平成29年5月29日知事記者会見

2017年05月30日 | コンテンツ番号 25489

● 知事発表
 (1)平成30年度 国の施策・予算に関する提案・要望について
 (2)比内地鶏のストロングポイントについて

● 幹事社質問
 (1)クマによる被害について(仙北市田沢湖における死亡事案)

●その他質問
 (1)貨物船を活用したクルーズ船観光客向け列車について
 (2)北朝鮮によるミサイル発射について
 (3)憲法9条について
 (4)共謀罪について


 (幹事社)
 今日は知事の方から発表事項が2点あるという事ですのでお願いします。

(知 事)
 まず1点目でございます。
 平成30年度の国の施策・予算に関する提案・要望について、これ、毎年、国に対して行ってございます。例年、各省庁の来年度予算の概算要求に向けて検討に入る時期に行っています。この施策・予算に関する提案・要望でございますが、今回は全体で50項目、大体平年どおりです。
 その主なものでございますが、特に「地方創生の推進と支援の充実」、これは首都圏への一極集中を是正し、地方創生を実現するため、特に若者の地元定着、移住の促進、地方への産業再配置などについて、国に対し支援の充実を要望するものであります。
 また、「農業の競争力強化に向けた取組の着実な推進」ということで、国際通商交渉、この後、TPPとは別にアメリカとの二国間協定、こういうものに入る可能性もございます。特に農業分野については、トランプ大統領からかなり強い自由化が求められることも想定されます。そういうことで、食糧の安全保障、あるいは多面的機能の維持等の観点から、これを慎重に行ってもらうということで、各分野についての国への要望、あるいは農業も含めて各分野の競争力強化についての十分な対策を講ずるように求めることにしております。
 また、特に「県土の骨格を形成する道路ネットワークの整備促進」ということで、県内の高速道路網の一日も早い全線供用ができるように整備促進を働きかけてまいります。
 また、昨年から「奥羽・羽越両新幹線の整備促進」ということで、奥羽・羽越新幹線の整備促進期成同盟会等、合同で要望活動を予定してございまして、山形県、福島県、新潟県、青森県、富山県等々と連携しまして、重点事項として国に働きかけてまいります。
 これらの要望につきまして、6月8日に東京で本県関係の国会議員への説明を行い、次の日の9日には、全てではありませんが重要なものについて私が各省庁を訪問し、直接、幹部に要望活動を行うことにしてございます。詳細については別途担当から連絡させますので、そちらの方にお聞き願いたいと思います。

 
 もう一つ、これは「比内地鶏のストロングポイント」ということで資料をお配りしてございますが、実は比内地鶏、日本三大地鶏の一つということで、評価を受けておりますけれども、いずれ全国的に様々な地鶏が出ています。
 特にこれらが値段の上から見ますと、生育方法もありますけれども、どうしても比内地鶏の値段が高めだと。私が東京の焼き鳥屋に行きますと、一番高いランクに比内地鶏があります。ステーキの場合は、値段が倍でも、霜降りのいいステーキと、そうでないステーキの違いは分かるんです。まあ秋田弁で言えば、これだば「べ」ね、倍の値段でも意味がある。鶏の場合、焼き鳥にしてしまうとよく分からないです。そういう意味で、比内地鶏の割高感が、値段が少し高めですので販売量が非常に減少していて、ある意味苦戦しています。
 また、どちらかというと、きりたんぽ鍋が中心ですけれども、やはり夏になりますと鍋というのは、そう食べませんし、秋田でも夏は、材料の野菜類、セリなんかも不足しますので、全国販売するとなると、きりたんぽ以外の食べ方を拡大する必要がございます。加工しますと、ステーキの場合、単純に塩こしょうで焼く、あの程度で食べられますけれども、鶏の場合、焼き鳥は塩こしょうでいいんですけれども、タレでやると同じでしょう。
 ですから、そこら辺で何かほかの地鶏と比べて、よりストロングポイント、これを色々な面で学術的、科学的な分析をしまして、この優れた点を、より全面に押し立てて販売戦略にしようということで、色々専門のところで検査、あるいは様々な分析をした結果、他の主要な地鶏と比べましてうま味成分、あるいは疲労回復に効果があるとされる成分の含有量が非常に多いことが明らかになってございます。
 この後このストロングポイントを、どうやって消費者、あるいはお店屋さん等に、どう表現するか、あるいはこれをどう売り込みの戦略につなげていくかという点は、単に数字を並べるだけではできませんので、色々な面でこれからまだまだ深堀りをしながら検討しますけれども、まずはこのストロングポイントを何とか全面に出して、これからの販売量の拡大につなげていきたいと考えてございます。後で担当課の方からご説明いたしますので、是非宣伝していただければ幸いでございます。私の方からは以上です。

(幹事社)
 ここまでで質問ある社はおりますか。

(記 者)
 今の比内地鶏の関係で、知事は焼き鳥の場合、比内地鶏であっても他のブロイラーとかであっても焼き鳥で食べてしまうと味の違いがよく分からなくなってしまうということでしょうか。

(知 事)
 やはりなかなか分からないです。ステーキは見ただけで分かるでしょう。さしが入っているとか、柔らかいとか、脂がトロっと溶けるとか。これ、食べると確かにおいしいなと思うけれども、やはり焼き鳥になると、色々な部位があって、酒も入ってるもんだからなかなかわからない。
 私もよく行く東京の焼き鳥屋で、あそこは薩摩地鶏、それから名古屋コーチンで、そこは秋田の比内地鶏もあるけれども、値段が比内地鶏が10ぐらいで、薩摩が8ぐらい、名古屋コーチンが6ぐらいです。でも、食べると確かにおいしいように感じるけれども、みんな混ぜちゃうと、あまり分からないんだな。
 ただ、ストロングポイントがあれば色々な面で、例えば疲労回復、スポーツマン、あるいはこれから運動しようとする人に食べてもらうとか、その辺をどういうふうに工夫するか、これが必要ですけれども、いずれ比内地鶏の優れた点をどう全面に出すかというのは、これから相当考えていきますけれども、いずれ今までこういうことをやったことがないんです。単に感覚的に情緒的に、うまいだとか、歯ごたえがあるとか。今回初めてこういうこと、これをひとつ売りのポイントに加えようということでございます。

(記 者)
 追加で。知事としてこういう食べ方がいいんじゃないかというようなアイデアがあれば教えてください。

(知 事)
 福岡の網焼き。塩こしょう本当にあっさりした。あれで食べると分かるんです。
 ところが秋田の人は、意外と醤油ベースで、タレが好きなんです。塩こしょうで、あっさり網で焼くと、あれは分かります。
 福岡に行くと焼き鳥を串に刺さないで、網焼きでキャベツの千切りの上に、ざく切りの上にばっと並んで、ああいうの結構おいしいんです。ああいう食べ方もいいのではないかなと思う。あまり食べたことないでしょ。あれおいしいよ。あのキャベツ並べて。キャベツに脂が染みてくるんです。そうすると、熱でキャベツの固いところが少し柔らかくなる。野菜も一杯食べられるんです。あれ九州はああやって食べるんです。それで、一杯食べられる。また食べ物の話になるとやめませんので。以上です。


(幹事社)
 ほかにございますか。それでは幹事社質問の方で。
 27日に仙北市の山林で女性が熊に襲われて亡くなったと見られる事故がありました。1年前にも鹿角市で4人が亡くなって、県の方でも再三注意喚起してきたわけですけれども、今後の対策、課題など改めて考えをお聞かせください。

(知 事)
 今年も大変心配をしておりました。おとといですか、27日、田沢湖の玉川の近く、仙北市の61歳の女性の方が襲われまして、お亡くなりになるということで大変痛ましい事故が発生してございます。被害者、そしてご遺族の方々には心からお悔やみを申し上げたいと存じます。
 私も、その場所はよく分かります。自分で行ったこともございますし、土地勘もありますけれども、やはりあの辺は、玉川ダムを含めて熊がよく出るんです。私も、おととしにドライブで玉川ダムに行った時、あのダムの堰堤の下が公園で、かみさんと車で行ったらいたんだよ、熊が。
 いずれ27日付けでツキノワグマ緊急対策会議を設置しまして、28日は仙北市で会議を開きまして関係者と今後の対策について協議を行ってございます。いずれ現在各関係機関におきまして対策に取り組んでございます。熊の出没注意報を今月9日に発令してますが、27日付けで出没警報に切り替えてございます。

 タケノコと熊、笹ですから熊の好物でもありますので、特にタケノコとりについては、やはりこれから注意を相当していただかないと、完全な入山規制はできませんので、やはり皆さんが自覚を持って注意をすると。また夢中なって単独行動をならさない、できるだけ二人以上で行動していただくと。
 逆に熊だけでなくて、一般の遭難もタケノコとりが多いんです。あれやはり下ばかり見ていきますから。笹の中に入りますと方向感覚がなくなりますので、熊のみならず、とにかく最大限注意をしていただきたいと思います。県外からも相当入っていますし、たまたま先般の青森の男性の方は、病死だったと思いますけれども、いずれ自分は大丈夫だろうと思うんです。最近その熊の被害、あるいは行政が、熊を発見すると情報を流しますから、相当熊が出ているように感じますけども、私の感覚では、私が子どもの頃、角館の武家屋敷の先の坂を下って神代の方に下るところでしょっちゅう熊が出た。私の家から七、八十メートルの付近、しょっちゅう出てました。

 それから、角館に行って警察署から左に曲がって橋を渡る。それで、武家屋敷の角の方へ行く周辺、あそこら辺では私の小さい時は熊が、うようよしていた。結構熊に襲われた人は一杯いましたよ。ですから、結構出ているんです。ただ当時はそれが統計にも表れないし、熊が出ても町や県が統計を取るとか、注意を喚起するといったことがなかったから。ですけれども、結構襲われている人はいるんですよ。ただ、そういう中でも当時は、タケノコをとりに行くと相当注意して、皆さんがある意味で山の相当なプロ、この人たちしか深くは入らなかったです。今は、やはりブームですから山菜の。そこら辺が、結構、確かに熟練者も襲われてますけれども、その辺が昔と違うのかなという。いずれ何とか注意をしていただきたいと思います。今年もかなりえているというか、去年からの継続ですので、何とか注意をしていただきたいと思います。

(幹事社)
 ありがとうございます。この熊被害に関連した質問はありますか。

(記 者)
 熊の関係で、今日の午前中、仙北市でも会見がありまして、入山規制に関して入山料を取らない形で、それぐらい強く自粛を求めたいというような話でしたけれども、先ほど、なかなか全部止めるのは難しいというのがありましたが、その仙北市の対応についてのお考え等を、県として入山規制という部分で何かできるようなこととかもしあれば教えてください。

(知 事)

国有林ですので、これ国との調整になりますけれども、例えば国有林の場合、一定的に止めることができるんです。自分の土地でないですから。あと、県内では、例えば熊の関係でなくて、自分の山を守ろうということで民間所有の場合は、民間の方が入っちゃ駄目だというと、これ、不法侵入です。ただ、昔から、山菜の場合はお互い様ということで、慣習的に、これあまりきつくはやってませんけれども、一部北秋田の方では、熊ではないですけれども自分の山を守るということで、立ち入り禁止の民間の山もあるんです。そういうことで、例えば国有林、あるいは民間の私有林、この方々と協議をしながら、一定時期、強制的に入山規制をするということは可能ではあります。ただ一方で、ある意味で県の観光だとか、あれである程度収入を得ている方もいますし、逆に言えば秋田の名物料理ですから、これも全くなくなると非常に料亭や食堂が困ることもありますので、あとは県外から非常に入っているんです。特に北の方は青森、南の方は山形。逆に県外からおいでになって、ごっそり取っていくと。県内の方は、毎年取れますから、根こそぎは取らないんですけれども、県外ともそういう連携を取る必要があるのかなという。まあこの辺はこれからもう少し。

私は、やはり一定の強制力があってもいいのかなと。ただ、なかなか、全面的にするのか、この地域は大丈夫と言えないです。明らかに、この山は熊がいないということが分かればいいけれども、オーケーを出して、熊が出てきたら大変でしょ。その見極めが、もう熊はあちこち行きますからなかなか難しいです。ただ、自分のこととして捉えないものですから、「まあ大丈夫だべ」「大丈夫だべ」という状況でありますから、相当きつく自粛してほしいなというふうには思ってます。

(記 者)
 あともう一点。被害に遭われた方の熊の体毛を調べて、DNA鑑定をして、固定を特定したいというふうな話で昨日会議があったかと思いますが、毛の状態とかによってなかなか難しい部分もあるというふうな話でしたが、そこら辺の見通しというか課題・展望というか、今現在のお考えを。

(知 事)
 私は動物の専門家ではありませんので、例えばそれが特定できたとしても、熊を見た時に、これは人を襲った熊だって分かるかどうか。でも分からないですよ。この地域に凶暴な人間を襲った熊がいるということを、ある意味ではそこら周辺にいますから、何かの時に注意するということはできるでしょうけれども、DNA鑑定して熊を特定したとしても、特定した熊がそれかどうかというのはどうやって分かるのかなと。
 そこら辺はまだ専門的に聞いておりませんので。後で射殺して初めて分かるという状況ではないかなと。例えば糞とか、そういうものと連携できるのか。糞を探せば、ある意味でのこの生息エリアが狭まりますから、そこは特に重点的に、その周辺を入山規制にするとかできますけれども、糞を探して歩くというのは、たいへん手間がかかるんです。雨が降ると流されますから、やはりなかなか難しいんのではないですか。 


(幹事社)
 では各社さん、ほかに質問あればよろしくお願いします。

(記 者)
 秋田港へのクルーズ船の乗客の列車の運行というのが検討されていると思うのですけれども、前向きに捉えられる話かと思いますが、現時点での検討状況だったり、あるいは今後の見通し、JRとの協議を含めた見通しを教えていただいてよろしいですか。

(知 事)
 はい。1つは、JRの線路ですから、私が先月、JRの本社に行って要望はしています。ただJRが単独で決定できないです。
 あれは国土交通省の鉄道局の認可が必要です。そういうことで先般、国土交通省にもお願いをしてございますし、おととい、水防演習に国土交通省の幹部も来ておりましたので、その席上でも国の方の認可をできるだけ早く出していただくようにということで、これは安全基準等がありますので、県マターというよりもJRと国土交通省の専門的な技術的なマターです。これで決定しますけれども、いずれ国土交通省も観光庁を持ってますので、これは十分前向きに検討をしたいというところまでは来てます。
 できれば竿燈の時期までとか。ただ、線路のそばに安全用の柵とか、あと臨時のプラットホームをつくる必要がありますから、認可を受けても少し工事が必要ですので、その工事期間を見ますと、やはり6月中あたりに、許可をいただかないと工事ができませんので、その工事をどこでやるかどうかも含めて、今、特に何とか現場の方には色々な関係機関と協議をスピーディーにやりながら、JRにも協力をいただいて。あれができますと、秋田駅まで来ると例えば仙北、角館、田沢湖、新幹線ですからすぐですから。それで、大量に(観光客を)運べますから。そういうことで今頑張っています。

(記 者)
 ありがとうございます。


(記 者)
 今日の早朝に北朝鮮がミサイルを発射しまして、今年に入って9発目という情報もあって、かなり挑発行為がエスカレートしているのではないかと言われてますけれども、知事のご所感をお願いします。

(知 事)
 あと実験段階ではないのでないか。逆に言えば、金正恩の気持ちがどうなのか。私であれば、今色々な面で非難が出ていますから、まさに、こういう時こそ、実験段階でないとすると、実弾がなくても発射だけする。だから、あの国もそんなに、実弾だけ一杯盛っても費用がかかりますから、逆にエンジンだけ付けて弾頭なしで。バカバカやると混乱が起きるでしょう。
 ですから我々の国は強いんだぞということですよ。力を見せつけることによって、色々なこれからの交渉事を有利にしようという、あるいはあの体制を維持しつつ、また、ここまで言うとどうかと思いますけれども、最終的な狙いは何なのか。
 私はやはりああいうものをちらつかせながら、朝鮮半島の北側の北朝鮮主導の統一だと思うんだ、私は。あれにいちいち、敏感に反応し過ぎると、これ毎日打たれてると政府も毎日官房長官が朝から。我々もそうなんです。朝すぐメール入りますから。すぐ何かあればということで、今日も6時半にメール、メールが入るんです。私も毎日これをやられるとまいっちゃうんだよ。逆に嫌がらせというか、混乱を起こすという意味。
 ですから、あれ幾ら抗議をしてもやめませんよ。抗議すればするほどやりますよ。相手の金正恩の気持ちになって考えればいいんだ。昔の戦国時代の兵法ですよ。逆に言えば韓国の方が騒がないでしょ。あれ騒げば騒ぐほど、韓国の方は色々な面で困るんですよ。
 ただ、あれだけ能力を持てば、いつでもその気になれば日本をやれますから。これはやはり、中国とかロシアは、あれだけ大きな国だって世界の貿易、経済、仕組みに入っていますから、ああいう大国になれば、逆にそういう、色々な面で世界の仕組みに組み込まれていますから変なことはできませんけれども、北朝鮮のように何も組み込まれてないところは一匹狼ですよ。逆に、やると思えば何でもやる。
 でも、あっちは、多分国民の半分が犠牲になっても、やる時はやると。ところがそれは、日本であろうがアメリカであろうが、そこまではとてもできないですから、困ったもんですよ。困ったものというか、それしか言いようがないな。


(幹事社)
 すいません、そろそろお時間なので何か最後一つお願いします。一問。

(記 者)
 ちょっと前になるのですけれども、今月の3日、安倍首相が9条を例に挙げられて憲法改正を急ぐべきだというような発言をされたんですけれども、その9条を改正して自衛隊を明記すべきだという点と、20年という期限を切って議論を急ぐべきだというこの2点に関しては、どういうふうにお考えでしょう。

(知 事)
 あの、国際情勢もすごく変化していますので、憲法9条をどうするか。私はやはり理想論として、自衛権のための一定の、現に自衛隊というのは軍事力ですから、自衛権だったら、自衛のためといっても、これ完全に今の状況だと、どこまでが自衛の兵器なのか、ウェポンなのか分かりませんからなかなか難しいけれども、自衛権の問題はしっかり私はあってもいいと思う。
 ただ、やはり国の姿として、やはり日本は平和国家ということで、9条の理想は持っておくべきだと思います。ここら辺の整合性をどう取るか。
 ですから、これを20年に限定する必要は私は必ずしもないと思う。これ最終的には国民全体の意思がどうなのかということですから、オリンピックに合わせるという意味のものでもないだろうと。ただ逆に言えば、安倍さんからすると、ある程度区切らないと議論がさっぱり進まないと。いつまでも議論して、何十年も議論しても始まらない。だからある意味で安倍さんからすると、賛成と反対で両方の立場からとにかく議論を沸き起こすという意味で言っているのではないのかなと思います。

(記 者)
 確認ですけれども、その憲法に自衛隊を明記することに関しては。

(知 事)
 現にありますから。だから自衛のための一定の戦力を持つということは、あってもいいと思うんです。一方で自衛権は認めてますから。

(記 者)
 分かりました。


(記 者)
 すいません1点だけ。今、テロ等準備罪の新設する法案の国会審議が続いてますけれども、金田法務大臣の答弁が連日注目されていますが、その点、知事としてはどのような印象をお持ちでしょうか。

(知 事)
 よく分からない。私も、あの立場になればどうなのか。だから、どういう意図で金田先生を、あそこのポストに据えたのか。これは分からない。
 逆にプロの方がやりにくい場合もあるでしょうし。ただ、金田大臣の答弁がどうかというよりも、私はこうだと思うんだ。
 あれで、そんなに安倍さんの支持率が落ちない。やはり、イギリスのリバプールのああいうのも含めて、日本人もテロは何とかしなければならない。ますます国際化しますから、日本も、島国ですからヨーロッパとは違うけれども、テロに無縁ではない。
 ですから、国民としては多くはテロそのものをどういうふうに防ぐか、そういう法体系をしっかりしてほしいと思っていると。ただ、これが変に使われないようにというのが、一方で国民の理解だと思うんです。そこなんです。そのバランス。
 ですから、あれが結構、肯定するという人が多いんです。だからその運用の仕方が、いわゆる権利の、国家権力の乱用というここをどう防ぐかというところが、最後のキーポイントじゃないかなと。やはり、私は一般人だとか一般人ではないかって、どうやって分かるんですか。ある日、一般人が、突然一般人でなくなるということあるでしょ。私はああいう議論は、あまり意味ないのかなと。
 いずれ本当の意味のテロの危険がある場合は、相当やはり踏み込んで、やらなければ、防げませんよ。
 ただ、それ以外のもの、一般的なテロ以外のものについての市民運動、こういうものはやはり、これをここで全部広げちゃうと問題ですから、そこの境目の歯止め、あるいはそれをどう解釈するか、そういうチェックをどうするかということは、少しまだ議論の余地があると思うということで。

(幹事社)
 すいません、終わります。ありがとうございました。