●知事発表
    なし

●幹事社質問
 (1)雑誌『WiLL』での発言に対する申入れへの対応について

●その他質問
 (1)新型コロナ対策におけるマスク着用について
 (2)県内の新型コロナの感染状況について
 (3)県内の新型コロナワクチンの接種状況について
 (4)医療機関による療養先の調整について
 (5)女性活躍の推進について
 (6)人口減少社会における公共施設の再配置について
 (7)ウクライナからの避難民への支援について
 (8)参議院議員選挙について
 (9)コロナ禍における社会経済活動との両立について
 


(幹事社)
 よろしくお願いします。5月幹事社の北羽新報と申します。
 今日、発表事項はないということなので、幹事社から1点だけ。
 月刊誌「WiLL」のインタビューに関して、共産党県連と9条の会連合会から、発言の撤回を求める申し入れが行われておりますが、この対応について伺います。

(知 事)
 日本は公序良俗に反しない限り、思想信条の自由もありますし、言論の自由もありますし、あの方々はあの方々のお考えでしょうから、別にこれをとやかく言うことはないですが、特に私としては対応することはございません。

(幹事社)
 両団体からは、知事のインタビュー内容の発言の真意を知りたいということで、懇談の場を設けてほしいという申し入れもありますが、それに対する対応はいかがでしょうか。

(知 事)
 いや、これは様々な政党もございますので、一政党、あるいは一政治政力だけで、こういうことを論ずるのは、逆に誤解もあります。これは、ある意味で私は普通のことを言ったまでであって、特にそれに対応することはございません。

(幹事社)
 分かりました。
 この件に関して幹事社からは以上ですが、各社さんいかがでしょうか。

(記 者)
 知事はこの件に関して、秋田朝日放送のインタビューにも答えていただきまして、大変丁寧に詳しくお話いただいてありがとうございました。
 改めて伺いますけれども、知事、この点、非常に核保有が日本の防衛政策上必要なのではないか、その議論が少なくとも必要なのではないかというご趣旨のご発言だったと思います。それは、受け止めていますけれども、知事、改めて伺いたいのは、この核をもし保有、もしくは共有するとして、米国が持ち込む時に、日本のどこに持ち込むのか。万が一それが秋田であってもよいとお考えでしょうか。秋田に持ち込む、秋田に核が来ることもあり得るという前提でおっしゃっているんでしょうか。

(知 事)
 まず基本的に、日本はNPTに入っています。自らが作って持つことは、できません。三原則のうちの「持ち込ませず」は、日米安保条約上で想定できるのは米軍です。ただ、米軍においても、少なくても日本に、例えば、日本の領土内にこれを持ち込む場合に、通常の陸上配備型のものは、有り得ません。ですから、艦船、あるいは戦闘機に搭載したものしか、固定型のものは、現実にほとんどないはずですので、これを日本の国土内のどっかに、米軍の基地内以外にこれを配備することはないと思います。まず、あり得ませんので、秋田(県)にそれを配備することは、まず想定できません。これは、軍事上のテクニカルなことです。

(記 者)
 その米軍の基地っていう、例えば沖縄だとか、米軍基地のある地域の住民、その地域の知事であったとしても、その議論は必要だと思いますか。

(知 事)
 当然、事前協議の対象になると思いますんで、これは政府がどう判断するか。ただ、非常に緊急な状況ですんで、どのようになるのかというのは、必ずしもそこでそのオペレーションをするということはないと思います。一番に考えられるのは、そこに寄港する、船が。で、また出港すると。で、オペレーションの中で、日本の領海内でそれを運用することはあると思いますが、日本の領土内においてこれを運用することは、まず戦術上ないと思います。ですから、これはその時の状況ですね。今からその全ての状況を想定できませんので、当然政府は、岡田民主党時代においても、緊急の時はこれを十分に国民に説明しながら、この運用について検討するとなっていますんで、当然それがあって、その時点で当然自治体との協議、あるいはそういうことも有り得ると思います。

(記 者)
 知事は防衛に関しても詳しいと、持論もあるということでのご発言。

(知 事)
 私は、非核三原則を遵守することは、まず第一義だと。で、これはあれにも書いてますように、まず非核三原則を大切にすることは、第一義的なものだと。ただ、1971年の佐藤総理の時からの地球存亡の時は「持ち込ませず」のところについては議論が必要だということは、歴代の内閣が継承してございますんで、そういうことで、必ずしも持ち込むことを前提というよりも、そういう時にあっても持ち込まないという結論もありますんで、私は持ち込むことを前提に議論するんじゃなくて、様々な状況を見て、最後はやはり国民の理解がなければ、当然国民の理解というのは、その地域の理解も含まれますんで、そういう意味で言ったわけで、最初からあれを見てもらえれば、持ち込むべきとは一言も言ってませんので。

(記 者)
 知事は県民の命を守る、要するに地域の自治体のトップであります。国の防衛政策の責任者ではなくて、自治体のトップであります。そのお立場において、そのご自身の地域に仮に持ち込まれるということがあった場合には、その場合には反対するんでしょうか、されるんでしょうか。受け入れるんでしょうか。

(知 事)
 いや、これは、その時の状況です。持ち込んだ方が守ることができることもあり得ます。さっき言ったとおり、陸上に持ち込むことはないです。(持ち込むとしても)軍港内です。まず米軍が秋田(県)の軍港に入ることは、設備の面からも有り得ませんので。ただ、例えば艦船に積んだものがそこに寄港したからといって、その地域が完全に危ないという想定は、その時々の状況によって異なるんじゃないかと。ですから、今からそれを決め付けるわけにはいかないと思います。

(幹事社)
 この件について、ほかの各社さんいかがでしょうか。

(記 者)
 先ほど、市民団体ですとか共産党さんに対しては、なかなか懇談の場を設けることはできないというお話をされていたと思うんですが

(知 事)
 それぞれ思想信条がありますんで、特に懇談しても結論は出ませんので。今、国会でまさに議論してます。国会で議論しているものについて、最後は国会の議論がどうなるか。私は、国民保護法の中で、緊急事態の場合は、知事が相当責任もございますんで、この件について発言することは、、確定的ではないけども、自分の考えを発言することについては、別に構わないんじゃないかなって思います。

(記 者)
 ただ、何らかのご返答みたいなものはされるんでしょうか、申し入れに対して。

(知 事)
 しません。賛成意見もいっぱいありますので、それに対して、全部にやるということはできませんので。

(記 者)
 ちょっと今の件についてなんですけれども、今、AABさんとの質疑を見ていると、知事、核保有ではなくて、核共有の話をしているんじゃないかって思うんですけれども、ただ、月刊誌のインタビューの中では、核保有も含めた議論をとおっしゃっていると思うんですが、この真意を教えてください。

(知 事)
 常識的に(日本は)NPTに入ってますんで、日本独自で持つことはできないのは法的に担保されていますんで、あの場合の持つというのは、共有というか、あるいは「持ち込み」のことを指しているのは常識でしょう。

(記 者)
 とすれば、ただまあそういうふうに受け取らない方もいるわけで、殊更に過激な表現になってしまったということだと思うんですけれども、核保有というと。今、国政の方でも、核保有の議論というふうに言ってる政党はないと思います。維新でも核共有っていうふうに言ってるわけですから、今、岸田首相は否定してますし。

(知 事)
 インタビュー記事ですんで、そこら辺の全部がそういうふうに詳しく書いてるわけでないけども、我々の普通からすると、NPTに入ってますんで、「持つ」・「作る」はできません。当然、核共有も、日本の領海内に米軍が持ち込むと、オペレーションが日本と関わりますと、保有と同じ状態でしょ。ですから、それを言ってるんです。

(記 者)
 では確認ですが、知事としては核保有というのは認められないし、するべきでもないということでよろしいですか。

(知 事)
 日本が独自に作って持つことはできません。だから、あれは、当然、前提として非核三原則を言ってますんで、持ち込むか持ち込まないか、米軍がね。このことを指してああいう表現をしてますんで。

(記 者)
 かなりその核保有と共有だと、かなり議論の何ていうか、ステップが違うと思うんですけれども、すごく誤解招いたんじゃないでしょうか。

(知 事)
 ただ、それは誤解っていうか、常識的にNPTに入ってますんで、これは一般の政治家は分かるはずです。

(幹事社)
 この件は、ほかにないでしょうか。

(記 者)
 9条の会が会見で、鈴木俊夫前湯沢市長の方が、知事を含めて市町村長は公務員として憲法を遵守する立場があるということで、インタビュー記事にあった「平和ボケ状態にした憲法は改正すべきだ」というところの旨の発言には、撤回を申し入れておりますけれども、知事としてはどのようにお考えでしょうか。

(知 事)
 憲法に私は違反してません。改憲の96条、改憲項目があるということは、憲法の論議、改憲の論議をすることは、自由です。ただ、実際にこれを無視して、何かしてるということはないですから。逆に、憲法の改正について議論をすることを封ずることは、逆に言論の自由への憲法違反でしょう。

(記 者)
 分かりました。ありがとうございます。

(幹事社)
 この件は、よろしいでしょうか。

(記 者)
 今の関連なんですけれども、国際的な政治力は軍事力に比例したものであり、核配備が核兵器の行使を抑止するという現実があります。国内では改憲論議というのは、もう何十年も前から行われておりますし、ここに来て核シェアリング、核配備についての議論も盛んになってきております。
 そうした中で、仮に今回の状況も見て、ウクライナ状況も見て、ロシアとか中国が仮に日本に侵攻した場合に、秋田県というのは地理的に一番、最も容易に上陸、占領される地域の一つだと思います。その地域のリーダーである知事が、そうした防衛論議をもっとすべきだというふうに提起することは、非常に重要で意義があることだと思いますが、一方で先ほどから出てるように、そうした自由な言論、論議を封じようという、言論封殺の動きもありまして、それは考えようによっては非常に危険で恐ろしいことだと思うんですが、その点について、今、知事も論議は自由だとおっしゃいましたが、どのように受け止められますでしょうか。

(知 事)
 国民の間に(いろいろな)考えがあります。様々なね。最後は、国民が決めることです。ですから、国民が決定する、決める前に、有り体に現状の正しい情報、あるいは国会の専門の方々、あるいは情報を持った方々が、しっかり国民の前にその情報を開陳しながら議論すると。その結果、国民がどう判断するか。そこに蓋をすることは、駄目ではないかと。そういう意味で、逆の意味もあるんです。今、反撃能力の議論があります。ただ、あれは、そう簡単に、軽々にやるもんじゃない。まさに、核を持った国に対し、通常兵器でもし攻撃したら、これは核の報復を受けます。ですから、もしあれをやるんだったら、アメリカの核の傘をしっかり担保した上でなければ、できません。それを担保せずに通常兵器の攻撃能力を持つことは、逆に危険なんです。ですから、今、その議論が進んでいる中で、当然リンクして核の論議も並行しながらやらないと、これは逆に危険なことになるんじゃないかという心配もあります。憲法(問題)もそうです。

(記 者)
 ありがとうございました。

(幹事社)
 この件以外も含めて、各社さんいかがでしょうか。

(記 者)
 厚労省の専門家会議の中で、屋外のマスクに関する提言、改めて2歳以下必要ないとか、距離があっても会話がなければ大丈夫みたいな提言ありましたけども、そのマスク着用に関する知事の見解をお願いします。

(知 事)
 私も、朝のごみ捨て(の時は)、誰もいませんから、また、朝、散歩の時は、全く人がいませんから、マスクをする場合もありますが、ほとんどしてません。ですから、やはり状況によって、十分に判断すると。
 子どもさん方、あるいは、年少者、そういう判断ができない方については、十分に周りがそういう指導をすると。一般に全部の場面を規制、あるいは解除ということは、状況が様々ありますんで、大人ですから、自分で判断するようにしながら、一定の大枠で国がそういう方向性を決めると。それが望ましいんじゃないかなと思います。

(記 者)
 あと続けて、コロナに関してなんですけども、ゴールデンウイーク明け、爆発的に増加はしなくて、今ちょっと減少傾向だっていうお話ありましたけども、そのあたりについて改めて知事の見解をお願いします。

(知 事)
 やはり年少者の方がまだ感染が多いです。ワクチン(の3回目の接種率は)、今、日本でうちが平均で1番ですから、ワクチンの効果がだいぶ出てるのかなと。で、ゴールデンウイークの後に爆発的に増えるかと思ったら、そうじゃないと。今日あたりも発表(数)は、また少なくなりますんで、まずは相当ワクチンが効いているのかなと思ってます。

(記 者)
 今の3回目のワクチンの接種率に関してなんですけども、秋田県、序盤の方は全国平均下回るような状況続いていましたが、ここに来て新潟と並んで全国1位ということで、何が要因とか、どういったことが奏してこのような状況になっているか、知事のお考えをお聞かせください。

(知 事)
 やはり3月までは寒くてね。(あと、)3月は卒業式、ああいう様々な行事がありますんで、会場の手配がなかなかできないと。だから、4月以降、医師会の方も相当協力的にやってもらって、相当スピードアップしたと。 いつもうちの方は、出だしが遅いけれども、後の方なるとスピードアップすると。そういうことで、まず良かったなと思ってます。

(記 者)
 若年層の接種に関しては、どのように考えていらっしゃいますか。

(知 事)
 やはり私の周り見ても、特に若年層は、副反応が強いということで嫌う面もありますが、なるべくやってもらうように、様々な働き掛け、市町村、あるいは医師会等と協調しながら、これからも接種を呼び掛けていくことになります。

(記 者)
 ありがとうございます。

(記 者)
 秋田県医師会が新型コロナウイルスの陽性者の入院先ですとか、自宅療養先を決めるのを、医者自身が行えるように県に要望しておりますけれども、県としてはどのようにその検討をしていくのでしょうか。

(知 事)
 郡の医師会で協力態勢が整っているところから、今進んでます。そういうことで、今回、医師がやる場合については、診療報酬が掛かるんです。ですから、これも自己負担になりますんで、この分を予算に盛ってます。これから、医師会の提言を受けて、相当保健所等も、負担が軽くなってるというような状況です。

(記 者)
 ありがとうございます。

(記 者)
 女性活躍推進のことで伺います。昨日、その目玉事業の一つ、ラウンドテーブルというのがアトリオンの方で開催されましたけれども、実際、参加した女性に話を聞くと、秋田では会社の会議で女性が発言しづらいような雰囲気というのがいまだにあるとおっしゃっている参加者の方も見られて、知事としてはそういう女性活躍推進を進める上で、男性側にはどういう態度であったりとか、姿勢が求められるとお考えでしょうか。

(知 事)
 若い経営者の方々は、そういう意識はあまりありませんが、年配の方々、やはり女性の管理職が少ない、あるいは女性の登用というお考えが少ないところは、どうしても男と女ということで、男性が中心と。ですから、地道にそういう風潮をなくすと。そういうことで、昨日もリモートも含めると700人ぐらい(の参加者)です。相当今、県内の女性の方も女性の社会進出に興味を持ってきてますんで、この動きを県もこれからぜひ強く後押ししていきたいと思います。

(記 者)
 ありがとうございます。

(記 者)
 ちょっと話題変わってすいません。間もなくミルハスが開館を控えてて、県民会館を取り壊して、その跡地に建てたと。9月には秋田市文化会館が閉鎖すると思うんですが、老朽化した公共施設の再配置という意味で、県と市が手を携えてミルハスのような施設を造ってるというところであると思うんですが、今後、人口減社会を見据えた場合に、公共施設の再配置というのは、とても重要なテーマになってくると思うんですが、知事の現段階でのお考えと、それから、今後こういうようなケースというのは、さらに増えていくものなのかどうかというところ、2点お聞かせください。

(知 事)
 県と市町村の共通の建物、施設は、そう多くないもんですから、たまたま秋田市の文化会館と県民会館(の建替えのタイミングが一致した)。ただ、下水とかそういうものはあります。下水道の方は、相当今進んでます。また今回、来週の市町村との協働政策会議の中で、新しい下水道の管理機構(を議題にする)。そういうことで、相当、下水道も人数(人口)が減って収入が減りますんで、メンテナンス、あとはその後の設備更新は、相当県のものと市町村のものが重なるものは、まず一体的にやっていくと。また、市町村の事務的なこと。今、横手は、1市1郡が横手市に合併しましたんで、県と市が一体になって産業関係、建築関係、建設、そういうことをもう少し進める必要があるのかなと。ただ、やっぱり市町村は市町村で議会もありますし、独立性がありますんで、なかなか難しい面もやはりあります。ただ、同じようなものは、一体的にやるということは、これからの人口減少社会においてぜひ必要なことでありますんで、市町村の理解を得ながら、可能な限りやっていきたいと。
また、ミルハスのおかげで、二つ分を一つ分の費用でできましたので、相当全国的には注目があります。ああいう事業の成功例を作って、各市町村にお示しするという方向性を、これからもやっていきたいと思います。

(記 者)
 ありがとうございます。

(記 者)
 もう1点伺います。ウクライナの避難民の受け入れの支援の件ですけども、補正予算に盛り込まれましたが、来てからの支援はいいとしても、先だって二人見えた時の受け入れ団体の方が、入国から秋田まで連れてくるのがこれほど大変だと思わなかったと。国の受け入れ態勢がまだ十分機能してないようで、非常に大変だということで、当初15人ぐらい受け入れたいと言ってたのが、この状況だとそんなにできないんじゃないかということも言っていました。
 そこで、県も、来たら支援するのではなくて、入国段階から支援をすると。例えば東京事務所と連携、支援するなどということは考えられて、可能性はないんでしょうか。

(知 事)
 例の身元引受人は、私の友人です。で、やっぱり手続きにすごく難儀していますんで、場合によって、県の東京事務所も立ち会いながら、行政としていろいろな面でルートもありますんで、この後は人数が増えてきますと、民間だけにお任せするのもできませんので、県としてもできる限りのことをやっていきたいと思います。

(記 者)
 ありがとうございました。

(幹事社)
 ほか、いかがでしょうか。

(記 者)
 夏の参院選なんですけれども、今、5人目の候補者が出馬を表明されたということで、知事の受け止めと、構図についてどう見ているかというのを伺いたいと思います。

(知 事)
 今5人ですか。N党もね。まず、正直言って、相当上位の方は厳しい。言い方は悪いけども、いい戦い。ダントツに強い方は、いないんじゃないかと。相当接戦になる可能性があるんじゃないかなと思います。

(記 者)
 知事、すいません、補足で1点なんですけれども、5人出るって乱戦模様だと思うんですが、これは県内では2001年以来になるようなんです、5人出る場合には。でも、乱戦模様にもかかわらず、一般の方の選挙ムード、盛り上がってない感じがすごいするんですけれども、この要因、知事どんなふうに考えてらっしゃるでしょうか。

(知 事)
 参議院は、やっぱり政権選択ではないですから、やっぱりいつも、始まって初めてムードが出てくると。
あと、今、政党間の強い対立軸がそうないですから。何となく、ウクライナ、あとコロナの(問題の)方にいって、政党の違いがはっきりしないもんですから。投票率が心配です。

(記 者)
 ちょっとやはり暮らしに身近な争点がないというのが、大きいんでしょうか。

(知 事)
 そうそう。今、コロナも少し落ち着いたと。ウクライナもありますが、まだ遠いところ(の話)ですんで、日本に差し迫ったあれはないと。燃料(の価格)が上がってますが、まだそう強くなってませんので、まだ切迫感がないのかなと。ただ、実際は、この結果において国政も変わりますんで、真剣に県民の方々は考えながら、自分の支持する政党、あるいは候補者を選んで、できるだけ投票してもらいたいと思います。

(記 者)
 ありがとうございます。

(幹事社)
 お時間の関係で、最後の1人になりますが、いかがでしょうか。

(記 者)
 では、一つだけ。県内でクルーズ船の受け入れが再開されたり、夏祭り再開の動きがあって、熱気が戻ってくることを期待する声あると思うんですけれども、一方で感染対策も必要な状況で、社会経済活動との両立に対する知事のお考えを改めて。

(知 事)
 内航船は、乗船前、あるいは乗船中、検査を十分やってますんで、まずそう心配ないと。今後、政府が外航船(の方針を示した場合)、どう対応するか。まだ、これは政府から細かい方針が出てませんので、この後インバウンドの関係からすると、どうなるか。ただ、日本以外は、そうコロナ(対策を)、厳密にやってません。今、ヨーロッパ辺りに行った方をみると、ほとんどあっちの方は、まずコロナの状態はないと、検査もね。そういう状態ですんで。ただ、まだありますんで、感染は。そこをどう制御するか。国の方針を慎重に見極めたいと思います。

(幹事社)
 これで終了したいと思います。ありがとうございました。

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