海外の通販サイトで日本語表記で販売されていた商品を購入した際のトラブルが増えています。  「発送されたはずの商品が届かない」、「購入した商品が模倣品であるとの通知が税関から届いた」といったケースです。
 さらに、サイト上に販売事業者の正式名称や住所、電話番号が明確に記載されておらず、「代金を支払ったら商品が届く前に通販事業者と連絡が取れなくなり、対応を求めることができなくなった」という事例もあります。
 こうした被害の相談は年代を問わず多くの通販サイト利用者から寄せられています。
 また、市場では希少なのに入手可能となっていたり、高級ブランドやメーカーの製品なのに価格がかなり安くなっていたりするサイトは、特に注意する必要があります。その場合は、偽物か、または販売事業者に在庫はなく、嘘の商品情報を表示している可能性が極めて高いからです。
 通販サイトを利用する時に重要なことは、商品の購入前に支払い方法をよく確かめることです。振込先が会社などの名義ではなく、個人名義であれば振り込んではいけません。
 不審に思ったり、怪しいと感じたら購入する前に「消費生活の相談窓口」に連絡し、確認してみましょう。
 消費に関して迷ったり困ったりする場合は▽県生活センター☎018・835・0999 ▽消費者ホットライン☎188(いやや)にご相談ください。
 オンラインによる対面相談も実施中です。ぜひご活用ください。