●知事発表
 (1)新型コロナウイルス感染症に係る診療等のお願い

●幹事社質問
 (1)9月補正予算案について

●その他質問
 (1)大雨被害を受けた能代市特産のネギへの支援について
 (2)安倍元首相の国葬について
 (3)大雨被害を受けたローカル線の復旧について
 (4)新型コロナウイルス感染者の死亡例の公表について
 (5)金足農業高校の秋季高校野球県大会の出場辞退について
 (6)比内地鶏を巡る知事の発言について
 (7)旧能代西高校跡地の活用について 


 (幹事社)
 今月幹事社の時事通信社です。

(知 事)
 はい。
 
(幹事社)
 よろしくお願いします。
 知事からメッセージがあるとのことなので、お願いいたします。
 
(知 事)
 はい。
 新型コロナウイルス感染症に係る診療等のお願いでございます。
 新型コロナウイルスが感染拡大する中で、医療提供体制が大変ひっ迫しております。診療や自宅療養について、改めて県民の皆さんにお願いを申し上げます。
 まず最初に、新型コロナウイルス感染症対策に従事する人々への応援でございます。
 新規感染者の増加に伴って、医療機関を受診する方が急増してございます。いろんな医療機関では、新型コロナウイルス感染症以外の診療も行うため、多くの患者の診療に当たっております。また、相談機関への問い合わせも大変多くなっております。
 そのような中で、医療従事者や新型コロナウイルス感染症対策に従事する方々は、高い使命感を持って日々業務に真摯に取り組んでいただいております。今、様々に回線数を増やすなどして、その改善を図ってございますが、電話がつながらないような状況など、ご要望に満足に応えられない場合もあるとは思いますが、大切な人の健康を守る医療従事者の方々へ対して、温かい気持ちで接していただけますように、何とぞよろしくお願いを申し上げます。
 次に、自宅で安心して療養するために、発熱等の症状が出た場合の備えとして、あらかじめ常備薬を準備しておくほか、食料品等の備蓄も一定程度しておくことをお願いいたします。
 特に症状が軽い場合など急を要する症状でない場合や、65歳未満で基礎疾患がない方は、慌てて受診せず、常備薬を内服するなどして、限られた医療従事者で対応している休日や夜間を避け、平日の日中にかかりつけ医等の医療機関に連絡をしていただきたいと思います。
 また、自宅療養中は、マイハーシス、これは新型コロナウイルス感染症の入力システムでありますが、その入力や、毎日決まった時間の自動音声による電話への回答のほか、秋田県健康フォローアップセンターによる電話対応により、健康観察を行っております。詳しくは、自宅療養することになった際に配付します「自宅療養のしおり」をご覧いただきたいと思います。
 また、国で現在、全数把握を見直す方針を示しておりますが、県においても新型コロナウイルス感染症対策の強化を図るため、自宅療養のための休日・夜間の対応として、新たに医療相談や電話診療、症状が悪化した場合に受診可能な医療機関を紹介するなどの体制を鋭意、現在整えております。
 なお、これまで実施してきた自宅療養者給付金事業は、9月15日までに新型コロナウイルス感染症と診断され、かつ保健所から自宅療養と指示された方の分をもって終了することにいたします。
 ただいま申し上げましたことは、9月6日掲載の新聞広告にも詳細を掲載する予定でありますので、ぜひご覧いただきたいと思います。
 私からは以上です。
 
(幹事社)
 この件に関してご質問ございますでしょうか。
 なければ、幹事社質問に移ります。
 9月補正予算案が内示されましたが、今回の予算案の特徴ですとか、重点的に配分された部分ですとかお願いいたします。
 
(知 事)
 はい。
 今日、県議会に9月補正予算の概要を内示いたしました。今回の補正予算案は、8月の大雨による被害対策のほかに、新型コロナウイルス感染症や原油価格・物価高騰への対応のほか、新プランに基づく事業など、総額で218億7,223万円を計上しております。
 このうち、大雨による被害対策について、道路や河川などの復旧事業を行うとともに、農業経営の再建に向け、農地や農業施設等の復旧を支援するほか、内陸線の復旧に沿線市と連携し、助成してまいります。
 コロナ感染症への対応については、入院患者の増加に対応する医療機関への支援の継続、感染回復後の患者の転院を受け入れる後方支援医療機関の体制整備など、医療提供体制の充実・強化を図ってまいります。
 また、国の全数把握見直しを踏まえ、新たな相談体制の整備を図るほか、可能なものについては保健所の業務の外部委託を行い、より重症化リスクの高い方に全力で当たれるような体制を構築するとともに、クラスター感染が大変、今、多く見られております保育所等のエアロゾル感染に対する対策に助成していくことにしております。
 原油価格・物価高騰への対応については、低所得世帯やバス・タクシー事業者への支援のほか、社会福祉施設や中小企業等が行う省エネルギー化のための整備等について助成してまいります。
 新プランに基づく事業については、県内において、このコロナ禍において自殺者数の増加傾向があります。相談機関窓口の周知等を図るほか、新複合化相談施設の相談業務のデジタル化を進めてまいります。
 感染拡大が進む中で、引き続き感染拡大防止策の徹底と医療提供体制の確保に努めるとともに、燃料価格や物価高騰の状況についても、引き続き注視し、対応していきたいと思っております。
 そういうことで、大雨被害(対策)、あとは感染症対策、原油価格・物価高騰(対策)、この3点が柱でございます。
 
(幹事社)
 ありがとうございました。この件に関してご質問ございますでしょうか。
 
(記 者)
 災害復旧、大きくて100億弱、95億円ぐらい計上されてますけれども、これはこれで一段落というような形なのか、また今後もさらに検討していくようなものなのか、そのあたりいかがでしょうか。
 
(知 事)
 まず一段落ですが、この後、災害査定によって、どのぐらい影響があるか。まだ増加傾向もありますんで、災害査定をしっかりやって、最終的に、最終版が出てきます。災害査定の経費も今計上してますんで、その結果によって、最終的には大分違ってくる場合もあります。
 
(幹事社)
 なければ、そのほかのご質問。
 
(記 者)
 農業の関係なんですけれども、能代市ではこの夏、ネギ、非常に軟腐病とかの被害が多いんですけれども、これ雨の被害、雨の影響大きいんではないかと思うんですが、具体的な支援としてはどのように考えていらっしゃいますか。
 
(知 事)
 ほ場等の整備はまだ。農業施設の今復旧ということで、ルールがあります。また、営農支援として、いろんな無利子融資、あるいは、市の方でも(支援策を)考えてますんで、(その)メニューの中で対応していきたいと思います。
 
(記 者)
 今月行われる安倍首相の国葬に関して改めて伺いたいんですが、先月の会見のときは、県民への弔意を求めないっていう方針、通達がなければだったと思うんですけど、この姿勢はお変わりないですか。
 
(知 事)
 まだ国から通知がないんですが、通知の中でも、県民へのね意表明をどう扱うかまだ分かりませんが、私どもとしては、ここら辺の問題は、個人の自由でありますんで、行政機関として、例えば半旗をやることはあり得ますが、教育機関とか、いろんな機関に対し、これをあえて求めることはないと思います。
また、当然、市町村に対し(周知の依頼の)通知がありましたら、これはそのまま市町村に伝達します。
 
(記 者)
 もし仮に知事に対して国葬へのご案内というか招待が届いた場合、ご出席は。
 
(知 事)
 はい。もう、知事会に対して知事の出席案内が来てます。で、私は、国葬の是非、大分意見が分かれますが、一旦国がそういう決定をした場合については、国葬でなくても、例えば要人の葬儀には出席してることもありますんで、儀礼として、地方自治体のトップとして、これは応ずるということで、大半の知事さん方はそう思ってんじゃないかと思います。
 
(記 者)
 すいません、またこれ最後に一つなんですけど、国葬にする理由に関して、ちょっとまだ分からないっていうようなお話、前回おっしゃってたと思いますけど、今、納得されてらっしゃいますか。
 
(知 事)
 この国葬について、非常に意見が分かれるということは、これから総理が実際に自分の口から説明するということですが、今のルールの中で、国葬というものがはっきり法的な根拠がないもんですから、この機会にそういうことをしっかり決めた方が混乱がないんじゃないかなと思います。また、そうでないと、我々の対応が非常にしにくいですから。国葬というものについて、果たしてどうなのかという若干の思いはありますが、ただ、いずれそういうふうに国が決定しますと、儀礼として私は出席を予定してます。
 
(記 者)
 災害復旧に関連して2点お尋ねします。ローカル線の復旧に関してなんですが、一つは、先日、JR東の秋田支社長が復旧の見通しとして、奥羽本線は2、3カ月、それから五能線と花輪線は1年以上かかるのではないかという見通しを表明されてたんですが、知事にお尋ねしたいのは2点ありまして、1点目は、まずその復旧に数カ月、または1年以上かかるというような見通しに対して、県民への影響をどう見ていらっしゃるのかっていうのが1点目。もう一つが、知事としては、時間がかかってでもいいから鉄道路線、鉄路の復旧が望ましいと考えていらっしゃるのか。それとも、早期に復旧をさせるならば、例えばバス路線などへの転換などもかまわないのではないか。どういうふうに見ていらっしゃるのか。その2点をお聞かせください。
 
(知 事)
 通勤、通学に若干の影響はあります。で、あと、奥羽本線は本線ですんで、区間は相当乗車密度が低くても、全体として、全部通って本線ですんで、なるべく早く、県民の利便性のためにあれを復旧してほしいというのは、正直な思いです。
 この後、ローカル線の問題がどうなるか分かりませんが、今直ちにあれをやめてバス(に転換する)というのは、またバスの方のルール、あるいは、ほかのローカル線にも影響しますんで、今のところしっかり復旧して、この後のことは全体的な問題として、国(の考え)も踏まえて、相当な議論の上に結論を出すべきと思ってます。
 
(記 者)
 はい、ありがとうございます。
 
(記 者)
 今の話に関連して、全体的にというのは、秋田県全体的にということなのか、国全体的にローカル線でという話なのか。
 
(知 事)
 国全体です。部分的にやっても、差がありますと困りますんで、全体のルール、あるいは、国がどういうスキームを作るか。個別に自治体がこれに良い悪いを言っても、全体の問題ですから、やはりこれは相当大きな問題で、転換するにしても、準備、費用負担、利便性のメリット・デメリット、相当検証した上でないと、そう簡単にこれをやめるというわけにはいかないんじゃないかなと思います。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 
(記 者)
 知事なのか担当の部局の方か、ちょっと分かりませんけども、今日から県のコロナの公表内容、死亡例のところの発表について、変更があるということを聞いています。ご家族、ご遺族の同意をやめるということなんですが、となると、これまで発表してない部分が発表されるというふうな理解でいいのでしょうか。するのであれば、どのぐらい数が増えるのか、分かれば教えていただきたいなと思います。
 
(健康福祉部長)
 おっしゃるとおり、これまで同意を取って発表していたところなんですけれども、今回、同意を取らずにということで公表させていただきます。これまで公表していなかった分がありますので、それは本日まとめて公表させていただきたいと考えております。
 
(記 者)
 すいません、続けて。それは相当数あるというふうな理解でいいんですか。
 
(知 事)
 一定程度あります。ただ、何百人とか、そうはならないです。ほかの県と比べて、特に大きいという数字ではないです。
 
(記 者)
 すいません、続けてちょっと別件なんですけども、高校野球の件でお聞きしたいことがあります。金足農業高校が秋の大会の出場を辞退しました。一部報道では、その部内での暴力行為があったというふうに聞いています。今のところ高校、高野連から正式なコメントはないんですけれども、県立高校での出来事ですので、知事として何か受け止めがあれば教えていただきたいなと思います。
 
(知 事)
 まだ内容を教育委員会から全て聞いているわけでないですが、やっぱり金農の前の経緯からして、残念かなと。他の県でも、スポーツチームでそういう行為があって、名門校が出場停止ということは実際にありますんで、ぜひこの際に、スポーツのクラブ活動の在り方も含めて、健全になってほしいなと思ってます。特に金足農業ですから、残念だなと思っています。
 
(記 者)
 他県、山形、それから兵庫では、もう既に内容がある程度学校側とかから話が出てるんですが、金足に関しては話が全く出てなくて、この辺のその説明責任というところについてはどういうふうにお考えですか。
 
(知 事)
 教育委員会からまだ報告が私のところに来てません。いずれ来ると思います。プライバシーは尊重しながらも、内容について一定程度公表するというのは当然でないかなと思います。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 
(記 者)
 知事、昨日、ここ数日もいろいろ動きがありましたけれども、今日の県政協議会でも比内地鶏を巡る知事の発言について、比較的知事に対して応援的であるはずの自民党会派から批判の声が出ました。知事、改めて、昨日すいません、謝罪されたということなんですが、ちょっとその事実関係のご説明いただきたいのと、今日のその県政協議会で工藤さんからの指摘の中では、知事の言い方の問題というのと別に、そもそも県の畜産試験場などできちんとその品種改良など、そういったことをまずやるのが本来じゃないのかと、ああいう発言をされるのであればという指摘があったと思います。なので、ちょっと知事、その発言の仕方とか言い方っていうことは反省されたとおっしゃっているんですけども、ご自身のそのリーダーとして、やるべきことがあるのであれば、そこをやるお考えがあるのかどうか、そこも明確に伺いたいんですが。
 
(知 事)
 まず、今のところ、地元の非常に重要な問題で、今のあの比内地鶏をどこまでも守っていくという考えの方もいらっしゃるようで、そういう中で、どうするかによっては、産地の方の合意が必要です。うちの方で、今までも様々研究してます。昨日は、真意を伺いたいということで来られたわけなんですが、それに真摯に謝罪をした上で、私はあの時、他の県に負けないように、バリエーションも増やした方がいいんじゃないかと(考えていた)。ただ、これは、私の方だけで決める問題でなくて、地元の産地がどう思っているか。もし、そういう方向でバリエーションを増やすという方向に賛同を得られれば、うちの方の畜産試験場も含めて、全力で、全面的にバックアップしながら、当然できたものの販売戦略を、今まで秋田牛に相当力を入れてきましたんで、またそういうふうに、秋田牛の第2弾のようにやっていきたいということは、お伝えしています。
 
(記 者)
 そうしますと、その生産者側の意向を確認しながら、同意を得られれば新たな品種改良を畜産試験場の方で進めていきたい、そういうご趣旨で、理解でいいですか。
 
(知 事)
 はい。
 
(記 者)
 あとすいません、別件ですが、コロナの方で、総合窓口の設置ということを、緊急対策で打ち出されました。これ2億円付いていると思うんですけども、これ、いろいろな不安を解消するために、その全数把握の対象から漏れる人への対応ということだと思うんですが、ちょっと一言ご説明いただければ有り難いです。
 
(知 事)
 まず、相談の窓口の回線が少ないですが、これをまず増やすと。また、相談を受ける人も非常に錯そうしますんで。そこら辺をちょっと部長から。
 
(健康福祉部長)
 まず、今までは受診案内などを看護師が行っていたんですけれども、今後、全数把握が見直されることによって、感染者かどうかということもありますし、あとは相談の内容も必ずしも看護師でなくても答えられるような一般的な内容も含まれます。そのような相談が多くなった中で、現在の回線数であると足りないということから回線数の増加と、あとは本当に看護師でなければ答えられないようなものは、看護師にうまくつなげられるような体制を構築するための新たな窓口となっております。
 
(記 者)
 何か、いわゆるテレホンセンターみたいな、そういうイメージですかね。電話。
 
(健康福祉部長)
 何でも一元的に受けるような窓口というイメージとなっております。
 
(記 者)
 よくあれですか、電話をいっぱいある、そういう企業ありまして、そういうところに外注するんですか。
 
(健康福祉部長)
 この回線の窓口自体は、委託を考えております。
 
(記 者)
 あとすいません、また別件で恐縮です。先程の国葬の問題ですが、安倍さんの。知事、税金の投入ということに関しては、これは国民、さっき知事ご自身おっしゃったように、非常に賛否両論が出ていて、最近の世論調査などでかなり批判の声も高まっていると。旧統一教会の問題ありますので。そうした中で、知事、改めてこの税金投入、そして場合によっては、知事ご自身は強制する気はないと先程明言されたと思いますが、国民に対して弔意を求めるという空気が様々な現場で起こり得る恐れもあると思います。そうした問題も含めて知事、国葬ということについてどのようにお考えでしょうか。
 
(知 事)
 やはり先ほどお話したとおり、ルールがないもんですから、しっかりしたルールがなくて閣議決定ということで、相当疑問もないわけでないと。ですから、本当はもう少し議論した上で決めればよかったと思いますが、この後の総理がどういう説明をするか、これをまず聞きたいと思います。ただ、私自身は、国葬であろうがなかろうが、元総理のご逝去ということについて、儀礼的にそういうことは今までやってますんで、私自身は出席しますが、弔意の強制というのは、私自身はいかなる人においても、どんな場合も、皇族は別ですよ、政治家は思想信条が違いますんで、そこは個人の意志の自由ですから、そこまでは私自身は、お願いするという立場にはないんじゃないかなと思います。
 
(記 者)
 逆にあってはならないことなんじゃないでしょうか。
 
(知 事)
 そもそも、個人の思想信条(の問題)ですので、そこをやるということは、私自身も抵抗感はあります。
 
(幹事社)
 すいません、最後の質問でお願いします。
 
(記 者)
 私からも比内地鶏の問題で1点伺いたいんですけれども、インターネット上の書き込みでなんですが、知事の発言を受けまして、柔らかい鶏をつくらない生産者が悪いっていうような趣旨の書き込みが目立つんですけれども、こうした状況について知事はどうお考えでしょうか。
 
(知 事)
 まず、私の言い方が悪かったということで、そういうふうにとらえられたと思います。ただ、何回も言ってますが、今のものは、鍋用としては最高ですから。相当評判がいいんです。あれはあれです。あれを変えよう、今のものを全く変えようということで、今のものは今のものでしっかり守った上で、バリエーションを少し増やしていこうということは他県の方もやっていますんで、そういう意思で言ったけれども、導入部が相当そういう誤解を受ける言い方をしたということで、非常に心苦しく思って、昨日、謝罪もして真意をお伝えしたと。一般的に、もう少し必要性をしっかり言ってから、ああいう事例をもう少し、何というか、理解しやすいように、誤解の受けないように言えばよかったなと反省しています。
 
(記 者)
 ありがとうございます。肉質に関わる品種改良ですとか、その飼育期間の設定、飼育状況の設定、これは県がやっているものですから、農家は悪くないと、事業者も悪くないと思うんですね。それを明言していただきたいんですけれども、知事から。
 
(知 事)
 今のあの基準は、あれはあれでいいんですよ。あれはあれですよ。だから、別のと言ったの、私。あれはあれとして、別の系統、何かないのかなという意味で言ったもんで、今のを全面的に変えるということではないんです。
 
(記 者)
 農家が悪いわけじゃないということを知事が明言すべきではないかという、誤解を解くために。
 
(知 事)
 県の基準ですんで、農家の方の責任は全くないです。戦略上、県の産業政策上、私の方から本来お願いして、議論してもらって、もし別の系統のものをつくってほしいといったら、これをやるべきであって、私の方からお願いする立場です。だから、そこは非常に言い方がまずかったということで、昨日おいでになったもんですから、代表の方々に丁重にお詫びをしたということです。
 
(記 者)
 ありがとうございます。今後、農家の方に釈明の場というのは設けられる予定ですか。
 
(知 事)
 昨日の代表の方は、持ち帰って、生産者の中で協議しながら、この後の対応を決めたいということですので、その中で直接私が行って釈明した方がいいとなれば、真意を含めて、これは私の方から(伺います)。私にそういう要求があれば、別にこれに対して否定するわけでないです。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 
(幹事社)
 もうラストです、一問。
 
(記 者)
 先日、洋上風力発電の要望で能代市長がいらっしゃった時に、能代西高校の跡地を工業団地にするというようなお話があったと思うんですけれど、県として現状、検討段階というのはどういったことを検討していて、どういうことを狙っていくのかというのをお伺いできますか。
 
(知 事)
 あそこは県有地で、今、一部を学校の方で使ってますんで、その区分をどうするか。また、農地、あるいは周辺のアクセス、こういうことをどう考えるかという(ことを)、今は検討段階で、できれば来年、調査費程度を(予算に)上げたいと思ってます。
 
(記 者)
 それは、工業団地として使いたいっていう、それも含めて考えるということなんでしょうか。
 
(知 事)
 いや、工業団地というか、産業団地。様々、工業以外もありますんで、産業団地として。そういうふうな(ものが)、今、ないんですよ、土地。全部埋まってますんで。もし、能代地区に新規のそういう事業者が、誘致が決まっても、場所がないもんですから、そういうことで産業団地です。そういうジャンルで、まず調査から始めると。また、地元の能代市とのいろいろな問題で協議が必要ですんで、これからそういうことを具体的に進めると思ってます。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 
(幹事社)
 お時間となりましたので、これで終了させていただきます。ありがとうございました。
 

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