この冬に思う、今こそ「足るを知る」!
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今年の冬は、何となくいつもの冬とは違った感じを覚えながら毎日を過ごしています。
まず、雪の降り方が青森県に集中し、隣接した県北が多い一方、県南が少なめという状態です。
また、累積降雪量は今のところ平年並みですが、1月とは思えない温暖な日があり、降っては解けを繰り返し、全般的に道路脇に積もる雪は少ない状況です。
それなら除雪費がかからないと思われますが、やはり一定の量の雪が降れば、気温が上がり解けるまで路上の雪を放置しておく訳にはいかず、当然に降る度に除排雪は必要です。
そうこうしていたら、立春を過ぎてから今期最強の寒波襲来ということで、全国的に低温、降雪量が多くなりつつあります。
いずれ、雪国では3月中旬までは、雪は降るものと覚悟をしておかなければならないということでしょう。
私が生まれて物心ついてから70数余年、育った角館町の路上に雪が全くない年もありましたし、20年くらい前には正月の1月3日に秋田市でゴルフをした記憶もあります。
しかし、その年によって寒暖の差はあるものの、地球の温暖化は確実に進んでいることも感じています。
まずは、雪の降り方が、かつては何となく平準的だったと思います。今のように急激に気温が上がったり下がったりせずに、一定の期間一定の量が降るという、降り方の流れが平準的に感じられました。
今風に言えば、雪の降り方や気温の変化も、かつてはアナログで、今のようにドカンと降って急に暖かくなるという、1か0かのデジタルな降り方ではないように感じています。
また、気温は総体的に確実に上がっていると思います。
私が冬に秋田市の親類の家に遊びに来ていた昭和30年頃、今から60~70年ほど前までは、千秋公園のお堀が氷結し、多くの市民がお堀のスケートリンクでスケートを楽しんでいたのを記憶しています。
また最近、特定の地域に集中的に豪雨をもたらす線状降水帯という言葉がありますが、今年の青森県の豪雪は、線状降雪帯というものによるそうです。
地球温暖化により海水の蒸発量は増え大量の水蒸気が上空に漂います。
そうすると、上空の気温が少し冷えれば、その水蒸気は大雨になり、さらに冷えれば大雪になります。
かつては、「地球温暖化により暖かくなって良いな」という声も聞こえましたが、やはり自然の摂理を踏み出すような人類の自然環境の改変、端的に言えば破壊は、人類の生存にはマイナスに作用するということを肝に銘ずるべきではないでしょうか。
そろそろ何事も欲はほどほどに、「足るを知る」という言葉を思い起こしませんか!