について塩分を控えるということで、減塩運動を進めているということを、多分そのときに御説明申し上げたと思います。それで、その減塩運動は今でも続けられていますかということ。あとは、その成果がどのように出ていますかという、そういう御質問もあって、私もその当事者でありまして、まさかそれは言えませんので、消化器系のがんの関係も塩分の過多というものもありますので、そういうことで今も様々な形で食生活改善を働きかけているということ。また、脳研の様々な成果が出て、そういう意味では少しずつでも脳疾患については減っているという、ただ、これも高齢化の関係で益々これからも力を入れていかなきゃならないということを御説明いたしました。
 あとこれ余りこれ以上言うと駄目ですけれども、秋田のお酒だとか果物、こういうことも御訪問の度に御説明し、新しい情報を殿下に御提供申し上げておりますので、そういう中で何番何番のお酒ですね、ああいう話も、会話の中であったと思います。
 あと御獄山の関係もございまして、秋田の活火山の関係についてお話をいただきまして、御自分も鳥海山と焼山のことはお話をされてございました。
 あと、雪の問題ですね。果物の関係でのお話のときに、ここ数年、大雪で大変な被害(がでている)ことについて御心配をなさってございました。

(記者)
 すいません、秋田の火山は大丈夫ですかというふうな(ご発言でしたでしょうか)。

(知事)
 秋田(の火山)は幾つあるかということで、4つとお答えしまして、そういうことでこれからもしっかり対策というんですか、これは秋田だけの問題だけじゃなくて、御自分も山へ登られる方ですので、非常に御獄山の関係について御心配をなさっていたと思います。そういう感じの会話がございました。

(幹事社)
 ほかにありますでしょうか。

(記者)
 国文祭の件でお伺いします。先ほど大変な賑わいだとお伺いしました。以前も同様のことをお伺いしたんですけれども、国文祭の成否、こうなれば成功だったなとか、何か基準、人出とか、もしくはもっと抽象的な部分とか、どのようなことをもって成功に導いていきたいと思っていらっしゃいますでしょうか。

(知事)
 これは、単に経済的な面だけじゃなくて、国文祭の「発見×創造 もうひとつの秋田」というのは、県民の皆さん自らが秋田の様々な文化的なものについて、意外と自らのこと以外は知らないことがございます。是非ともこの際、様々なところに足を運んで、さらに県民の皆さんが自らそういう新しい発見をしていただいて、それを明日の活力につなげていきたいということでやっていますので、そこら辺はなかなかその計数的に出てまいりません。

 あともう一つは、いわゆる県内流動も含め、100万人程度という目標にしていますので、こういう点がどうなるのか、そこら辺でしょう。やっぱり知名度の高いものに集まります。また、キャパシティーもございますので、今回のうどんのエキスポはあれほど人が集まるとは思いませんでした。湯沢のあのまちが、道路がもうビシビシです。私の顔がわかる人は大体県内の人。ボーッと見ていく人は県外の人です。結構多いですね、昨日も山形から相当来ていたような感じがします。
 あと、ふるさと村(近代美術館)の企画展が、昨日は後三年の役の絵巻物と私の好きな猫です。あそこの社長に聞いたら、珍しく満員だという話で、いつも満員だといいんですけれど、そういうことでした。

 また、若干やっぱり観光地のバランス、位置付けで県南と秋田市がどうしても多いです。やはりそういう通常からのイベントをうまく運営する力というのは、県南が非常に強いです。ですから県北の方にも頑張ってもらいたいと思いますけれども、来週はきりたんぽ(まつり)がありますし。そこら辺が若干偏りはどうしてもあるのかなという。
 あと、小坂町も今いろんな面でこれから大きなものをやりますので、何とかバランスよく、県内全域でいつも以上に賑わってほしいというのが希望でございます。

(記者)
 ありがとうございました。

(幹事社)
 そのほか、いかがでしょうか。
 ないようですので、幹事社質問に移ります。

 今月1日に大潟村が創立50周年になりました。創立当時からいろいろ減反の問題とか、今はその人口減少の中で県内では唯一人口が減らない村として全国から注目を集めるなどしていますけれども、50周年について、知事はどのように感じていらっしゃいますか。

(知事)
 まず、大潟村の創立が1964年(昭和39年)、それで42年に第1次入植、それから53年まで10年間、11年間ですか、続いたわけです。それで45年が米の生産調整の開始ということで、いずれ村も53年で入植45年というと、ちょうど盛りの時期に減反ということで、日本農政に翻弄されるというんですか、そういう非常に激動の中でこの村が生まれたわけでございます。減反政策に伴ういろいろな問題が生じて、当時生産調整のペナルティーということがあったわけでございまして、それが22年産米の配分で、ようやくこれが終わったということでございます。
 そういうことで、現在は、そういうかつての減反をめぐる争いというか、そういうものは全くなく、ほかの地域と同じ農政の中で、これが営まれております。
 規模が大きいこと、さらに入植に当たって意欲のある農家の方がテストを経て入っていますので、そういう意味では農業のプロの方が多いということで、ある意味では日本の農業の一つの、その全国に通ずるモデルではないですけれども、本来こうあればというモデルの農村の姿は、現在でもあるんじゃないかと思います。土地形態からして、すべての日本の農村があのようにはなれるという訳ではありませんけれども、やはり日本農業の象徴的な意味合いを持った村ではないかと思います。
 ということは、結局あの大潟村の農業で、もし成り立たないとすると、これはすべて日本全国が成り立ちませんので、そういう意味でこれからの頑張りを、また期待をいたしてございます。

 ただ、今回の米の値下がり、これが需給調整となって、一時的なものかどうかまだ見通すことはできませんけれども、現在の値段では大潟村でさえこれはなかなか大変だということで、必ずしも大潟村は非常に規模が大きくて、これからもほかのところとは違って健全にという、安泰だということにもならないわけでございまして、今大潟村でもこれに対応するために品目の転換、あるいは品種転換、様々にやっておるわけでございます。
 そういう意味で、これから我々としても、やはりこの大潟、秋田の農業の一つの代名詞でもございますので、そういう形で村とも連携を取りながら、大潟村そのものが、日本のトップとして維持していくというのも、県としてもそれは大切なことだなと思っています。
 いずれいろんな特殊な例がございますけれども、大潟村の方々は、積極的で、農業のみならず、それを売るためのいろんな戦略、さらには加工のバリエーション、こういうものも非常に長けているというんですか、経験のある方が多いものですから、これを秋田県農業全体にどう位置付けて、県全体の農業を盛り上げていくかということ、その先頭に立つのも、またある意味では大潟村でございますので、そういうことで減反までのいろんないきさつはいきさつとしても、何とか頑張ってもらいたいし、私もそういう意味で、今では減反(政策)をその当時守らなかった方々とも積極的に情報交換はしているところでございます。

(幹事社)
 この件に関して質問のある社は、いますでしょうか。
 それでは、ないようですので、各社自由に質問をお願いします。

(記者)
 よろしくお願いします。
 10日に全面開通する県道西目屋二ツ井線のことでお伺いします。
 去年は白神山地世界登録遺産20周年だったにもかかわらず、地元観光は大打撃を受けました。改めて今年、開通するということで、知事が思う白神観光に対する期待ということを教えていただきたいのと、あと、また台風とか激しい雨が降れば、のり面崩壊するのではないかというその心配の声も地元にはあります。それを受けて今後、何かまた補強工事とかそういうものを予定していたり、検討したりしていることがもしあれば教えてください。

(知事)
 いずれ年を越して来年までかかるかと思いますけれども、完全開通ではないしにしても、片側交通をやりながら通るものですから、何とかこの紅葉シーズンには間に合ったということで、これをいかにPRして、また白神にお客様が戻るように町当局とも地元とも連携しながらやらなきゃならない。
 また、白神というのは、一つの世界自然遺産の象徴的な場所ですので、そういう意味では、一定の観光効果はあるわけです。ただ、次のご質問とも関係がありますけれども、もともとあそこに大規模なスーパー林道を作ろうということでしたが、これがその自然も守るということで、そのスーパー林道をやめて、それをやめたから世界自然遺産になったんです。
 これがなかなか難しいんですね。あの道路を大規模にやりますと、今度はそことの関係がございます。ですから、私は観光というのは大切ですけれども、すべて観光ということでこの自然を観光客に合わせてしまいますと、これは価値がなくなる。ですから、どっちを優先すべきかです。白神、大規模な道路を作ればもしかしたらあれは取り消しになる可能性もなきにしもあらず。今の状態を守りつつ安全にということで、あれをやみくもに車がボンボン入るという状態そのものが、富士山が、専門家から言わせると、あれは失敗だと。人が入り過ぎるのが、もともと自然遺産でないですから、人が来なきゃいいっていうのが自然遺産です。そこの兼ね合いを、道路の問題も、安全確保は必要ですから、やはりある程度一般の、バンバン行き来する道路と同じような概念では私はいけないと思います。だから当然、その危険箇所の修復、そういうものは、適宜やっていかなきゃならないですね。

(記者)
 ありがとうございました。

(記者)
 よろしくお願いいたします。
 東北電力の再生可能エネルギーの契約一時受付中断ということで、事業者の方からは非常に急な話だということで憤りの声が出ている一方で、いずれは予想できた話だという声もあったりするんですけれども、その辺、知事の受け止めはいかがでしょうか。

(知事)
 九州の方なんか特に業者が、千単位でいて、かなり大変なようです。
 ただ、誰が考えてもわかるのは、いずれベース電力の20%以内、あるいは相当ベース電力との調整がいっても、せいぜい30%だろうと。国の受付だとか、ここら辺の問題もあるのかなと。それから、風力と違いまして、当然値段が高いですから、FITが。ですから、何でその太陽光を、ああいうふうに高くしたかと。これは政治的な当時のいろんな兼ね合いが、なきにしもあらず。風力派よりも太陽光派が多かった、当時。いわゆる当時の政府との関係では。
 県有地の一部、あるいは空地を開放してということはやっていますけれども、秋田の地域性もございますので、いずれあの種のものはどうなのか。ただ、これから今動いている風力、どのぐらい本当に持つのか。国産のものと外国産のもの、いろいろありますけれど、そこら辺がどうなのか。それからFITの値段が、どうも投機目的になっている。いわゆる純粋なものでなくて投機目的になって、権利があるけども使わずにという動きが、秋田ではなかったと思いますけれども、全国的にあったような感じがしますし、そういうことでありますので、ここら辺をどう調整するかは電力と国がどう考えるか。国も今、早急に検討をしているようです。
 ただ、いずれ4年後に自由化になりますので、いわゆる系統電力の関係が日本列島すべて入り組みますから、そこで例えば受け入れ可能な電力会社が、全然別の電力会社が出てくる場合もあります。そうすると、これは送電線網によってできる。ただ、地域送電線網の今の国の補助でやっているあれはいいですけれども、基幹送電線網は、あれとはまた別ですね。そうすると、単純な話をしますと、8兆円近い電力料金が、今までと違って電力というのは、ベースのそういうエネルギーというよりも、単純に商品ですから、発電所自身が企業の誘致なんです。
 要するに再生可能エネルギーをたくさん持つところが、いわゆる一般電力もたくさん持てば、これは強いです。そこで調整できますから。東京まで送って、あるいはあっちで調整するよりも、こっちで安定電力にして送った方が、送電線のキャパシティーも計算できますから、そういう意味では今、東北電力の能代が入札ですから、そういうふうになるのかならないかわかりませんけれども、いずれ再生可能エネルギーを持つんだったら、原発以外の既存のベース電源のLNG、むしろ今、石炭、こういうものをいっぱい持ったところがそれを持てるんです。そういう計算になります。
 秋田はそういう意味ではこれからも展望は、風力一番安いですから、FITが。今の政府は風力派。政権交代前は太陽光派、わかるでしょう、この意味。政府の電力の顧問というんですか、そういう企業の形態が、民主党政権のときは完全に太陽光派なんです。今どちらかというと、風力派なんです。ですから、こういうところも読まなきゃならない。

(記者)
 すいません、それで、事業者の方から、要はいずれオーバーするだろうというのは、もう予想できた話で、もっと例えば国であるとか、再エネを導入促進してきた国と県がですね、東北電力側や事業者と、もっと情報交換というんですかね、情報共有するべきだったんではないかというふうな指摘もあるんですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。

(知事)
 東北電力に対しては、国は明日、知事会サイドでこれを、今の状況、そういうことでどうするのかと。ただ、全く権利を持って設備投資してないところがいっぱいあるんですよ。例えば設備投資が途中だとか、こういうところは困るでしょう。設備投資を全くしていないブローカー的なところ、ここをどうするかというのもあるでしょう。ふるい落とすか。 
 ですから、いずれ知事会ベースで国には、これをどういうふうに解決するのか、最終的なベストミックスをどうするのか、これは明日、申し入れることにしています。
 また、東北電力にも、やはり今回の事態、急ですので、いささかいろいろな問題があったろうということで、今後の対応をどうするのか、なるべく早くその方向性を出していただきたいということで申し入れはしています。

(記者)
 国と県の見通しが甘かったんではないかというような声もあるんですけども。

(知事)
 この種のものは、みんな競わせて、それを振り落とすんですよ。これが最後はいい結果。ですから、見通しが甘かったと言えばそうかもしれないけれども、どうかな、私はやれやれと一回も言わなかった、県は。それは計算すればわかりますから。だから、普通に考えれば、こういう状態は必ず出てくる。政府も、系統電力が政府と関係なくやっているかというと、そうでもない。多分政府は黙認ではないかと。今、系統電力でなくてもまだ自由化になっていませんから、相当許認可事項あるでしょう。メガソーラーでは県外ではいわく付きの、何かそういう非常におかしな話が相当あったようです。ここら辺もあるのかなと。ですから、県もそうなんです、県に来る話も。
 風力関係はベースがちゃんとした、誰が見ても、この企業はちゃんと(している)。(太陽光関係は)幽霊会社が、もうひどいですよ、中国系も含めて。まあ余りこれ以上言われない、いろんなルートで、どこにもない幽霊会社、虚偽の会社ですよ。それが堂々と来るんですよ。それで、その県有地を貸してくれと、みんな断った。その種の話が相当あったと思う。 
 ですから、そういう方々が申し込みだけはして、幽霊会社、実態のないもの。いくら調べてもそういう会社が、似た会社の名前があったりして、一字違いで。ですから完全に詐欺ですよ。そういう外国系の詐欺の(会社)はいっぱいあった。そこらは、全部うちの方は見通して、そういうところは全部。
 ですから、そういう面で、その辺が異常に増えてきて、こういう事態になった。国が認めているときに県がやめろやめろって、あえて言う必要もないし、やれやれとも言っていませんから。いずれ整理されるでしょう。

(記者)
 そうすると、FITにやっぱりもともと不備があったということなんですか。

(知事)
 FITが高すぎる。これ、全部こっちへ来るでしょう、消費者に。そして風力(の買い取り価格)が異常に低いんです、22円。あれはちょっとどうなのかなと。風力の方が設備投資もかかって、リスクもあるのに。ですからFITの、下げていますけども、いずれ自然淘汰的に均されるのかな。風力は県でもそういうところを見越してやっていますので、それでいて風力の場合は非常に時間もかかるし、設備投資も必要ですから、やはりいい加減な計画ではできないです。ただ、県内でこれまで太陽光をやってくれているところは、これみんなちゃんとしたところでございますので、そういうところでは心配しています。県内の企業で、ちゃんとした計画があるところについては、何とかフォローできたらと思っています。

(資源エネルギー産業課長)
 すいません、ただいまのご発言の中で、明日、知事会として国に要望というご発言あったんですが・・・。

(知事)
 ああ、知事会と同じなんだ。知事会的な、自然エネルギー協議会として(要望します)。これ36道府県が入っています。
 ですから、知事会そのものじゃないですけどね、大半の知事が入っていうこと。

(幹事社)
 そのほかいかがでしょうか。
 では、時間になりましたので、ありがとうございました。

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