令和2年度秋田わか杉科学技術奨励賞の受賞者の決定について

2020年11月10日 | コンテンツ番号 53720

 この度、令和2年度秋田わか杉科学技術奨励賞の受賞者2名を決定しましたので、お知らせします。

 本賞は、若手研究者の研究開発意欲を喚起することにより、優れた若手研究者を持続的に輩出するため、平成19年度に創設したものです。今年度は、7月1日から8月20日の期間に募集を行いました。

 県内の大学及び公設試験研究機関の推薦を受けた応募の中から、審査委員会による審査の結果、伊東 良太 氏、安田 大恭 氏の受賞を決定いたしました。(氏名50音順)

受賞者

伊東 良太(いとう りょうた)氏

秋田県立大学 システム科学技術学部 助教

研究テーマ:「水素結合性液晶を用いたCW-THz位相計測システムの開発」

研究概要:

 本研究では、液晶デバイスを活用したテラヘルツ波の位相計測技術を開発した。テラヘルツ波は電波と光の中間に位置する電磁波であり、紙やプラスチックなど様々な物質を透過する性質から非破壊検査での利用が期待されている。開発した手法では、出力の高い連続発振のテラヘルツ波を用いるため、工業製品の非破壊検査に有効であり、炭素系素材の非破壊検査など航空機・自動車産業における独自技術への進展も期待される。

受賞者

安田 大恭(やすだ だいすけ)氏

秋田大学 大学院医学系研究科 生体防御学講座 助教

研究テーマ:「生理活性脂質リゾホスファチジン酸によるリンパ管新生の分子機構と病態制御機能」                  

研究概要:

 リゾホスファチジン酸 (LPA) は血液やリンパ液中に存在して多彩な機能を発揮する生理活性脂質である。LPAがリンパ管を新生することが示唆されているが、その分子機構はよくわかっていない。本研究の目的は、LPAによるリンパ管新生の分子機構と、がん細胞の転移、リンパ浮腫、発毛異常などのリンパ管関連病態にLPAが果たす役割を明らかにすることである。本研究の成果は、このようなリンパ管関連病態に対する新たな治療薬開発のための基盤になると考えている。

※今年度の募集に関する詳細、これまで(H19~R1)の受賞者については下記のダウンロードファイルをご覧ください。

ダウンロード

 令和2年度秋田わか杉科学技術奨励賞募集要領 [122KB]

これまでの受賞者と研究テーマ [123KB]