平成23年度の環境放射能調査結果について
2013年09月02日 | コンテンツ番号 6397
空間放射線量
モニタリングポスト等による常時監視
平成23年度の健康環境センターの観測値(1時間平均値)は、0.027から0.065の間で推移し、空間放射線量への影響はありませんでした。
また、雄勝地域振興局においても、サーベイメータによる常時監視を行いましたが、問題のないレベルでした。
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○サーベイメータ 雄勝地域振興局(H23.3~H24.3) 地上測定(H23.6~H24.3)
広域調査及び定期調査
県内全域の空間放射線量を把握するため、125地点における広域調査を行ったほか、6地域振興局においてサーベイメータによる定期調査(月1回)を行いましたが、すべての地点において原発事故の影響は確認されませんでした。
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○広域調査
○定期調査
降下物
3月から4月にかけて、断続的に降下物から放射性物質が検出されましたが、県内の土壌や落葉等の調査結果及び文部科学省が行った航空機モニタリング調査結果から、本県への放射性物質の影響はごくわずかであったと考えられます。
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○降下物 (H23.3~H23.12) (H24.1~H24.3)
○関連調査 水浴場(H23) 土壌(H23) プール(H23) 落葉(H23)
○参考 航空機モニタリング(文部科学省)
水道水
平成23年3月18日から平成23年12月27日まで水道水を毎日検査した結果、平成23年3月22日から平成23年4月1日にかけてわずかに放射性物質が検出されましたが、健康に問題のないレベルでした。
平成24年1月からは、国のモニタリング方針の変更に基づき、3ヶ月分の水道水の精密検査にモニタリング方法を転換しています。
なお、平成28年度から、国のモニタリング方針の改定により本測定は廃止となり、震災前から実施している環境放射能水準調査による年1回の測定のみの実施となっています。
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○水道水 (H23.3~H23.12) (H24.1~H24.3)
農産物・流通食品等
県産農産等について検査を行いましたが、不検出から検出されても非常に低いレベルでした。
また、農畜産物の安全性を確認するため、牧草や肥育牛農家、県内産稲わら、菌床用培地等の調査を行いました。
リンク・ダウンロード
農畜産物・食品
県産農産物等(H23) 汚染稲わら県産牛及び県外産牛の県内流通状況
関連調査
- 牧草
結果 1回目(H23.5.17) 2回目(H23.6.20) - 肥育牛農家
緊急調査(H23.7.25) 再調査(H23.8.10) - 県内産稲わら(H23)
- 肥料・土壌改良資材・倍土(H23)
- 牛ふん堆肥(H23)
1報 2報
個別の事例への対応
腐葉土の取扱い等について
平成23年7月25日、県の放射能調査により腐葉土から高い放射性物質が検出されたことから、ホームセンター、学校等の調査を行いました。
→<リンク>腐葉土等の取扱い等及びホームセンター、学校の花壇等の調査
木質ペレット焼却灰からの放射性物質の検出について
平成24年3月、市民からの情報を受け、大館市が木質ペレット焼却灰の放射能調査を行ったところ、土壌改良材として使用する場合の国の暫定規制値を超える放射性物質が検出されました。このことを受け、県では、木質ペレットを製造している県内製造業者の製品及びその焼却灰の放射能調査を行いました。
→<リンク>木質ペレット焼却灰からの放射性物質の検出について