●知事発表
 (1)秋田県動物愛護センターの開所について

●幹事社質問
 (1)新年度の抱負について 

●その他質問
 (1)イージス・アショアの配備について


 (幹事社)
 4月幹事社の秋田放送です。お願いいたします。
 まずは知事の発表事項をお願いいたします。

(知 事)
 皆さんに資料が渡っているとと思いますが、動物愛護センターの開設です。
 今日、秋田市雄和の県立中央公園に動物愛護の拠点施設となる秋田県動物愛護センター「ワンニャピアあきた」を開設いたしました。
当センターは、建設に当たって、秋田杉を使ったCLTを活用した初めての県有建築物でございます。動物にやさしい秋田の実現に向け、保護された犬や猫の譲渡をはじめとした動物愛護の取り組みを一層強化するとともに、秋田犬などをテーマとした情報の発信にも取り組み、犬、猫の殺処分ゼロを目指す取り組みをこれから行ってまいります。
 施設は今日が開設ですが、6月1日からは一般の方へも開放することになってございます。施設内ではわんちゃん、ねこちゃんと遊べるところもございますので、是非  皆さんにはおいでいただきたいと思います。私からは以上です。


(幹事社)
 ありがとうございます。
 この件について何かご質問のある社、いらっしゃいますでしょうか。
 それでは、幹事社質問に移らせていただきます。
「新年度の抱負について」をご用意させていただいてましたが、先程(年度始めの挨拶)かなり詳しくお話もあったということで、それも含めてですけれども、新元号発表となりまして、その辺の知事の所感についてもお聞かせいただければと思います。

(知 事)
 今生きている人は、昭和、平成などの新元号発表の際は、天皇陛下の崩御に際するものですが、生前の譲位ということで初めての経験です。テレビを見ても非常に沸いています。何となくお祭り騒ぎ。ということで、平成の時は昭和天皇の崩御で、平成に変わってもお祭騒ぎというよりも、国民が喪に服し、そういう中で淡々と元号が変わったと。ただ、今回は何となくうきうきということで、元号が変わったということで、そういうことからすると、我々もある意味で一つの区切り、何となく時代の移り変わりの中で元号、時は止まることはございませんが、元号が変わったということで、何か希望を持って、名前も「令和」というなじみやすい名前ですので、元気をもって、希望を持って地域づくりに励まなければならないなという、何となくそういう前向きの心、こういうものがわいてくるような気がいたしてございます。
 そういうことで、平成の時代は、総理も言ってございましたが、災害の発生、あるいは改革、あるいは様々な競争の激化、ICT、何となく落ち着かない時代ということで、アメリカにおいてもあの大きなテロがあったと。国際関係も相変わらず、なかなかそう簡単にいかないということで、この「令和」という年号に変わって、何とかこの日本の国も、特に私ども秋田も、少し穏やかな中でしっかりと県民生活ができるような、そういう世の中になってほしいなと思います。
 県の職員へは先ほど(年度始めの知事挨拶)言ったとおり、自分の職責をしっかり果たして、新しい気持ちで力を尽くすという気持ちが大事だろうということで、色々な課題が山ほどありますが、そうした中で若干触れたように、頑張ってできたというのは、自殺率のワーストの脱却、あるいは少しばかり、本当の僅かですけれども、秋田駅周辺の地価の上昇、こういう少しでもいい方向性があるものについて、しっかり捉えて、これをさらに広げるというような希望を持って進める節目になるのかなという思いがいたします。

(幹事社)
 ありがとうございます。
 この件に関して質問のある社は、いらっしゃいますでしょうか。

(記 者)
 新元号が近づいて、時代の転換という話もありましたけれども、10連休、県民生活に支障が及ぶことが多いのかなと思います。秋田銀行と北都銀行ではその対応ということで発表されていますけれども、県の10連休への対応だとか、関係機関に求めていくことなどがあれば教えていただきたいと思います。

(知 事)
 県の方で、当然、危機管理という面から、すべての危機管理の関係者は、いずれ休みはないですから、私どもも主要な職員は、居場所をしっかり押えて、何かあればすぐ対応できるようにいたします。あと、医師会の方でも医療関係、病院は休みはございませんので、外来は休みですけれども、入院患者はそのままですので、あと救急対応、これもしっかりやるように今、医師会の方でもやっています。逆に10連休でも観光のシーズンですので、商業、サービス業方は、逆に言えば10連休なし、全く休めないと思うんですよ。逆に言えば製造業は、大半休みを取るんです。あと、市の方でもガス、水道などのライフラインは当然どこでも当直、日直を置きますので、いずれ全部休めるという公務員はいるのかな。大半は休めますけれども、いずれ完全に自由にどこにも飛び回れるという状況ではないということです。
 ただ、車とかああいう故障となったら、そこら辺はどうなんでしょう。そう簡単に、私も昔、長い連休の時に車故障したら、みんな休みだと。ですから、そこら辺なかなか、あとはガソリンスタンド等はやってますから、ですから、休みといっても、一般の公務員、あるいは民間会社の社員以外は、そう休めないのではないかな。

(記 者)
 わかりました。ありがとうございます。

(幹事社)
 そのほかありますでしょうか。

(記 者)
 新元号の受け止めについて、先程、なじみやすい名前であると、あるいは前向きの心がわいてくるような気がするということでしたけれども、実際にその名前、新元号が発表された時の知事の心境といいますか、もう少し詳しく聞かせていただければ思います。

(知 事)
 「昭和」「平成」「令和」ということで、「令」という字はちょっとなじみが、律令とか、そういう固く思いますけれども、本来の意味は立派とかね、良いという意味ですから、「和」が、和というのはやはり何となく落ち着きますね、うん。やはり色々な面で世の中が殺伐としている面もございますので、「和」という言葉は、「昭和」に、少し人間のあったかみ、あるいは平和の希求、あるいは長く過ごすということで「和」で結んだのは非常に良かったのかなと思います。
 字も難しくないですから、誰でも書きやすい。ただ、「平成」の時と、私も30年前の「平成」の時は、誰も喪に服していますから淡々と、今回先程ニュース見たら、お年寄りが泣いているんです。元号が変わって泣くということは、こういう意味だと思うんですよ。悲しい泣き方でなくて感激、ですから、多分平成の30年間、2つの大震災があった。あと、色々な事件、事故、非常に大きい国際的テロもあった、それから、何よりもそういう災害等について現在の天皇皇后両陛下が非常に国民に寄り添って皇室と県民との間、国民との間が非常に近づいたと。ですから、お年寄りが泣いている、多分この皆さんの気持ちは、今の天皇皇后両陛下に対する、ご苦労様と、大変お疲れさまということだと思います。
 新しい皇太子に希望を持って、新しいいい時代をつくってもらいたいという感激も含めた涙かなと思います。ですから、多分こういうことは、譲位は200年ぶりですので、少なくても明治以降、こういうことは初めてです。そういうことで、何となくお祭りムード。このお祭りムードが景気に結びついたり、あるいは個々人の希望、あるいはやる気に結びつけばいいなと思います。

(幹事社)
 そのほかありますでしょうか。

(記 者)
 令和元年の秋田県に関係する事業として、海づくり大会などもあると思いますが、それに向けて新しい皇室を迎え入れる秋田では最初の事業になると思いますが、意気込みも含めて教えていただけますでしょうか。

(知 事)
 皇太子殿下は何回も御来県なさっていますが、初めての大型行事で、天皇陛下に即位されて初めてですから、県民こぞって歓迎したいと思います。いつも言うけれども、秋田にはなんにもないというけれど、秋田は非常に可能性もあるし、いいものがたくさんあると、自分自身に県民が自信を持って県政を一緒に進めると、希望を持って、誇りを持って、県を良くするというきっかけになればいいなと思います。いずれ当日の天気がどうなのか、天気次第ですけれども、何とか県民、私も含めて皆さんの行いでいい天気にして、天皇・皇后両陛下をあたたかく迎えて、そして県民の皆さんが元気を取り戻していただければいいなというイベントにしたいと思います。

(記 者)
 わかりました。ありがとうございます。
 あと1点だけ、佐竹知事が振り返って、平成30年で一番印象に残っていること、1つ挙げるとしたら何でしょうか。

(知 事)
 やはり東日本大震災です。ちょうどあの年、議会の最終日で、私があそこに立って挨拶しようとしたら、急に天井がガタッと落ちて、電気が真っ暗になった。それですぐ、危ないからといって、議員も外に出たんだ。そしたら、すぐ携帯に大変だという連絡があった。まず中止って、一旦議会を中止して、テレビスイッチ入れたら大変だと。ですからやはり一番ですね。


(幹事社)
 ありがとうございます。
 そのほかありますでしょうか。
 では、それ以外の質問も含めてお願いします。

(記 者)
 イージス・アショアに関してお尋ねいたします。
 先頃、防衛省、防衛大臣宛てに提出された申入書についてですけれども、3つ目の申し入れ項目の中に「地元理解の尊重について」という項目ございます。まず最初に確認ですが、これは地元理解を得ないうちは、その手続きを強行に進めないでほしいという、そういう申し入れという意味合いでよろしいでしょうか。

(知 事)
 はい。地元理解といっても、何が地元理解ということがありますから、ただやはり、我々もやはり地域の方々、一定の、この種の問題は政治問題ですので、すべて全部理解というのはないですけれども、ある意味で理解が、今までも疑心暗鬼に思った方が、まあこれだったらある程度というそういう意見、あるいは声が少しでも出てくるかどうか、そういうものを我々は見極めながら行政が、やはり県、市がある程度態度を決めるという、それから、地元で反対運動がバンバン起きていてどうしようもないから、こっちだけが許容するということにはなりませんよと。
 ただ、地元理解といっても、我々の事業ではないですから、それは理解を求めるように努力するのは防衛省です。ですから私はあの時、防衛省に言ったのは、少し事務的すぎるのではないかと。国土交通省なんかは、ダム造るとかああいう時には、相当丁寧にやるんですよ。ですから、大臣には、もう少し、ここに(秋田市)2人ぐらい職員を配置していますから、それこそ一軒一軒回るくらいの説明をしないと、説明に来られる人は全部出られませんから、そういう意味で、もっときめ細かく疑問点に答えるという点も必要ではないかと思います。言ったでしょ、私。そういう意味で言っています。

(記 者)
 知事の今申し入れた内容が、本当に履行されるかどうかは、ある意味でやはりこの地元理解をある程度定義づける必要があるのではないでしょうか。定義づけられない以上、知事が求めることが正しく履行されない恐れがあると思うのですけれども、その点についてはどうでしょうか。

(知 事)
 議会の判断もあります。あとは、そこら辺難しい。難しいけれども、地元で一応の、反対運動もあるけれども賛成の方もいるんですよ。あるいは、許容せざるを得ないという声がある程度に表に出ないことには、私の方では、見えませんから、そこら辺の、確かに地元といってもどこまでが地元か、うん。ですから、色々な議会の動向、これ、今回の選挙もあるし、選挙の争点にはほとんどなってませんが、やはり住民の代表ですから、議会の対応というか、そういうこともある程度の目安になるし、また、私が言っているのは、今のあのままでは、あそこの真ん中にやってもどうしようもないでしょうと。
 ですから防御措置、安全対策、これが我々がイメージするこういうものにしっかり対応するかどうかという、これも一つの物理的な判断ですね。

(記 者)
 すいません、1点確認です。今、議会の対応もある程度の目安というふうにおっしゃいました。それは何らかの議決、議決というか議会の総意を何らかの形で示したものが出てくれば、それが知事にとっての目安になるということでしょうか。

(知 事)
 当然色々な陳情、請願も出るでしょう。ですから、今度は継続審査といっても、今は廃案なっても、今度は事業実施、この案件としてかかりますから、継続というわけにいかないでしょう。ですから、これも判断材料ですよ。いずれ結論を出さざるを得ないんですよね。この4年間で。

(幹事社)
 そのほかありますでしょうか。

(記 者)
 今の質問に関連しますけれども、今、知事の話の中でも「判断」という言葉がございましたけれども、知事としての判断をいつ頃どういう形で示すということについては、なかなかこれまではっきりしたお言葉ではおっしゃってなかったように思うのですけれども、そこはどのようにお考えでしょうか。

(知 事)
 物理的な工事の日程がある程度防衛省から提示されれば、その時期が、そういうふうになるのかならないか、これは黙ってればどんどん進みますから、ですから、やはり防衛省からのそういう具体的な計画、タイムスケジュールも含めて、これがある程度出て、それをその段階で県としても連携しながら、当然そういう時に場合によっては市の方は開発の色々な協議、例えば、協議に応じるということは、逆に言えばオーケーということなんです。ですから、そういう面も市と連携しながら、これを、その際には判断するんですよ。判断すべきですね。協議に応じないとなれば、これは駄目ということです。ですから、そこら辺(の手続き)が市の方とたくさんあるんですよ協議が。そういうものがいつ出てくるか、そういうことはその時点で、これを延ばすということできませんから、はい。

(記 者)
 知事もこれまで再三おっしゃっているのですけれども、県としての何かその許認可みたいなことが、この計画に関してあるわけではないと、これはおっしゃるとおりだと思うのですけれども、そういう意味でいうと防衛省は別に知事に対して、いかがでしょうかというお伺いを立ててくるということは、あえてすることはないんだと思うんですけれども、その能動的に知事の方からお考えをどういう形でというのは、イメージはありますか。

(知 事)
 権限はないけれども、前から言っているように、今の、あの真ん中に置くことは、どうしても民家から300メートルぐらいしか離れてないですから、これは駄目ですよ。駄目と言っても権限ないからやるかもしれない。でも、県がそういうふうに許容しないものを、そう簡単にやっても、うまくいかないと。ですから、やはり、前にも言ったとおり、ある程度の、議会も含めて、県としての許容というものなく工事に入ると、これは大変なことになりますよということは防衛省に言っていますから。

(記 者)
 現時点では、その許容ということは、していないという理解でよろしいんですか。

(知 事)
 はい。

(記 者)
 わかりました。ありがとうございます。

(幹事社)
 ほか、ありますでしょうか。
 すいません、私から、先日、申し入れした時にちょっと詳しく聞ける時間がなかったんですけれども、あれはいつまでに防衛省にこういうふうに返事をしろとか、態度を示せとか、そういう趣旨のところはどういう位置づけて考えていますかは。

(知 事)
 申し入れですから、回答があるかどうかは別にして、いずれ最後のプランニングが出る時に申し入れに沿ってるかどうか、これを文書で取るということは確約ですから、調査結果を見てもどうしようもないんです。調査結果に応じて、どういうプランニングをするか、ですから、プランニングの段階では、やはりあれについてどうするのかという、これはまたあっていいと思うんですね。ただ、申し入れですから、いつまで出せとは言っていませんが、常識的にプランニングまでというふうに思っています。

(幹事社)
 何までっておっしゃいました。

(知 事)
 プランニング。

(幹事社)
 プランニングまでですね。ありがとうございます。

(知 事)
 調査は、あれは結果が出ても、あれによって判断することは何もないですよ。どこにあれを置くかわからないでしょ。そこに置くのかどうかわからないから、それはやはりそういうものと、上ものをどうするかということ、あるいは防護措置、これが出て初めて、その時にあのような申し入れが守られるかどうかということですね。

(幹事社)
 今まで国の調査を待ってから判断を示すというような話がありましたけども、今のお話だと調査結果ではなく、プランニングを待ってからという意味合いになると。

(知 事)
 前から私、そう言ってます。

(幹事社)
 プランニング。

(知 事)
 調査は、あんなの聞いても何もわからないですよ。意味ない。だって、こことここのN値が何ぼだとか聞いても、どこに造るかわかんないから。 
あとほら電波は今、宮古島で総務省が待ったをかけているでしょ。総務省の検査が通らないわけだ。ですから、あれは総務省の検査が通らないと駄目だということです。ですから、逆に言えば、技術論から言えば、レーダーの電波は、あまりあれを気にしない方がいいんです。あれが良いからといったって、あれは重要な問題でないんです。

(幹事社)
 そのほかありますでしょうか。

(知 事)
「 平成」の時の字より、今日の字は良かった。「平成」の時は細かったもの。何か早速、「令和」の商品とか歌が出たって。早いな。

(幹事社)
 では、ありがとうございました。

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