●知事発表
 (1)令和8年度全国高等学校総合文化祭の開催地内定について
 (2)秋田県立男鹿水族館における子グマの名前発表について

●幹事社質問
 (1)6月議会に向けて

●その他質問
 (1)LGBT法案の提案見送りについて
 (2)県内での新型コロナワクチンの職域接種について
 (3)イージス・アショアの配備計画撤回に伴う地元説明について
 (4)令和2年人口動態統計(概数)について
 (5)聖火リレーについて
 (6)秋田市の感染警戒レベルの引き下げについて
 


 

(幹事社)
 6月幹事社の秋田朝日放送です。よろしくお願いします。
 今日、まず二つ発表事項があるということなんですけども、最初に一つ目の発表についてお願いできますでしょうか。

(知 事)
 この度、文化庁から、令和8年度に行います第50回の全国高等学校総合文化祭の開催が決定したという連絡がございました。
 この全国高等学校総合文化祭は、昭和52年がスタートで、高校生にとって芸術文化活動の最も大きな祭典でございます。
 本県での開催は、昭和56年度の第5回大会以来、45年ぶり2回目でございます。
 相当先ですが、開催時期は令和8年の7月下旬から8月上旬にかけて5日間程度を想定してございます。
 大会へは全国から高校生が約2万人、関係者も合わせますと約10万人ぐらいの人出を見込んでおります。
 開催の期間中は、総合開会式、パレードが行われるほか、演劇や吹奏楽、美術、工芸など19の部門の発表や展示が県内の各市町村で行われる予定でございます。今後、各市町村や関係の文化団体等からのご協力を賜りまして、オール秋田で進めてまいりたいと考えています。
 これが1点目です。

(幹事社)
 すいません、こちらでちょっと1回、質問をお受けしたいと思いますので。
この件に関して、ご質問のある社、ありますでしょうか。

(記 者)
 今回の大会は50回目の節目となると思うんですけれども、秋田県としてどのような大会になればいいと思われますか。

(知 事)
 本県は高校生の人数がだんだん少なくなっていますが、色々なクラブ活動も盛んで、特に文化、郷土芸能等の後継者、担い手も学校等での活動の関係で祭り等が引き継がれているものがございますので、是非県内の芸術文化、あるいは色々な文化活動の盛り上がりをこの若い方々が中心になって行っていただくことによって、後継者、あるいは地域の祭りの継続につながっていけばいいなと思ってます。

(記 者)
 ありがとうございます。
 コロナ禍で、今、伝統行事が中止になったりですとか、文化活動が子どもたち、制限されていますけれども、今回5年後ということでコロナは収束していると思われますが、総合文化祭を秋田で開催する年に主役となる今の中学校1年生、小学校5、6年生の子どもたちが万全の状態で大会を受け入れられるようにするために、地域や学校の意識付け等はどのようにしたらいいと思われますか。

(知 事)
 令和8年(のときの高校生は)、今の中学生ですが、まずそういう方々に学校も含めてそういう大会があるということを十分認知していただきながら、それに向けて様々な芸術文化活動を行っている方が希望を持って、こういうものは中学校からずっとやって、高校になっても続けてやっている方が多いですから、今から、それこそ晴れの舞台ですので、それを励みにいろいろな面で頑張ってもらえるといいなと。また、当然そういう活動の場を、色々な学校、あるいは市町村、我々も含めて、工夫しながらなるべくしっかりやれるような態勢を協力しながらやっていくということも必要ではないかと思います。

(記 者)
 ありがとうございます。
 話一転変わって最後なんですけれども、新型コロナ感染者や性的少数者への差別解消を目指す条例の制定について、本年度末の制定を目指すとおっしゃっていましたが、今回、自民党が国会へのLGBTに関連する法案について見送りを決めました。こういった自民党の対応についてどのように思われますか。

(知 事)
 ちょっとこれに関係はありませんが、物の考え方はいろいろな面があると思います。人それぞれ、異なっていいです。例えばLGBTの問題をどう捉えるか。私は、生物学的に捉えると、人間は生物ですから、人間の生まれた時から自然に持っている感情、あるいはそういう性に対する様々な感覚も全くの自然の現象です。ですから、自然の現象は人間の生物学的本能にも関連しますんで、何もLGBTの方々が特殊だとは捉えておりません。そういう方々もいらっしゃるのは、自然科学の面から言えば、当然あり得ますから、人間社会がそれを許容するということは当然のことではないかなと思います。

(記 者)
 ありがとうございます。

(幹事社)
 ありがとうございます。
 そうしましたら、次の発表事項に移りたいと思いますけれども、知事、おそらくそのパネルで発表いただくと思うんですけども、発表の際は、ちょっとポーズをとっていただくので、ちょっとお待ちいただいていいですか。じゃあよろしいですか。
 では、すいません、二つ目の発表をよろしくお願いします。

(知 事)
 今回、県立男鹿水族館で子熊ちゃんが生まれたと。それで名前の募集を行って、七つの案を第1候補として選んで、来館者の投票を昨日まで行ったところであります。投票の結果が判明しましたので発表いたします。
決定した子熊の名前は「フブキ」ちゃんです。「フブキ」ですね。
 このフブキちゃんの名前ですが、親の豪太の「豪」に「雪」、これを組み合わせますと、「豪雪(ゴウセツ)」なんです。ゴウセツ。そういうイメージから吹雪、雪の吹雪、この雪国秋田にちなんだイメージもありますし、七つの中で何となく元気のある、フブキが元気があるかどうか別にして、響きがいいと。今、すこやかに育っていますんで、このイメージのとおり元気よく育ってほしいなと思っています。
また、水族館の目玉ですんで、これから、このフブキちゃん、豪太、ユキの行き場がどうなるのか。2年ぐらいは3頭で育つことができますが、やはり大きくなりますと、あの場所で3頭を同時に飼育は難しくなります。今、水族館の関係の中で、どちらに誰が行くのかというのはまだ決まってませんから、ちょっとの間は秋田で見ることができるという状況であろうと思いますので、是非楽しんでいただきたいと思います。

(幹事社)
 ありがとうございます。
 この件に関してご質問あればお願いします。
 では、ないようですので、幹事社質問に移らさせていただきます。
 来週から6月議会が始まると思うんですけれども、先程午前中の予算の内示もありましたけれども、知事として今回の補正予算案の重点として考えてらっしゃる部分と、6月議会のポイントをどのようにお考えか、お聞かせください。

(知 事)
 額的に大きいのは、毎年あります公共事業。箇所付けは大体4月、5月になりますんで、それを受けて毎年6月に補助の決定した場所について、これを上げるということは今までやってます。
その他については、通常の年にないのがコロナ関係。ただ、コロナの方も大分昨年と違って、ワクチンの接種の方に移ってます。
 ただ、経済対策、融資の方も随分国の制度が終わっているものがございますので、県でそういうものをフォローするというものもあります。
 あと、全般的に新しい時代を踏まえて何点か意識的にやったものもございます。
その中で例えば、産業構造の変化。いわゆるデジタル化、DXへの対応等々、企業、あるいは県の内部事務、また、今日もお話しましたが医療関係。(本県は)特に高齢県です。そして、今、医師不足、あるいはこれからの感染症も含めて県民の健康を考えながら、まだ日本はリモート診療などは、制度化にそう進んでませんが、いずれそういうものも制度化が進む状況にありますんで、医師会と共同、あるいは地元のIT企業、様々な医工連携で、農村部からでもリモートで診察できるようなシステムを、まさに秋田のような高齢県ほど先んじてやろうということで、これもまた様々な医工連携の産業化、県内における産業化に結び付けることによって、またそういう関係の雇用の場の確保、あるいはIT関係の技術者の教育につながるという新しい発想のものがございます。
 また、特にこれから農産物、あるいは木材に非常に輸出志向が出てまして、また輸出についても非常にそういう流れがございますので、そういう点についてこれをバックアップするという視点、あるいは農業について、いわゆるスマート農業。これももう日々進歩してますんで、これをうまく活用しながら農業の生産性を上げて、そして若い担い手を農業に引き寄せるという状況。
 あと、例えば森林関係。この後、カーボンニュートラルの関係で、森林のCO2の吸収力を本県がある程度担うことになりますが、本県が、どの地域にどのぐらいの森林整備をすると、どのぐらいのCO2の吸収の貢献ができるかどうかということをまだケース的に調査してませんので、そういうことをやることによって、その施策の重要性、位置付けをやっていくと。
 また、そのほかについても新しい時代に向けての基礎固めのための調査も幾つかあります。
いずれ人口減少問題も、単に子育ての政策を中心というよりも、賃金の格差、あるいは若い方が希望を持って働くことができるような成長性のある産業(の育成)。そういうことが一番の対策の中心じゃないかということで、例えば中小企業の経営の統合、あるいはそういう新しい時代への生産性の向上という、いずれも相当時代が変化してますんで、この後の時代の変化を踏まえ、まず基礎的な問題から解決しながら本格的な政策を打つ準備。こういうものが中心になっているんじゃないかなと考えてます。

(幹事社)
 ありがとうございます。
 6月補正、6月議会に向けてということで、関連で何かございますでしょうか。
 なければ、その他の質問お願いします。

(記 者)
 予算の部分で、今もお話ありましたけども、その新たな時代への対応というところ、選挙戦の中でもその中小企業の経営統合への支援であるとか、様々な点掲げてらっしゃっていました。改めて今その基礎的なところで本格的なものへの準備というお話もありましたが、改めて、ここに懸ける思いをお聞かせください。

(知 事)
 まず、中小企業の経営統合、あるいは共同化などは、国もそういう動きになってます。今の状況を見ますと、色々な生鮮食料品さえも通販ができる。また、コンビニも様々な面で相当幅広く事業展開していると。また、いろいろな面でデジタル化が地方の産業にも入ってると。ですから、今までどおり守りの体制では、生き残りできませんので、やはり、誤解を受ければ困りますが、単に中小企業、小規模企業を守るというよりも、これに力を付けると。どうしても今のままで存続はできないという状況もありますんで、基盤を存続させるためには、やはり力を付ける。こういうところに色々な面で抵抗もあり得ますが、そうでなければ生きていけないと。そういう時代の変化が激しいもんですから、そこら辺を中心に、今のデジタル化も大企業のみならず地方の小規模企業も当然この中に入っていかなきゃならないと。そういうことで、単に今ある現状を、コロナが収束しても同じように維持していくという発想ではなくて、前向きな発想でやろうという予算編成を一部とっていると思ってます。

(幹事社)
 幹事社質問の関連、ほかにありますでしょうか。
 ないようですので、その他の質問であればお願いします。

(記 者)
 政府が今月21日から職場や大学内で職域接種を開始するという方針を示しました。最初は千人以上の大企業が中心になりますけれども、秋田県で今後その中小企業に対しても対象に入ってくる時に、県の対応や事務に関して、今どうされているか教えてください。

(知 事)
 まず、県内でも誘致企業で千人以上(のところが)何社かあります。こういうところをどうするか、産労部(産業労働部)が中心になって対応を今聞いてます。あと、中小企業。これは商工会議所などを含めて、今、調査中です。ただ問題は、そう簡単でないと。今でも医療資源が不足ですんで、今ある医療資源を集団とかに回すことができませんので。産業医の方も中小企業に一定数いますが、これ全部が常勤でないですよ。何社か掛け持ちで、自分で開業してると。自分のとこで診療所を持ってるってそうそうないんですよ。あと、トヨタとかああいうところ(が持ってるの)は完全な病院なんです。一般の病院なんです。そういうところもないですから。ただ、なるべく、そういうふうに持ってるところはやってもらいたいということで、今、全体的に調査をやってます。

(記 者)
 話題変わるんですけれども、イージス・アショアについて2点ほどお伺いしたいんですが、ちょうど昨年の6月に政府の方でイージス・アショア配備計画撤回されて、今月で1年を迎える状況にありますけれども、その間、防衛省の検証報告であったりとか、代替のイージス搭載艦を建造するということ閣議決定したりですとかいろいろ動きはあったかと思います。今このイージス・アショアの適地と言われた秋田にとって、知事の方から今の国の防衛政策、どう見てらっしゃるのかということを、ちょっと一言お伺いしたいのと、あともう一つ、かねてから防衛省側に地元への説明というものを求めてきたと思うんですけれども、このコロナ禍でなかなか見通せない中、今後どういうふうに呼び掛けていくのかということをお伺いしたいと思います。

(知 事)
 今、国の方では、船舶による(イージス・システム)。あれも相当軽費がかかるという。また、まだ最終的に決定してないと。いずれこのコロナの問題があって、防衛省もなかなかそう簡単にいかないけども、国の方針が最終的に固まった段階で、今すぐというわけにはいきませんが、地元にどう決まったかという最終段階で説明はしていただきたいと思います。
 ただ、そうしているうちに、ミサイルの技術はどんどん進歩しますんで、今のイージスのままで船に載せるかどうかは別にして、あのままの装備で果たしていいのかどうか。これも相当この後議論になる可能性があります。ですから、あれから何年も経ってますから、相当進歩してます。相手も。ですから、まだ政府が最終的な結論を出すには、相当かかるんじゃないかなと思ってます。ただ、相当近隣の緊張感もありますんで、そこら辺をどうするか。日米安保のほかにヨーロッパ、オーストラリアも入ってますんで、非常に日本の近海の緊張感はまだまだ増すんじゃないかなと。当然それに対する備えは必要かなと思ってます。

(記 者)
 ありがとうございます。

(記 者)
 すいません、話戻って恐縮なんですけれど、総合文化祭の秋田大会のことなんですけれど、今度45年ぶりの開催ということで、こ秋田でやるのは2回目ということでよろしいですか。

(知 事)
 はい。

(記 者)
 ちなみに今回、秋田になった理由というのは何かございますか。

(知 事)
 大体持ち回りでこうグルッと回って。

(記 者)
 で、今回は持ち回り、順番で秋田に来たということでよろしかったですか。

(知 事)
 うちの方も受けたということです。

(記 者)
 分かりました。
 すいません、あともう一つ、予算のことでお伺いしたいんですけれど、今回4期目の1年目ということで、佐竹知事も4期で最後というようなことを公言されているかと思うんですけれど、ちょっとかぶってしまって恐縮なんですけれど、今回のこの補正予算の中で特にこれだけはどうしても外せないっていうような、佐竹知事の中での思いの強い政策というのはどういったものになるでしょうか。

(知 事)
 まさに今回のコロナの問題でも、高齢化の中で、どう医療体制を(構築するか)非常に今、苦労してます。そういうことで、やはり一番の安心というのは、自分の健康ですんで、健康に関する問題、特に医療体制についてどうやるのか。たぶん今のリモート診療だけでなくて、このコロナが終われば感染症病棟の配備がどうなるか、ベッド数をどうするのか、相当議論が深まるんじゃないかなと。
 あと一般に、様々な議論がありますが、人口問題の一番の中心は、若者に魅力のある将来性があって、自分の才能が生かせる職場があるかどうかにかかっているのかなと。ですから、秋田の場合、再生可能エネルギー、あるいはICT、こういうところに従来の地場産業とは違った時流の流れを踏まえた産業施設。地場産業については、その流れを踏まえながら、しっかりと経営基盤を強くすると。そこにあるのかなと思ってます。

(記 者)
 分かりました。ありがとうございます。

(記 者)
 先週公表されました人口動態統計に関連して2点伺いたいんですけども、まず、ここ20数年ずっと全国で一番深刻な状態だった自殺率が全国10位と、コロナ禍で全国的に自殺者数、自殺の状況が深刻になる中で自殺率と自殺者の数、共に秋田県では改善するという結果になりましたが、これに対する受け止めと、その背景としてどういうことがあったかなという知事のお考えをお聞かせください。

(知 事)
 まず、本県は、民間も含めて、相当関係者が頑張ったと。これが一番の減少の要因であろうと思いますが、ある意味で高齢者について、農村部があまりコロナの影響を受けてないと。ですから、コロナの影響が昨年はそうなかったと。ただ問題は、今年に入って、少し(減少の)足踏みが止まってます。ですから、コロナの影響がこれから出てくると思う。昨年は日本でも一番低い状況で、特に農村部があまり(コロナの影響が)なかったもんですから、今回は、今年に入ってから農村部もクラスターがありますんで、油断はできないと。引き続きしっかりやっていくということです。

(記 者)
 すいません、もう1点、あとは統計調査の中では出生数が2年連続で県内で5千人割ったり、人口減少に関してやはり深刻な数字が表れた形になりましたけれども、今年の結果に対する受け止めをお聞かせいただけますでしょうか。

(知 事)
 やはり高齢者が多い、高齢率が高いとああいう数字になります。ただ、全国的な動向とそう減少の率は変わっていませんので、全国的な減少の傾向と、まず連動したと。ただ、連動率がどうなるか。率が本県の場合、ちょっと違うところがあるんです。マイナスでも、幅が少し縮まったものはありますが、やはり婚姻率。どうしても高学歴、大学生の就職先が一番少ないんです、全国で。ですから今、私どもは何とか大学生の就労の場を増やそうと。
 もう一つ、今決まって来た誘致企業に言ってるのは、どちらかといえば賃金を地元に合わせるようなことはしないでくれと。なるべく本社、あるいは確かに東京よりは安くても(地元に合わせないでほしいと)。何となく地元に合わせると。地元の企業に迷惑を掛けないように。これをやめてくれと。ですから、まず新しい誘致企業は、給料をなるべく、摩擦があってもいいから、いい給料を出してくれと。これしかないんですよ。これがなかなか言えないということです。地元から反発がありますから。ただ、それではいつまでも変わりません。やはり県外の(企業も)、地元企業も、人が集まるところは待遇がいいんですよ。あと、それをどう広めるか。これしかないですよ。ですから、ダイレクトな子育て支援は結構やってますんで、これを拡大するというのは、県単独で財源的にも非常に無理があります。ですから、賃金の問題を今、労働団体、商工団体とどうするか協議をするという場も設けながらやっていきますんで、何とか若い方が地元で子どもを産んで飯が食える状態をどう創るか。これが一番でないかなと思ってます。

(記 者)
 ありがとうございました。

(記 者)
 明日から県内でも聖火リレー始まりますけれども、既に行われている他県では結構沿道に、結局観客が来てしまって集まってしまうという状況も見受けられますけれども、知事が今懸念している点ですとか、県民に呼び掛けたい点をお伺いしたいです。

(知 事)
 相当警備員も出して、沿道がなるべく混雑しないようにやってます。あと有名人が集まるところは、相当ブロックしてやってますんで。あと天気の方があまり良くないということで、別にこれを良くすることはできないけど。あとは駅の周辺、特に秋田市では外してますから。最善の感染対策をとりながら、何とか無事に終えてほしいなと思ってます。

(記 者)
 新型コロナの感染警戒レベルについてですけども、知事先ほど、秋田市に関して「4」から「3」への引き下げをまず週末にかけて検討するというお話がありました。改めてその検討する際の、引き下げる判断をする際の指標や要素なんですけれども、どういった点を一番重視して決めるお考えでしょうか。

(知 事)
 病床使用率が30%を割ってますから、場合によっては今週いっぱいで20%の前半、あるいは(20%を)割る可能性があります。そうなりますと、まず大丈夫だろうと。あと、宿泊療養(者が)ゼロですので、今のところ相当大きなクラスターが出ない限り、医療体制も何とか維持できますんで、今週の金曜日まで見て、金曜日の午後に対策会議を開いて決めることにします。

(記 者)
 すいません、関連してもう1点だけなんですけれども、そうすると、秋田が下がった場合は、全県で「3」になると思うんですけれども、これ「3」から「2」に下げる際の状況というか、どういった状況が整ってくれば「3」から「2」に下げることになりますか。

(知 事)
 東京のあれ(状況)がどうなるか。というのは、ここ最近の動向を見ますと、中央から他県に(移動し)、他県で感染したと。その方の濃厚接触者が県内の人だと、あちらの方から通知が来て調査という例が結構多いんですよ。だから、感染警戒レベルを「2」に下げるとすれば、東京の方の状況も十分に踏まえることが必要かなと思ってます。ただ、東京の方が緊急事態宣言が完全に解除になると、そうした場合については、全県的に検討は必要かなと思ってます。ただ、東京の方も、専門家から言わせると、100人を下回るということが全国に伝播しないと言ってますんで、なかなかそこは専門家の意見とは。やはり専門家の方々は最大限に慎重になりますんで、そこをどうするか検討が必要かなと思います。

(記 者)
 分かりました。ありがとうございます。

(幹事社)
 ほかにございますでしょうか。
 知事、すいません、最後に、じゃあ今の関連ですけども、金曜日にその決めるというお話あったと思うんですけども、大きなクラスターの発生などがない限り、知事としては金曜日に秋田市のレベル「4」をレベル「3」に下げてもいいと思っているということで。

(知 事)
 今のところそういう状況でやってます。

(幹事社)
 分かりました。ありがとうございます。
 じゃあ、以上で終わりたいと思います。ありがとうございました。

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