平成29年11月6日知事記者会見

2017年11月07日 | コンテンツ番号 28500

 ●知事発表
 (1)タイへのトップセールスについて

●幹事社質問
 (1)衆議院議員総選挙の結果について 

●その他質問
 (1)スギッチの引退について
 (2)知事の支持率に関しての受け止めについて
 (3)県北の高校におけるいじめ問題について


 (幹事社)
 今月幹事社の河北新報です。よろしくお願いします。それでは、県からの発表事項、よろしくお願いいたします。

(知 事)
 皆さんにも資料が渡っていると思いますが、今週の9日から12日にかけてタイ王国を訪問いたしまして、トップセールスを行ってまいります。
今回は、県内の2つの自治体の首長さん、また、県内の貿易関係団体、また、金融機関及び企業など、この日程に合わせてタイ王国を訪問することにしてございまして、全体で33名の参加を予定してございます。
 タイでは、これまで取り組んでまいりました交流の加速化を推進するため、スポーツの交流、教育交流の推進による本県への教育旅行、インバウンドの誘致活動を行うとともに、秋田牛をはじめとする農畜産物の輸出促進など、多岐にわたる分野での交流拡大を目指してまいります。
また、平成29年11月9日、当日到着してすぐですけれども、バンコクの秋田県人会が中心となって、タイを中心にASEAN地域全体の県人会の交流会を行うということで、その交流会に参加しまして、日頃のご労苦を労うとともに、県の関係事業への協力を県人会関係者にご依頼をすることにしてございます。
タイは、日本に対する興味・関心、親日度が非常に高い国で、また、秋田への観光客も非常に最近、全体の数はまだまだそう多くはないですけれども、観光客、インバウンドが増えております。
 そういうことで、スポーツ交流等を通じ、今後の様々な面の民間への取り組みへの支援、また、県の観光交流の一つのターゲットの国として、様々なこれから働きかけを強化するということで今回行くことにしてございます。
特に今回は、オリンピック、パラリンピックのスポーツ交流に関係する観光スポーツ省の大臣とも直接お会いをする時間が取れました。そういうことで、今まで大臣と直接お会いするというのはなかったのですけれど、今回は大臣と直接お話ができますので、観光・スポーツ両面において、これを契機に更に様々な交流ということで本県へのインバウンド、あるいは様々な物産のタイへの輸出、こういうものを促進してまいりたいということでございます。私からは以上です。

(幹事社)
 ありがとうございました。この件に関連して質問あれば、各社からお願いいたします。

(記 者)
 知事、タイには何度かこれまでも就任以来行かれているかと思うんですが、これまでのタイの出張による成果というか効果というか、そこら辺は今現在どういうふうにお考えでしょうか。

(知 事)
 台湾が1番多いですけれども、タイが非常に親日的ということで、また、地元金融機関もタイに事務所を設けてございまして、そこに県が委託をして色々なPRをしてございます。そういうことで、最近では特に仙北市を中心にタイのお客さんが、あるいは田沢湖の温泉街、かなり人数が増えています。
 また、秋田牛も、秋田牛の看板を掲げたタイの店が6~7軒ぐらいあるのかな。実際のタイで秋田牛ということで、海外であまり銘を打った名前の焼肉屋さんはございませんけれども、タイでは非常にそういう意味で、秋田牛の認知度が上がっております。それに伴ってビーフ以外にも色々な産品を扱うということで、様々な面で今、ルートを切り開いてございますので、そういう意味で親日的で、また仏教国でございますので、前にもお話したとおり、秋田の農村部の農家民宿、非常に農家の場合、立派な仏壇等がありますので、それに感心して、お客様が農家民宿を希望するという場合がございます。そういう点も含めて、これから、特にバドミントンは美郷町と協定を結んでいますので、これを契機にバドミントン以外のキャンプ、あるいはそういう交流も進めていきたいと思ってございます。

(記 者)
 タイからのお客さんが増えているという部分に関しては、一定程度そのトップセールスという意味での成果は出ているのかなというお考えですか。

(知 事)
 そうですね、はい。

(記 者)
 東北の他県とか全国と比べると、なかなかタイからの宿泊客というのは、ほかの県と比べるとちょっと差がある部分もあるんですが、そこら辺の要因と、今後、県としてテコ入れしなければいけない部分というのは、どうお考えですか。

(知 事)
 秋田県の場合、やはり宿泊施設、農家民宿が秋田は好評ですけれども、全体としてはそんなに収容力があるわけでないものですから、やはり岩手の花巻、あるいは青森の小牧、あとは秋保とか、ああいうかなり大きな温泉街が宿泊収容力はあります。秋田県はあっても男鹿ということで、今、特に男鹿の宿泊の能力は非常にありますので、何とか秋田を通して男鹿まで行ってくださると、ある程度の宿泊定数ございますので、そういう意味で、やはり宿泊能力では内陸部が非常に弱いものですから、そういう点も含めて、やはり宿泊関係、県外資本の導入も含めて、視野に入れながら、今そういう点についてやっていきたいと思います。
 また、今年から大口の宿泊施設に対する支援措置を設けてございますので、いずれこういう支援制度も使って地元資本も海外からの観光客の受入施設、こういうものの高度化、あるいは海外向けの改造、こういうものを図りながら何とか増やしていきたいと思っています。
 台湾を含めると今年の上期は相当増えていますので、昨日の市内のホテル、ほとんど台湾の関係で満員と。一昨日はちょうど私、同期会があって角館に行っておりました。駅に台湾のお客さん方がいっぱいいて、Wi-Fiがすぐ駅でつながるかということで、角館の駅はWi-Fiがつながりますので、やはりああいうものは、もっともっと観光のエリアに増やすということも必要かなと実感しました。


(幹事社)
 あとほかにありませんか。無ければ、この件に関しては一旦終わらさせていただきます。
 それでは幹事社質問の方に入らさせていただきます。先月22日投開票の衆院選の結果について、ちょっと時間が空いてしまいましたけれども、改めて知事の方から感想についてお聞きしたいと思います。

(知 事)
 まず突然の解散で、我々も解散がいずれあるだろうという想定はあったのですけれども、突然の解散ということで、ちょっと戸惑った面もございます。ただ、それに伴って、いわゆる小池さんの動きで、かなり荒れる、荒れるというか、今までにないような選挙の態勢、そういう選挙の方向性が今までにないような形になるかなと思っていましたが、希望の党がああいう状況の中で最終的に野党が割れ、自公で3分の2を超えるという結果で、面白いという言い方はちょっと失礼ですけれども、いきなり希望の党が出てきて、ものすごく選挙の前は、ある時期まで非常にセンセーショナルな話題が出て、相当自民党、自公が苦戦するのではないかなという思いがあったのですけれども、逆に希望の党が、立憲民主党と、あと民進も、民進という名前では出てませんけれども、あそこら辺が少し割れまして、その結果、自公が現状維持以上だということで、選挙というのは恐ろしいものだなという感がいたしました。
 ただ、本県にとって自公政権が続いている、続くだろうという、前にもお話したことがございますが、自公政権が続くという前提であれば、やはり自公の候補者、私は実際、特に1区、2区は自分でも二日ほど応援に入りましたけれども、当選ということで良かったと思います。
 いずれ今日も、ちょうど金田先生、今、挨拶に見えてますけれども、そういうことで色々な面で今までどおり国との様々なこれからの地域要望、あるいは国への提案も、今までのとおりのルートで行うことができますので、そういう結果、私としては、この結果については、結果論ですけれども県としてはやりやすいなというそういう感を持っています。

(幹事社)
 自民党がかなり大勝したということですけれども、改めて知事として自公政権に対する注文みたいのはありますか。

(知 事)
 やはり2つほど大きなテーマございます。まず、朝鮮半島情勢、昨日もトランプさんと総理がゴルフ、あるいは会食、ただ、世の中に強行論はあるようですけれども、私もある程度専門的に学んだ軍事というか、そういう理工系の、防衛庁、防衛関係の仕事もしていますので、やはり武力衝突、これはとにかく日本としては、必ず影響を被りますので、何とかこの武力事態には至らず、平和的にこの問題を解決してほしいなと思っています。
 色々な説がございますが、そう簡単に北朝鮮も、むやみに自ら仕掛けることはないと思いますし、やはり仕掛けた方が、これ責任が出てきます。ですから、そうならないように、安倍総理も日本の立場、これをしっかりアメリカに伝えて、アメリカと日本というのは、やはり距離が違いますので、弾道ミサイルがアメリカに届くという問題と、実際にそのすぐそばでございますので、弾道ミサイルの問題よりも、色々な、万が一あれば難民の問題、あるいは直接的に日本の原発、あるいは様々な領土に対する、単にミサイル攻撃以外のそういう影響もございますので、これは是非とも避けていただきたいと思っています。
 そういうことで、やはり粘り強く韓国、あるいは中国、ロシア、こういう点も、安倍総理はロシアのプーチンさんとのルートもありますので、そういうところで独自の、アメリカとの同盟関係を維持しながらも独自の自分のルートで、何とかこの安定的な方向にもっていってもらいたいというのが一つでございます。

 もう一つは、やはり経済。この経済の問題は、一番なのは、アベノミクスの成果が地方に及んでいないというのは、今までの概念よりも、やはり第4次産業革命というその色々な技術の進歩、あるいは今、様々な面の産業構造が激変していますので、そういう点を捉えた地方への経済政策。
単に地方へ予算を増やしてもらいたいという、それはありますけれども、地方へただ金をよこすいうよりも、地方が今の産業構造の変革の中でそれぞれ、我々も最大限努力をいたしますけれども、それを後押しするような、従来の発想でない地方のそういうところを、地方の特色を生かしながら産業革命、これに対応するような政策をとっていただきたいと思います。例えば地方の情報通信体系の整備、こういうものは東京もそうですけれども、地方ほどこういうものをしっかりやってほしい。あるいは地方の様々なその対外との貿易関係。、例えば秋田で農産物を輸出するにしても、通関、あるいは検疫、そういうものも非常に地方は脆弱ですので、そういう点だとか、我々自身の努力等も踏まえながら、そういう新しい発想の政策を地方へ展開してほしいなという点に期待をいたしてございます。
 ただ、何となく地方創生から名前が、色々な名前に変わってますけれども、ちょっと地方創生、あるいは当然地方創生には地方分権も含まれますので、そこら辺が憲法問題の陰に隠れて少し希薄になっていますので、そういう点でやはり地方創生と地方分権、これをセットに様々な骨太の方針、こういうものを出していただきたいなという思いをいたしてございます。


(幹事社)
 どうもありがとうございました。
 まずはこの質問に関連しての質問をお受けいたします。何かあればよろしくお願いします。では、それでは、その他の質問をお受けいたします。

(記 者)
 県のマスコットキャラクターの『スギッチ』が今月で引退することが決まっているんですが、知事、スギッチのこれまでの活躍を振り返って所感をいただきたいのと、今後、県のマスコットキャラクターをどうされていくのかという方針をお聞かせいただけますでしょうか。

(知 事)
 スギッチは、非常に県民へのなじみがあって、また、知名度も10年間、一生懸命頑張ってもらって、秋田杉の若杉のイメージがあって非常に愛されたキャラクターということで、今まで頑張ってもらったということで非常に感謝しています。
 皆さん方ご承知だと思いますけども、できればスギッチと、スギッチはスギですから動かないと。片方は、んだッチ、あれは動くんですよ。あの2つを同時並行に場所によって使い分けをしようと思ってましたけれども、やはり著作権者が最初から10年ぐらいで引退をということで、交渉しましたけれども、そういう著作権者のご意向でございますので、円満に退職という方向性を出しながら、次のステップでナマハゲをイメージした『んだッチ』、あれは非常に動きが、あるいはダイナミックですので、今度はスギッチの後には静から動という、そういうふうな動きで、そういうふうに出していきたいと思っています。
 ただ、やはりスギッチ、懐かしいそういう思いで、非常に私のところにメールとか知事への手紙で、スギッチをもっと使ってほしいというのがありますけれども、ここで一旦円満退職ということで、感謝しながら送り出したいと思います。

(記 者)
 県民からも非常に愛されていたキャラクターだと思うのですけれど、デザイナーの意向ということで引退してしまうことになったんですが、知事としては率直にそこを残念だというふうにお考えですか。そこら辺いかがでしょうか。

(知 事)
 私の意向では、動と静をうまく使い分けしながら両方ということで著作権者と交渉をしたんですけれども、そういう意味で著作権者の方も別に県との色々な問題というよりも、最初から10年ぐらいでということで思っていたようですので、このご意向を大事にしたいということです。
 ただ、スギッチの名称とね、あのイメージは、この後もずっと残るんじゃないかなと思います。秋田の最初のキャラクターとして、やはり第1号キャラとして、相当県民の皆さんの心の中に残っていくのではないかなと思います。

(記 者)
 今のスギッチの話とちょっと関連して、スギッチ、まだ県職員の主任のままで、もう10年以上になっているかと思うんですけれど、昇任はあるものでしょうかというのが一つと、あと、んだッチ、スギッチがいなくなってからは、同じように何かこう拝命するとか、そういうこととかは考えたりしているでしょうか。

(知 事)
 人事課長と総務部長と相談します。特別功労金をやるわけでないですけれども、やはり大変頑張ってもらいましたので、いずれスギッチに感謝の意を表するような形と、んだッチを今度どういうふうに、今度は、今まで臨時職員から正職員になったようなものですから、そういう意味でんだッチの処遇も人事課長と相談したいと思います。

(記 者)
 ありがとうございます。



(記 者)
 衆院選にあわせて弊社の方で知事の世論調査をさせていただきまして、毎回やっているんですが、今回は去年の参院選の時に比べて20ポイント下落という結果が出たんですが、その点についての印象というか受け止め、どのようにお考えでしょうか。

(知 事)
 私も7月にあのような大変な不始末、県民の皆さんのご信頼を裏切るような行為をしでかしてしまって、非常に私も反省もしていますし、私自身の心にも死ぬまで残るような悔いがあります。
 その結果、県民の皆さんの厳しいご叱責、この結果であろうと思います。これは県民の皆さんの偽らざる気持ちであろうと思いますので、そういう点で、厳粛に受け止めながら、これから信頼回復、元のような支持率が戻るかどうかは別にして、一生懸命県政に没頭、邁進して、何とか県民の皆さんに少しでも県政を前に進めるような努力が見えるような形で頑張っていきたいと改めてそう思っています。
 いずれ県民の皆さんのご叱責は当然のことでございますので、厳粛に、素直に受け止めさせていただきたいと思います。

(記 者)
 あとちょっと重ねてですが、秋田市とか学生とか年代とか地域で見ると、不支持の方が上回っているというようなところもあったんですが、そこら辺については。

(知 事)
 秋田市の場合は、やはり政党支持率とも関係があるのかなという、もともと、私、秋田市長の時もそんなに多く取っていませんので、そういうことで、特に都市部はどちらかというと秋田市も非常に被害を受けて、あれを見ると、やはり仙北と大仙、被害の受けたところ、やはり多いんです、私への批判が。
 当然そういうことで、秋田市も大変な被害があったということ、また、やはり若い人は、そういう意味で政治に対する見方がダイレクトで、ある意味で年輩の人は色々な面で接触がありますので、たまたまその接触のあった人は、厳しいけれども何とか、半分は許すというよりも、理解というよりも、佐竹お前駄目なことしたなと言いながらもまず頑張れという、ただ、若い人は接触がございませんので、やはりダイレクトに批判が出ているなというふうに思います。
 ですから、やはり若い人の、そういうダイレクトな反応というものを、これも我々非常に大事にしながら接触しなければならないというふうに思ってます。

(記 者)
 わかりました。もう1点、知事の今後どうしていくべきかという質問に関しては、頑張って続投すべきだというのが5割で、辞任すべきだというのも3割、一定程度あったんですが、その部分については、先程信頼回復していきたいというお話でしたが、よりこう、どういうふうに前に進めていきたいというふうなお考えですか。

(知 事)
 いずれ県政の課題、たくさんございますので、それに対するリーダーシップを発揮しながら、また、県民の皆さんのご意見、こういうものを大事にしながら、まず全身で頑張っていくという、それに尽きると思います。

(記 者)
 ありがとうございます。


(幹事社)
あと1問程度でお願いします。

(記 者)
 話が変わるんですけれども、能代松陽高校に通っていた、いじめに遭っていた元女子高生が知事に再調査の要望を出していた問題で、9月中に生徒さんに聞き取り調査を行って、今後その再調査するかどうかを決定するというようなお話がありましたけれども、その後の進捗などを伺ってもよろしいですか。

(知 事)
 詳細は受けてませんけれども、いずれどういうところがご不満なのかということで、代理人の弁護士の皆さん方と担当の方で接触をして、論点をある意味で絞って、絞るというか、どういうところが特にご不満か、あるいは相手のご意見が、ご意見の中心なのか、そこを今少し、接触しています。いずれそういう意味で、そろそろ結論を出すべき時期だなと思っています。
 ただ、当然相手の弁護士さんとの接触も重ねているということは、これを真摯に受け止めているというふうに思っていただきたいと思います。

(記 者)
 すいません、関連してなんですが、今、知事としては、現段階では再調査の必要性、再調査した方がいいかどうか、そこら辺いかがお考えでしょうか。

(知 事)
 まず私の口から今するかしないかを言う段階ではございませんけれども、いずれそれをしっかり相手の言い分を最大限しっかり受け止めて、その結果として最後に私が決断をしたいと思います。そういう意味では、今のところ、まだ、最終段階の意見としては、今は差し控えたいと思いますが、私としてはできるだけ意向を受け止めたいと思っています。


(幹事社)
 そろそろお時間ですので、もう1問ぐらいあれば・・・。

(記 者)
 ちょっと話が前後して申し訳ないです。さっきのスギッチの話題のところで、昇任を今後人事課長と相談したいという話があったんですけれど、それは前向きに検討したいという受け止めてもよろしいでしょうか。

(知 事)
 頑張ってもらったんで、何かのご褒美、ご褒美といっても退職金をやるわけにはいきませんので、何らかの名誉、名誉職員みたいな、それとスギッチはいなくなりますけれども、県のそれにとどめおくと。県の名誉職員とか、そういうものにとどめておくという、それで末代まで、こういう存在があったという正式に、公式として残しておくということも一つかなと思ってます。

(幹事社)
 あとはよろしいでしょうか。よろしければ、この辺で終わりたいと思います。