2021年度 製作装置の紹介
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メカトロニクス科2年生の実習授業で製作した「CO2濃度測定装置」を紹介します。
新型コロナウイルスの感染症防止に向けて「密」状態を検知し、換気を促す装置です。
「CO2濃度測定装置」
装置の概要は次の通りです。動画と合わせてご覧ください
主な装置の構成は、以下となっています。
- 「CO2センサー」:空気中の二酸化炭素の濃度を測定。
- 「シングルボードコンピュータ(ラズベリーパイZERO)」: CPU、入出力インターフェースなどを備えている小型PC。
- 「小型モニタ」:CO2濃度の測定値を表示。
- 「LED表示灯ほか」:CO2濃度により「赤」、「黄」、「緑」が点灯し現在の状況を光で告知。
機能は以下となっています。LED表示灯の色によって、必要に応じ換気を行い空気の入れ換えを行うことで、 CO2の低減に繋がります。
- 装置の電源を入れると小型モニターが起動し、LED表示灯の緑が点灯します (機器の正常を示す)。
- 起動後1~2分後にCO2センサーが現在の空間のCO2濃度を測定し、小型モ ニタに測定値を表示します。
- 現在のCO2濃度により、800ppm未満で「緑」、800~1000ppm 未満で「黄」、1000ppm以上で「赤」のLED表示灯が点灯し、 空間のCO2濃度の状態を知らせます。
装置製作の時に考慮したポイントは、大きなLED灯を使用することで広い空間で離れていてもCO2濃度の状況を識別できること、 その他、外観にはアルミを使用することで高い強度及び軽量を、そして上質な感じを表現しました。