秋田県型地下かんがい(本堂城回地区)を学ぶ~仙台東土地改良区の現地視察~
2014年09月08日 | コンテンツ番号 8726
平成26年8月26日、仙台東土地改良区役職員3名、六郷地区換地評価工事委員31名が、9月4日には同土地改良区役職員3名、高砂(岡田)地区換地評価工事委員30名が秋田県型地下かんがいシステムの視察研修に訪れました。
六郷・高砂(岡田)地区は東日本大震災の復旧・復興のための国営事業が行われており、地理的条件として地下水位が高い地区だそうです。
農作物にとって水管理は重要であるため、地下水位の制御方法を検討しているとのことでした。
両日ともに岩手県で浅層暗渠工法と自動給水栓の実施状況と使用実態について視察した後に、秋田県で 暗渠排水と地下かんがいの施設・その営農状況を知りたいということでしたので、仙北管内にある本堂城回地区を紹介しました。
施設の利用や営農については、(農)TEAM.Freedomの細井代表から説明していただきました。
8月26日








9月4日







ネギ畑に入って収穫機械やネギについて語り合っていました。
秋田県では洗砂利とモミガラを被覆材として使用していますが、六郷・高砂(岡田)地区は砂質土であるため、砕石を使用すると砂の目詰まりによる被覆材の透水性低下が懸念され、被覆材の選定に苦慮しているようでした。
また、排水路を深くすると草刈り等の維持管理が大変になるので浅層暗渠工法の視察をするなど、維持管理面も含めた検討を行っていました。
視察研修はお互いにとって情報交換の場となり、両県ともに有意義な研修になったと思います。