「宿泊施設生産性向上支援事業費補助金(2次募集)」について

2023年04月27日 | コンテンツ番号 72566

 県内宿泊施設の生産性の向上を図るため、経営の効率化や付加価値の高い宿泊サービスの提供に向けた取組を支援します。 

1 対象となる事業者

 秋田県内において宿泊施設を経営する方です。詳細は募集要項をご覧ください。 

 ※補助対象事業の(1)のシステム導入の一部については、県内の宿泊施設を運営する指定管理者も対象とします。

 2 補助対象事業

 補助金の交付対象となる事業は、経営の効率化等のためのシステム導入、又は季節による繁閑の平準化に向けた冬季誘客の促進など、宿泊サービスの高付加価値化の取組となります。補助率および補助上限は以下のとおりです。

(1)デジタル技術の活用による経営効率化等のためのシステム導入

 補助率:2/3 補助上限:400万円

(2)付加価値の高い宿泊サービスの提供に向けた施設整備

 補助率:2/3 補助上限:1,000万円

 今回の募集は、令和5年2月9日(木)から3月9日(木)までを募集期間とする補助金の2次募集でありますので、次に掲げる場合を除き、既に事業採択された事業者の応募はできません。

※同一事業者であっても応募可能な場合
・別施設での取組である場合
・同一施設内であっても、「(1)デジタル技術を活用した経営効率化等のためのシステム導入」、「(2)付加価値の高い宿泊サービスの提供のための施設整備」の補助対象事業区分が異なる場合

 詳細は募集要項をご確認ください。  

2 対象となる事業者

 補助金の対象となる事業者は、秋田県内において宿泊施設を経営する方です。詳細は募集要項をご覧ください。 

 ※補助対象事業の(1)のシステム導入の一部については、県内の宿泊施設を運営する指定管理者も対象とします。

3 申請期限

  令和5年6月2日(金)17:00【必着】  

 

4 お問合せ先

 「一般社団法人 秋田県観光連盟」
  住 所:〒010-8572 秋田市山王3丁目1-1
  電 話:018-860-2267
    Email:renmei@akita-kanko.com

5 ダウンロード

 <募集要項および実施要領(詳細はこちらをお読みください)>

・募集要領 [206KB]  ・実施要領 [161KB]

 

<交付申請 関連様式>

補助事業等交付申請書(要綱様式第1号)[19KB] [17KB]

事業等実施計画書(別記様式第1号) [33KB]※3シートあります。 [32KB]

収支予算書(別記様式第2号) [13KB]

 

<実績報告 関連様式>

補助事業等実績報告書(要綱様式第10号) [11KB]

収支精算書(別記様式第3号)[13KB]

 

<支払い関係>

請求書(要綱様式第15号) [15KB]

6 県内における高付加価値化の先進事例

 【事例(1)】「宿の価値を高めていく」 日景温泉(大館市)

  

【概要】
 上質な秋田の田舎をコンセプトに、団体客向けの湯治宿から貸切家族風呂や個室の食事会場を備えた個人客向けの宿への転換に成功し、コロナ禍でも売上を倍増させた。
 
【利用した主な補助制度】
・地域経済循環創造事業交付金(国、県)
・コロナ対応観光宿泊施設受入態勢整備促進事業費補助金(県)
・宿泊施設感染防止対策施設改修等支援事業費補助金(県)  など
 
【実施内容】
・建物が老朽化していたため、客室数80室を3分の1(28室)まで減らす大規模な施設改修を行い、
温泉付きの特別室や広めの和洋室を中心とした構成に見直した。
・もともとあった大浴場の他に、滝を眺められる露天風呂など、5箇所の貸切露天風呂を新設し、宿泊し
ながら、湯巡りが楽しめるようになった。
・プライベートな空間を確保するため、食事会場は全て個室化した。
 
【効果】
・数年にわたるリニューアル工事により、宿泊単価は以前の1万円前後から大幅に引き上げることに成功
した。温泉付き特別室は、1泊4~5万円の価格設定となっているが、大都市圏を中心に多くの宿泊者が
訪れている。
・コロナ禍で経営状況が厳しい宿泊施設が多い中、令和3年の売上高は前期比約200%を達成し、令和
4年についても順調に推移している。

 

【事例(2)】「収益性向上により賃金水準の向上を目指す」 山の抄(湯沢市)

 

【概要】
 創作料理と貸切の半露天風呂の新設で、ファミリー層の取込みに成功するとともに、専用宿泊棟の整備により、ペット同伴の宿泊客の獲得を目指す。これにより、将来的には客単価3万円を目指し、収益性を向上させた上で、賃金水準の向上を図りたい。

【利用した主な補助制度】
・宿泊施設感染防止対策施設改修等支援事業費補助金(県)
・宿泊施設生産性向上支援事業費補助金(県)  など

【実施内容】
・宿泊施設で主流となっているお膳料理やバイキング料理を止め、山菜のアヒージョなど地域の食材を活かした創作料理を提供することとした。
・宴会場だったスペースを改修し、冬期間でも楽しめる貸切の半露天風呂や蒸し風呂を新設した。
・ペット同伴の観光客をターゲットに、令和4年度に専用宿泊棟を新設し、新たな客層の取込みを目指し ている。

【効果】
・以前は、高齢者向けの宿泊施設であったが、カップルやファミリー層など幅広い客層を新たに獲得することができたほか、リピーターも増えている。
・宿泊単価は、以前の約1.1万円から1.7万円まで引き上げが実現(R4.10)しており、更に施設の付加価値を高め、将来的には2.5万円を目標としている。
・単価の向上により収益性が上がり、業界水準よりも高い賃金水準を実現し、週休2日という勤務形態も相まって、従業員の採用は順調に進んでいる。