令和2年7月30日、若者チャレンジ応援事業の令和元年度採択者9名のうち、5名が来庁し、現在の取組状況や成果などを知事に報告しました。

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※左から、内田さん、三國さん、阿部さん、知事、八嶋さん、若狭さん

 「ジェラートで秋田を発信」をテーマに、美郷町で取組を進めている内田さんは、昨年度イタリアでジェラートの製造方法などを学び、今年5月、美郷町六郷にジェラート店「TIG(ティグ)」をオープンしました。地元の食材を活用した商品が好評を呼び、オープンから一カ月間の来店者が5千人を超えています。

 [1133KB](イタリアでの修行の様子)

 「IoTを用いた灯油ホームタンクセンサーの開発」をテーマに、北秋田市で取組を進めている三國さんは、灯油残量をレーザー光を用いて計測する独自技術を開発しました。今後は基地局とセンサーとを結ぶ通信技術の確立を目指し、この冬に大規模な実証実験を行うことを計画中です。

 [862KB](灯油ホームタンクセンサーのテストと試作品を説明する様子)

 「地元のリンゴを用いたハードサイダー(果実酒)の製造」をテーマに、横手市で取組を進めている阿部さんは、昨年度、ハードサイダーの本場であるアメリカポートランドで製造方法を学んだ後、オリジナルのハードサイダー「OK.ADAM」を製造、販売しています。今後は本格的な生産体制の確立と多くの人が訪れる場づくりを目指して、醸造所の立ち上げに向けた設計案の検討を進めています。

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(オリジナルハードサイダー「OK.ADAM」)

 「秋田の自然を満喫できるサウナの創出」をテーマに、仙北市で取組を進めている八嶋さんは、田沢湖畔で楽しめるテント型サウナサービス「タザワコサウナ」を7月から開始し、地域の自然や資源を交えた、そこでしか体験できないオリジナルコンテンツを提供するなど、多くの好評を得ています。

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(「タザワコサウナ」の様子)

 「eスポーツを用いたリハビリプログラムの確立」をテーマに、秋田市で取組を進めている若狭さんは、自身が勤務する障害者支援施設ほくと内で、障害者が参加するeスポーツ大会を開催し、その模様を家族向けに限定配信しているほか、他施設や大学等の研究機関との連携を企画中です。

 [620KB](eスポーツ大会の模様)

 各採択者からの報告を受け、知事からは、「皆さんの頑張りが他の若い人の刺激となり、地域に新たなにぎわいが生まれてくる。地域資源を生かしてさらに頑張ってほしい」との激励があり、採択者の皆さんは決意を新たにしていた様子でした。

 県では引き続き、夢に向かって挑戦する皆さんを応援します!