湛水防除事業「夜叉袋地区」では、今年度、製作したポンプ設備の据付工事を実施しており、令和4年度から新しい排水機場が稼働する予定となっています。

 そこで、八郎潟土地改良区職員とポンプの操作管理者を対象に操作説明会を開催しました。

 

【夜叉袋地区の概要】

事 業 名 : 湛水防除事業

地 区 名 : 夜叉袋地区

位      置 : 南秋田郡八郎潟町

工       期 : H30 ~ R4年度

受益面積 : 71.2ha    

総事業費 : 669,000千円

 

 既設の夜叉袋排水機場(S62年度造成)は、幹線水路を通じて集められた水を東部承水路に排水していますが、近年の降雨量の増大や流域内の開発等により、排水量が増加していることに加え、既設の排水機場の能力低下に伴い、湛水被害が顕著化していることから、湛水被害の軽減を目的とした排水機場の更新事業を実施しています。

 説明会では、工事の受注者から、新しい排水機場の施設概要や操作方法、維持管理にかかる注意点や既設の排水機場と異なる点について説明を行いました。

 管理者は、停電発生時の対処方法についても確認し、新しい排水機場の稼働に向けて熱心に耳を傾けていました。

 排水機場の更新にあたり、一定の移行期間を設定しているため、既設排水機場の解体は、来年度を予定しておりますが、事業により湛水被害が軽減され、農作物生産の安定性が図られることを願っております。