●知事臨時記者会見

 「新型コロナウイルス感染警戒レベルの設定について」


(幹事社)
 幹事社の産経新聞です。よろしくお願いします。
 はじめに、知事からご発言があるそうですので、よろしくお願いいたします。

(知 事)
 この4連休の25日、26日に、4月14日以来初となります感染者が出ております。1名ずつですが、これは一連の連鎖ですんで、件数は1件です。1件というのは、同一の感染の濃厚接触者ということです。感染防止対策と社会経済活動の両立が必要でございます。いかにうまく、現在はこのウイルスと付き合っていくか、ということで、県民の皆さんには過剰に反応することなく、マスクの着用、手洗い、社会的距離の確保などといった基本的な感染対策をしっかり守ってほしいと思います。また、接触確認アプリ「COCOA」は、スマホにまだ全国で1割程度しかインストールされてないという情報です。スマホを持ってる方については、是非この「COCOA」をインストールし、万が一の場合に備えてほしいと思います。また、県におきましても、県単独のアプリを出してますんで、こういう最新のツールを使って、しっかりと万が一の場合に備えてほしいと思います。
 また、接待を伴う飲食店をはじめ、3密となる場での会食、あるいは、宿泊施設における、あるいは飲食店における、あるいは集落の会館などにおけるカラオケ等については、非常に感染確率が高いですので、是非避けていただきたいと思います。
 また、少しでも体調に変化があった場合は、無理をせずに、出勤あるいは学生さんにおいては学校等に登校せず、帰国者・接触者相談センターに速やかに相談してほしいと思います。
 都道府県をまたぐ移動に関しては、訪問先の感染状況を十分に確認し、慎重に対応していただきたいと思います。特に首都圏をはじめ、例えば関西圏等々、感染拡大地域への観光等については、経路不明の感染者が非常に増えてますんで、できれば極力避けていただくと。また、そういう地域から夏休み等で帰省される方がいらっしゃると思いますが、ご家族に対しては健康状態を確認し、体調がすぐれない場合、あるいは若い方については十分に帰省について慎重に行うように、実家の方からお願いをしていただければ幸いでございます。お盆のお寺のお墓参り等についても、仏教界の方でいろんな指針が出てます。ですから、普通の夏とは違って、ご先祖様のお墓に行くのは、これは日本の風習ではございますが、特に実家にお年寄りのいる方については、万が一の場合を考えながら、是非とも十分に注意を払っていただければ幸いでございます。
 また、様々な事業者の方、特に飲食業界について、最近感染者が出てませんので、油断があれば困ります。再度ガイドラインについてしっかり守っていただきまして、また、慣れというものが非常に怖い状況ですんで、最低限のガイドラインの遵守、そして、できればいろんな工夫をしながら安心して営業ができるような状況にしていただければ幸いでございます。
 特に観光関係でございますが、Go To トラベル事業がスタートしています。多くの宿泊施設・ホテル等については、申し込みをせずに、Go To トラベルの事業に加わらないというところも多いようですが、Go To トラベル事業にかかわらず、首都圏からも一定のお客さんがお見えになることは避けようがないことですんで、十分にそういうところについても注意を払っていただきたいと思います。
 県としては医療体制等について最大限努力してまいりますんで、県民の皆さんにも自らのこととして、またご家族、あるいは親友、友人、知人にも、万が一感染してしまうと、いろんな面でご迷惑をかけることになりますんで、是非慎重な行動を再度ご認識いただけますようお願い申し上げたいと思います。この後、必要に応じてマスコミ等を通じ注意喚起は繰り返し行っていく所存でございますんで、ひとつよろしくお願いいたします。
 以上です。

(幹事社)
 それでは、幹事社からまず1点お伺いします。
 先ほど、3カ月ぶりに感染確認が2人、2件出たことについて、過剰に反応する必要はない、恐れる必要はないと知事はおっしゃいましたが、一方で、若い人を中心に感染防止対策に緩みが出ている、慣れが出ていることも心配だというふうにおっしゃいました。そういう状況の中で今度の2人が出たということについて、知事自身はどの程度の危機感というか、とらえ方をされてるんでしょうか。改めてお伺いしたいんですが。

(知 事)
 今回の感染者のお二人は、相当注意をしていらっしゃると思います。ただ、感染はどんなに注意をしても、例えば3密を避ける、あるいはマスクをしてる、そうであっても100%ということはないです。ですから、たまたま今の段階で濃厚接触者については、あと数名を除いて陰性です。そういうことでありますが、接触の感染というのはあり得るんです。例えば、サービスエリアに行ってトイレを使うと。1回ごとに消毒してるわけでないですから、そういう場合について、いくら注意しても手で触ることがありますんで、これは避けようもないことです。ですから、そこまで神経を使うとすると、どこも行かれないと。むしろそれよりも、若い方の大勢でクラスターとなるような集まりが怖い。特にそういう状況について、最近、私のところにもメール、あるいはお店屋さんから、自分の店の前で若い方がマスクをかけずにわいわいやってるという連絡もありますんで、そういうところについて、夏休みは若い方が多く帰ってきますんで、また、若い方が帰るのみならず、現にいる若い方も集まりがあってそういうことがありますんで、クラスターになるような場面については、注意喚起をこれからも強く行っていきたいと思います。

(幹事社)
 ありがとうございました。
 それでは、各社質問がありましたら。

(記 者)
 本日、新型コロナウイルスの警戒レベルの設定がなされましたが、今回このタイミングで警戒レベルを設定されたのは、第2波を警戒されたのか、もしくは県内でも久しぶりの感染者が出たことがきっかけなのか、このタイミングでの設定の理由について教えてください。

(知 事)
 県内では4月から出てませんが、これについては相当前から、夏休み、あるいは夏の観光シーズンに合わせて、7月末頃までに作るということで作業をこれまで続けておったわけです。ですから、今回のこの例とは全く関係なく、夏に備えるということで、前からの準備が整って、医師会、お医者さん、専門家の意見も聞いて今回発表したということです。

(記 者)
 そうすると、今回の感染だったり第2波っていうよりかは、人の往来が増える夏に向けて準備されてきたと。

(知 事)
 はい。

(記 者)
 分かりました。
 もう一問、知事の認識をお伺いしたいんですが、今回また2名出たということですが、秋田市の発表だと感染経路については依然不明ということで、県外には行ってるけどもそこで感染した可能性については何とも言えないというような反応でしたが、知事のご認識として、県内にも第2波が近づいてるという状況なのか、それとも、まだそういった状況にはないのか、どのようにお考えでしょうか。

(知 事)
 これは、夏休みになりますので、まずお盆の頃でないと分かりませんが、今のところ県内の第2波というような認識までは至ってございません。ただ、注意をこれからしっかりしないと。今日も相当数検査してます。観光というよりも、経済活動でどうしても運輸だとか、様々な面で首都圏等と行き来する必要がある方がいらっしゃいますんで、こういう方々がまず心配があって、ちょっと体調が悪いということで検査をしてると。今のところ(そういう方が)増えてるということで検査数も大分これから増えるんじゃないかということが想定されます。ただ、現在まで(新たな)陽性者がまだ出てませんけども、県境封鎖でもしない限りゼロでいくということは、無理があるんです。ですから、いかに少なくするかということは必要ですが、この後全く出ないように防御するということはできませんので、いかに早くそういう認識を持ってもらって、ちょっとでもおかしかったら他人に近づかない、すぐ相談してもらって検査をするというふうに持っていきたいと思います。

(記 者)
 分かりました。ありがとうございます。

(幹事社)
 ほかにありますでしょうか。

(記 者)
 今の段階がどのレベルにあって、県民に対してどう要請していくのかっていうのを改めて知事の方からお願いします。

(知 事)
 今あの、一番低い段階です。

(健康福祉部長)
 病床確保上のフェーズからいきますと、現在、感染者が2名ということでございますので、2aから2bの間といったところかと思っております。

(危機管理監)
 資料3の中で言うと、週に1人から6人ということですので、これまではゼロでありましたけども、一応強い注意喚起ということで(警戒)レベル2に該当するということで認識しております。

(記 者)
 ありがとうございます。そうすると、じゃあその上で改めて、知事から県民に今の段階でどうお願いしていくのかっていうのをちょっとお願いします。

(知 事)
 先ほど言ったとおり、県内にお住まいの方は、普段どおり、3密、あるいはいろんな注意、うがい、消毒等々をしっかりしていただきたいということと、あと、県外と往来する方は、是非とも必要度について十分注意しながら、特に感染の多い場所については、観光等の遊びは控えてほしいと。あとは、業務上どうしても必要がある場合については、万全の警戒をしながら、そういうところで会食、あるいは密になるところに行かないように、また接待の伴う夜の街に行かないようにと。相当数(県外へ)行ってますが、全体からすると相当往来が少なくなったと言えども、検査の方は、そのうちのほんの0・何%です。ですから、ほとんどの方は行き来しても何にも出てませんので、これを全部やめるというわけにいきません。必要不可欠な場合については仕方がないと思いますが、そういうところについては、なるべく往来を避けるようにっていうことが基本です。

(記 者)
 検査の体制は整えてあるということですけれども、今回の秋田市の女性のケースを見ますと、熱、体の痛みを訴えてクリニックに行ったけれども、すぐ検査には至らなかったというところで、なかなか相談センターに行っても検査に至らないケースもあるんじゃないかと聞いてますが、その辺りについて、知事は、どう進めていくべきだとお考えでしょうか。

(健康福祉部長)
 はい。検査体制は整いつつあります。また、相談体制も大分以前から見ると整ってきておりまして、相談を受けた場合には適切な対応ができているものと思いますけれども、なかなか電話の相談の中では具体的な症状までうまく伝わらないようなケース、あるいは判断しがたい状況があって、あるいは直接医師の判断といいますか、実際に診察をした医師が検査を判断しなければならないという場面がやはりあり得るのかなと思っております。大分、医療関係の考え方も以前から見れば大分変わってきた、国の指針も変わった中で、大分幅広く検査に対応できるようになってまいりまして、我々が見ておりましても、特に症状のない方でも県外との往来歴があるとか、あるいは県外から来られた方と接触した経験があるとかといった場合には、速やかに検査に結びつくといったような形にもなってきておりますので、今後検査件数は増えてくるのではないかと思っております。

(記 者)
 そうしますと、センターの看護師さんの見方で変わるという検査がまだあるということですか。

(健康福祉部長)
 はい。相談センターから実際に保健所の方につないで、さらに深い聞き取りをするわけですけれども、なかなか電話の中だけでは十分に把握できないというパターンもありますので、そういったときは医師の判断によるということもあり得るかと思います。

(記 者)
 他県の方では、クラスターが発生した施設に関して、施設の了解がないと公表できなくて困ってるケースもありましたけれども、秋田県の場合はどのような対応をしていく方向性なのか教えていただければと思います。

(健康福祉部長)
 本県におきましては、これまで福祉施設等での発症の例はございませんけども、以前医療機関の従事者の方が感染した場合には、医療機関から積極的な公表といったものがございました。実際個々のケースで判断をすることになるかと思いますけれども、できるだけ(施設の)中でのクラスターの発生、それから(施設の)外への感染といったものがないように適切に判断していくことになるかと思います。

(記 者)
 基準のようなものを作るご予定等、まあ他の県ではそういうのを設けるっていうケースもありましたけれども、その辺り知事はいかがでしょうか。

(知 事)
 基準を設けるとなると、場合の数が多過ぎるんですよ。ですから、数字の基準というのは、基準、基準って言うけども、科学的に言えば、場合の数が多いときは基準がマイナスになるときがあるんです。ですから、状況に応じて、要するに、一定の公表をすることによって、これ以上(感染が)広がることが防げるという場合については、やっぱり公表すべきだと。で、数が少なくてもその後に感染拡大が非常に心配される場合と、数が多くてもそれで終わるという場合ありますんで、そこら辺は、、いろんなファクターを追って複合的に勘案しながらやるということが一番じゃないかと思います。アラートをやっても、余り意味がないんだな。何がアラートって。これ以上言うと。いろんな考えがありますから。基準っていうのは、こういう基準は作ったけども、公表の基準はまちまちですから。そういうことで、場合(案件)によって当然1件ずつ判断するということです。

(記 者)
 病床確保計画の病床数が出てますけども、これは現時点でどれぐらい進捗しているのかということと、宿泊療養居室なんか、まだルポールさん以外にも確保とかが必要だと思うんですが、大体いつぐらいまでにこの数字は達するべきだというふうに知事としてもお考えなのかという、あの、健康福祉部長と一緒にお答えいただければと思います。

(健康福祉部長)
 病床の確保につきましては、既に医療機関からいただいた意向調査を基に、今回この計画を作成してございます。で、ほぼ同意は得られておりますけども、今回の計画の策定を踏まえまして、改めて医療機関には、こういった数でお願いしますということで要請を差し上げたいと思っております。
 宿泊療養施設につきましては、現在、ルポールみずほに16室29人分ということで確保してございます。療養施設者数、これは療養が必要な人から入院に対応する人数を引いた分でございますけども、まず一つには、入院した後の退院の基準が大分変わって短くなってございます。以前ですと1カ月以上も入院された方が、症状がほとんどなくても入院された方がおりましたけども、現在、10日とか2週間程度で退院されるということが普通な状況のようでございます。そして、本県の場合でございますけども、東京の場合は、症状のない方はまっすぐ療養施設、あるいは自宅療養といったことになってますけども、本県の場合は、まず一旦は感染症指定医療機関等に入院していただくといった方向をとっております。そういったことで、宿泊療養施設というのは、現在の状況ではですね、なかなか利用されることは想定しにくいんでございますけども、それでも今後増えた場合に備えて、一定数を確保していくということにしてございます。それで、各ホテル等に交渉しておりまして、今後その必要数につきまして確保していくということで準備しているところでございます。具体的な期間でございますけども、現在は、ルポールみずほの借り上げが9月までということになっていますけども、それより前に必要な69(室)以上ということで準備を進めてまいりたいと思っております。

(幹事社)
 それでは、知事の予定もありますので、あと質問は1社にさせていただければと思います。

(記 者)
 西村経済再生大臣が24日に、接待を伴う飲食店で新型コロナウイルスの感染が確認されて、なおかつ感染防止ガイドラインに従ってない飲食店の場合は公表するという指針を出されましたが、県としてはどのようにお考えでしょう。

(知 事)
 どうなんですかね。あのガイドラインって、余りサイエンスが入ってないんですよ。例えば、換気をしても、エアコンの方向性、あと換気の効率、窓の形状、あと座り方で違うんです。ですから、あのガイドラインっていうのは、非常にラフです。空気の入れ換えを計算するには流体力学(の知識が必要)で、ものすごく難しい。例えば、建築基準法の換気の基準は、非常にチェックが細かいんです。ですから、片方(ガイドライン)がオーケーで片方(建築基準法)がだめでも、精密に計算すると、だめな方が良くって、良い方が悪いということが、流体学から言えば、いっぱいあるんです。ですから、あんまり当てならないんだな。やっぱり一番は消毒と、お客さんとの距離。これをまず守っていればいいと思いますが、今の秋田の場合は、そもそも東京と違って、お店が広いんですよ。そういうことで、クラスターが出た場合については、ある程度しっかり観察しながら、そういう指導をするということはあり得ると思います。

(記 者)
 では、県民に対して何かその店名を公表するとか、そういった考えはないということですか。

(知 事):
 すぐ分かりますから。ガイドラインをあまりにも無視するという場合は、公表もあり得ます。

(幹事社)
 では、よろしいでしょうか。
 では、ありがとうございました。これで終了します。

 

(菅生広報広聴課長)
それでは、ただいまから記者会見を開催いたします。
それでは、概要について佐竹知事の方から説明をお願いいたします。

(知 事)
新型コロナウイルスの感染症の発表です。
今日、健康環境センターのPCR検査において、新型コロナウイルスの感染者が2名確認されております。先程わかったというものです。県内では、これで3例目、また4例目の感染者です。患者は2名とも由利本荘保健所管内に居住している外国人の方です。職業は、外国の指導助手、いわゆるALTでございます。
概要でございますが、3例目の患者Aは、20歳代の女性です。症状と経過でございますが、3月24日に発熱し、その日に医療機関Aを受診、翌日25日と26日に医療機関Bを受診しております。3月27日に帰国者・接触者外来Cを受診し、健康環境センターでPCR検査を実施したところ、陽性が判明しております。
次に、4例目の患者Bは、30歳代の男性でございます。症状と経過については、3月24日に発熱し、医療機関Dを受診しております。その後、味覚の障害と臭覚障害を自覚するなど症状が改善しないため、3月27日、患者Aと同じく帰国者・接触者外来Cを受診し、健康環境センターでPCR検査を実施したところ、陽性が判明しております。
感染源については、現時点では、まだ判明してございません。ただ、3月19日から22日まで、3連休です。患者2名を含む県内在住のALT8名で、2台の車で仙台市に訪問し、滞在してございます。そのほかの県内や仙台市内での行動の詳細については、現在調査中でございます。
濃厚接触者につきましては、患者2名と車で同行した6名について、1名は検査の結果、陰性を確認しております。また、3名は現在検査の実施中です。残り2名については、今、自宅待機でございます。
その他の濃厚接触者については、現在調査中でございます。
いずれまだ詳細について、経路、あるいは行動範囲、まだわかりませんので、また、何分ALTの方で、様々な聞き取りについてもまだ時間がかかっていますので、いずれ早急にいろいろな調査をしながら情報を提供していきます。
皆さんにおかれましては、患者の人権の尊重と個人情報の保護に、ご理解とご協力を賜われれば幸いでございます。
概略は以上でございます。

(菅生広報広聴課長)
それでは、質問の方をお受けしたいと思いますけれども、大体30分程度、質問の方、時間を設けたいと思っておりますので、ご協力の方よろしくお願いいたします。
それではお願いいたします。質問のある社は、手を上げていただきますようお願いいたします。

(記 者)
この2人について、外国人指導助手ということでしたが、仙台から帰られてから22日から現在までの間、学校などに登校、または子どもたちと接触するような機会はあったのでしょうか。

(米田教育長)
今、詳しい行動は調査中でありますが、基本的に子どもと接触したということはございませんでした。ただし、懸念されるのは、職員とは何らかの形で接触している可能性がございますので、その職員、教職員がまた何らかの形で子どもと接触しているかどうかでございます。その辺についてこの後また調べなければいけない状況でございます。

(記 者)
その2人は同じ職場なのでしょうか。

(米田教育長)
それぞれ違う職場であります。

(記 者)
もし違う職場なのであれば、今のところこの2人が仙台から帰ってきてからの接触者については、推測により把握できているのでしょうか。
(米田教育長)
それは今やっているところでありまして、この後も更に詳しくそこはトレースしながら、できるだけ多くそこをはっきりさせたいということで、今動いているところです。

(記 者)
ありがとうございます。

(記 者)
今の関連なのですが、宮城、仙台から帰ってきて、お二人の方がほかのその教職員と接触したというのは、学校に行ってという形になるのでしょうか。

(米田教育長)
そうですね、基本的に臨時休業中、今、春季休業中でありますが、職員、教職員は学校に出て新学期の準備等しておりますので、その中でそのALTと接点を持ったということはまず確かにいえると思います。

(記 者)
A、Bの方は、それぞれ帰ってきて、何日に学校に行ったことになるのでしょう。

(米田教育長)
1人は、23日、この23日は終日、そして24日は午前中、ほかの教職員と一緒に職員室にいたと聞いております。
それからもう一人のALTは、3月の24日に、その朝に、ほぼ全ての教職員がいる教員室に同じくいたと。その後ですね、マスクを付けた状態でありますが、養護教諭の方がマスクを付けた状態で、そのALTの検温をしているというところはわかっております。
今わかっているところはそういうところです。

(記 者)
今お話されたのは、23日終日と24日午前というのがAの方で、次がBの方ということですか。

(米田教育長)
そういうことです。

(記 者)
それぞれその職員室には何人ぐらいの教職員の方がいたかわかりますか。

(米田教育長)
詳しい正確な人数までは把握していませんが、多分20人を超えるぐらいだと思います、全部の職員です。24、5人だと思います。そこは、もう一回確認しないとはっきりしたことは申し上げられません。ただ、職員室の広さもございますので、どの程度の距離でいたかっていうのも、そこはまだ詳しくはわかっておりません。

(記 者)
それはAの方、Bの方、それぞれが勤務する学校の、それぞれ20数人の教職員の方がその職員室にいたっていうことですか。

(米田教育長)
少しお待ちください。
すいません、1つの学校では、職員は27人です。そしてそのもう一つの学校では16名。それからもう一つ、小学校ですが、これは10名ですね。結構少ない人数です。

(記 者)
ごめんなさい、Aの方の勤務する学校が27人、違いますか。あっ、16人と10人。合わせて27人。

(米田教育長)
違います。一つの中学校では27名の職員がいる、そういう学校です。

(記 者)
そこはAの方が勤務する中学校ということでよろしいですか。

(米田教育長)
どちらも小学校と中学校を兼務している状態です。ただ、今、小学校は1校、中学校は2校申し上げましたが、1つの小学校には、その臨時休業なってから、ずっとあと本務校で勤務というようなことで、その別の同じ小学校の方には一切顔を出してないということで、一切接触はないと判断したところです。

(記 者)
じゃあ、今教えていただいた27人、16人、10人というのが、濃厚接触者に該当するかどうかっていうのは、わからないという形ですか。

(米田教育長)
そうですね。急いで今日、先程、職員の状況は全部聞いてもらいましたが、2人まだ連絡がつかない方がいる学校が2校ありまして、残りの職員に関しては全て、体調に関しては問題ないと報告を受けておりますが、ただ、それは今日の段階ですので、この先どうなるかがまだわからないです。

(記 者)
今の段階では、お二人の方が勤務する学校の教職員の方で体調を崩していたり、24日以降に体調を崩した方は今のところはいないということですか。

(米田教育長)
いないと捉えております。

(記 者)諸冨部長にもお伺いしたいのですが、今のを踏まえて、秋田に戻ってきてから濃厚接触者と考えられる方はどれくらいいると考えられますか。現時点で。

(諸冨健康福祉部長)
もう少し詳細を調べてみないとわからない部分もあって、どれぐらいの距離感で一緒に行動を共にしたのか、それと時間的なところも踏まえて、そこは保健所のこれからの調査の結果によって濃厚接触者と認定するのかしないのかというのは、これから調べていかないと、現時点でははっきりとしたことは申し上げることはできないと考えております。

(記 者)
わかりました。
あとですね、仙台市内での行動というのは、現在調査中ということなのですが、感染のおそれがあるような場所に行ったとか、何か今の時点での情報はないですか。

(米田教育長)
その情報に関して、まずないのですが、こちらの方でも仙台に1泊とかじゃない、3泊しているということですから、全行程でどういう動きをしたかまだしっかり把握している状況ではありませんので、ちょっと何とも言い難い部分が多くあるということです。

(記 者)
わかりました。

(諸冨健康福祉部長)
補足しますけれども、仙台市の流行状況につきましては、現在、患者が2名発生しておりますが、仙台市1人、宮城全体においても仙台市が1人と塩竈保健所の管内に1人という形になるので、発生している患者の状態だけを見ると、仙台市含めた宮城県での流行というのは、それほどでもないという形になりますので、ほかの明らかに流行している地域と比べると、はっきりしたことはわからないという状況になろうかと思います。

(記 者)
ちょっと外れて、最後1点だけですね、同乗、同行された方のうち、お二人の方がまだ検査を受けないで自宅待機中となっていますが、これは何か理由はあるのですか。
(米田教育長)
それぞれその8人が一緒に行動しているわけですので、その中から今回、陽性の人が出たということですから、当然これまでの間、濃厚に接触しているということで受診するように指示しているところです。

(記 者)
指示はしているけれども、本人の行動としては、まだ検査を受けに行ってないということですか。

(米田教育長)
今日現在、ですから、できるだけ早く、明日にでも行くようにということは。

(知 事)
今わかったもので、もう遅いですから自宅待機というです。明日直ちに検査ということです。

(記 者)
はい、わかりました。

(記 者)
今の濃厚接触者についてですが、2人は自宅待機中ですけども、3名の方がPCR実施中ということで、PCR検査までに至った経緯は、発症があるとか、そういうことなのでしょうか。

(知 事)
今、順番にやっています。2名の方が同じ場所ではないものですから。あと3名の方は、今日検体を取ったので、今現在検査中です。もしこの後、陽性が出れば、すぐ、追ってお知らせします。

(記 者)
そうすれば濃厚接触者だからPCRを実施しているという理解でよろしいですか。

(知 事)
いや、同じグループ8名で2台の車で行き、同じホテルに泊まったので。その8人を順番にやってます。2人はまだ明日の朝ということです。連絡がつき次第やっていますので。6名はね、連絡がついて、3名は今できて、もう3名は今現在実施中です。

(記 者)
症状が出た方はいないということでよろしいですか。感染のお二人以外は。

(諸冨健康福祉部長)
それはまだ今、検査実施中ですので、検査の結果が出次第、陽性なればお知らせするということになろうかと思います。

(記 者)
わかりました。
すいません、Aの方なのですけども、医療機関を2つ受診されていますが、AからBに変えられた理由とはわかっているのですか。

(米田教育長)
お渡ししている資料には、Aの方は最初のところで気管支炎と診断されたと書いております。この資料に記載しているとおりで、それ以外の詳しいことは把握してないんです。

(記 者)
医療機関がAから、Dまであるのですけども、いずれも由利本荘所管内の医療機関ということでよろしいんでしょうか。

(諸冨健康福祉部長)
ちょっとそれについては、現時点でお答えすることができないということでよろしくお願いします。

(記 者)
確認ですが、このお二人が勤務する小・中学校というのは、由利本荘市の小・中学校でよろしいんですか。

(米田教育長)
はい、そうでございます。

(記 者)
それから、2人の住まいはどこのどういう形になるのでしょうか。下宿とか、一般の家庭に下宿をしているとか、そういう形なのでしょうか。

(米田教育長)
1人はアパート、由利本荘市内のアパートです。もう一人は、同じく由利本荘市の教員住宅に入っていると聞いております。

(記 者)
ALTとかだと、近所の人から優しくされたり、接してもらう機会も多いと思うのですけど、学校以外に自宅で発熱して、自宅にいる時に近所の人と接触したとか、そういうことは言っているんでしょうか。

(米田教育長)
これに関しては、ちょっと確認できているわけではないのですが、いずれそれぞれがアパートの周りにどういう方々がいて、どういうコンタクトがあるのかというのは全く把握しておりませんので、おそらくといったらあれですけども、日本語の会話能力等によっても、また周囲の方々との付き合い方も違ってくると思いますので、基本的にALTの方々は、やっぱりまず日本という国に来て、外国人として来ている方々ですので、まずは同じその外国から来た同じALTという仲間という意識の方が結構強いですので、そういう方々と何かあれば一緒に集まって、このように仙台に例えば行くとか、そういうことをやるという傾向はやっぱり強いといえると思います。もちろん個人的にいろいろ深く付き合う人がいる方もおります。あと、学校の中では先生たちが一生懸命やっぱり面倒をみなきゃいけないという気持ちで接しておりますので、そういう意味では学校の先生方がむしろいろいろな面で接触する場面が多いと考えなきゃいけない。それでやっぱり心配なのは、その先生たちが、どう子どもたちと接する場面があるということで、余計心配な点が出てきているということでございます。

(記 者)
先程、説明か質問で出たのかもしれませんけれども、この2人が登校した際、職員室に入って滞在した際は、マスクはしていたんでしょうか。

(米田教育長)
わかりません。そこまで確認していません。

(知 事)
いずれ今わかったもので、小・中ですので、まず由利本荘市の教育委員会に連絡して、詳細は、調査の協力依頼をして、由利本荘市の方でも動いております。

(記 者)
ありがとうございました。

(記 者)
今回新たに感染が確認された2人について確認したいのですが、2人は外国人ということで間違いはなくて、国籍はどちらになるのでしょうか。

(米田教育長)
こちらの方では国籍は把握しておりますが、その点に関しては、国籍を述べることで本人の名前そのものも特定されるということもあるということで、そこまでは述べることは控えさせていただきたいと思います。大変申し訳ないですけれども。

(記 者)
わかりました。
教えているのは英語っていうことでいいのでしょうか。

(米田教育長)
そうですね、中学校は教科としての英語、そして小学校では、今、3、4年の方では外国語活動ということで、英語に慣れ親しむように、楽しむようにというようなことをやっているっていうことですね。新しい学習指導要領に沿っていくと、今年から、この4月から5年、6年が今度正式な教科としての英語、外国語、英語になるのですが、由利本荘市はちょっと前から新しい学習指導要領を先取りして、移行期間から今、3年、4年、そして5年、6年と、外国語活動と、それから教科としての外国語、英語というものをやっているということで、通常であれば3年生、4年生あたりから、接点を持っていると考えていいと思います。

(記 者)
わかりました。
あと、この2人についてなのですけれども、入院しているのかどうかっていうところと、その後、症状はどうなのかっていうのを教えてください。

(諸冨健康福祉部長)
入院につきましては、現在、医療機関との調整中というところになりますので、まだ入院はしていないという状態になろうかと思います。症状につきましては、もうここの記載のとおりでございまして、少なくとも、例えば酸素投与が必要な重症の状態には陥っていないというところになろうかと思いますけれども、軽症なのか中等度なのかといったところは微妙なところで、重くとも中等度程度の症状の状態ではないかと思います。

(記 者)
回復に向かっているっていうことなのですか。

(諸冨健康福祉部長)
その回復に向かっているかどうかっていうのは、病状はある程度波もございますので、少なくとも、かなり重症になっていると回復に向かっているかどうかっていうのははっきりするかと思うのですけれども、先程申し上げたとおり軽症か中等度、重くとも中等度か、軽症か中度等かどちらかっていう症状の程度であれば、なかなか波があるので、現時点で回復しているかどうかというレベルまで申し上げることはできないかと思います。

(記 者)
わかりました。
そのお二人は、わかる範囲でいいのですけれども、今も発熱しているかっていうのを確認したいのと、あと、ほかの6人についての症状も教えていただけますか。

(諸冨健康福祉部長)
AとBにつきましては、配布の資料のとおりでございますので、27日現在でAの方が37.8度、Bの方が37.0度ですので、37度から発熱しているといえば発熱しているっていう状態になろうかと思いますけれども、27日のこの状態から今、現時点のところまでの病状までの詳細までは把握していない部分もあろうかと思います。
ほかの点については、現在検査中ですので、検査の結果次第で、陽性になれば状態についてはお知らせすることできるかと思いますけれども、その他の方については、まだ現時点では病状等の詳細については申し上げることはできないかと思います。

(記 者)
ありがとうございます。

(記 者)
ちょっと経路の部分なのですけども、19日に勤務後、19日中に仙台市に着いて、19日に宿泊して、19、20、21っと宿泊して、そして22に帰ったってことなのですか。

(米田教育長)
はい、そのように聞いております。

(記 者)
先程同じホテルって言っていたんですけど、それも仙台市内のホテルに、この8人が泊まってるっていう。

(米田教育長)
そうですね。それで、泊まり方もちょっと変則だったようで、1人で泊まる部屋も使ったり、複数で泊まる部屋も使ったりということだったようですが、日々どのような泊まり方をしたかまではまだわかっておりません。

(記 者)
あと、先程、知事が、結局、帰国者・接触者外来を受けた時の症状が改善しないためと、Bさんの時におっしゃったのですけども、Aさんについても症状が改善しないから、要するにその帰国者・接触者外来を受けたっていうことになるのかなっていう。

(知 事)
まあこれ、平熱よりはあって、味覚障害と嗅覚障害もあったでしょうから、そういうことで。

(記 者)
2人とも結局、症状が改善しないからコロナじゃないかと思って接触者外来を受けたっていうことで、2人ともそういうことで。

(知 事)
多分そうだと思いますね。

(記 者)
すいません、このお二方、外国籍ということで、この仙台に行く前の段階で、例えば自分の母国や海外に一度戻られているとか、そういったことはありますでしょうか。

(米田教育長)
どちらのALTも自分の国には戻っていないとは聞いております。

(記 者)
承知いたしました。
先程教育長の方から、ホテルについて部屋は、毎回別々、いろんな様々なタイプだったということだったのですが、先程2台の車で行ったというお話もありましたが、このお二方は同じ車に乗っていたのでしょうか。

(米田教育長)
車の乗車の仕方も、その2台で同じメンバーで通しで行ったというのじゃなくて、途中でそのメンバー入れ替わったりしているようなので、非常に動きが複雑で、だから泊まった時もどういう組み合わせ、男女一緒ということはないのですが、女性が5人、男性が3人ですので、その各部屋どういう人数で、どう泊まったかっていうのが、日によってしっかり把握できてないっていうことですので、その辺もまず同じ人が同じ部屋にずっとっていうことでないっていう可能性もまずあるっていうことですね。

(記 者)
わかりました。

(米田教育長)
だから余計こんがらかるような状態だと。

(記 者)
わかりました。
あとすいません、仙台市に向かわれるということで、例えば何かこういう大規模イベントに参加するとか、何かその主な目的とかっていうのは、どういう目的でそもそも仙台に行ったのかっていうのはわかっているのでしょうか。

(米田教育長)
そこは詳しいことはわかっておりませんが、一つ聞いているのは、何か大型ショッピングセンターでしょうか、そこには行ったということは一応聞いております。残りの行動についてはわかっておりません。

(記 者)
わかりました。ありがとうございます。

(記 者)

先程、仙台市内のホテルに泊まったってことだったのですけれど、仙台市には行政区があるかと思うのですけど、具体的に何区のホテルかっていうのってわかりますか。

(米田教育長)
こちらでは、それは把握しておりません。

(記 者)
わかりました。

(記 者)
今回、患者A、Bですけれども、採用は由利本荘市になるのでしょうか。

(米田教育長)
市町村にいるALTは、全てそれぞれの市町村の方で採用しております。

(記 者)
わかりました。
あと、一緒に行かれたほかの6人の方も、由利本荘市のALTですか。

(米田教育長)
全てがそうだっていうことではございませんので、まずそれは、この後の検査結果によってまた発表すべきところが出てくると、またそこは発表、公表することになると思います。

(記 者)
そうしますと、新年度から外国語教育始まりますけれども、今回この方々、感染したということで、欠員等出ると思うのですけれども、授業の方に影響があるかどうか、いかがでしょうか。

(米田教育長)
この方々の契約は7月の20日過ぎを境に切り替えておりますので、今まだ任期の途中であります。それで、当然この接触者を含めて怪しいと思われる方々には、まず出てこないようにと指示はちゃんとやらなきゃいけないと思います。その結果、いわゆるティームティーチングを行う上で、そこができなくなるという、そういう影響はもちろんあると思いますが、それはいずれまた別の形で、いろいろ授業等工夫してやっていただいて、とにかくネイティブスピーカーがいなければ英語を子どもたちが聞いたり話したりする環境が整わないってわけではないですので、日本人の先生も場合によってはTTを組んでやることもありますので、そうやっていろいろなやり方をこれから考えていくことになると思います。

(記 者)
先日、始業式6日からという形になりましたけれども、そちらの方へ影響等はありますでしょうか。

(米田教育長)
実際にこの後の結果も見ながらですが、最終的には、状況によっては、こちらの方が県として強く指示を出さなきゃいけないような事態になるかもしれません。その時は知事の方から、そこは強く指示してもらうことになると思います。あとは状況を見て、まず設置者であるそのそれぞれの市の方、町の方の判断に、これから委ねるところも出てくると思いますが、全県的に、あるいは全国的に大きな問題ですので、強く指示、要請しなければいけないということは当然あろうかと思います。

(記 者)
今、PCR検査を行っているほかの3人についてなのですけれども、この3人の結果はいつ出るんでしょうか。

(諸冨健康福祉部長)
24時ぐらいだと聞いています。

(記 者)
今日の零、明日の午前零時ですか。

(諸冨健康福祉部長)
いや、今現在やっている最中ですので、これから1時間程度後には結果は出るのではと考えております。

(記 者)
わかりました。
あと、自宅待機中のお二人については、先程、知事が明日検査をするとおっしゃいましたが、これは明日。

(諸冨健康福祉部長)
いずれにせよ医療機関の受診といったところになってくるかと思いますので、そうなると帰国者・接触者外来を受診するかと思いますので、これについては明日の、真夜中に今から行くかというと、そういうわけにはいかないかと思いますので、症状が急に劇的に悪化したらちょっと話は別になってきますけれども、少なくとも現状の状態であれば明日まで待って、明日受診するという形になろうかと思います。

(記 者)
先程お答えいただいたかもしれませんが、この残りの2人については、なぜ今までPCR検査を実施してこられなかったのでしょうか。症状がないとか、そういった理由があったからでしょうか。

(諸冨健康福祉部長)
いずれにせよ、情報はその都度その都度更新されていて、把握できて受診、そして検査という流れになってきますので、その流れの中で、まだ受診にまで至らなかったのではないかと考えております。

(記 者)
今後、学校の消毒などは実施される予定はありますか。

(諸冨健康福祉部長)
あとはその行動歴がどういう形になっているのか、あるいは非常にその、いつの時間に、どこに行ったのかということによって、すごく時間が経っていると消毒の効果も非常に薄れてくるかと思いますので、ただ非常に、行ってまだそんなに時間が経っていないものについては消毒を実施するかと思いますので、その辺は行動歴を把握した上で、消毒の義務自体は管理、建物を管理しているものなどになってきますので、その辺の状況を把握して消毒は実施されるものと考えております。

(記 者)
もし仮に午前零時に結果が出たとして、その発表は今度はいつになるのでしょうか。明日未明、今日の夜中に出るのですか。

(諸冨健康福祉部長)
結果自体は1時間程度で、検査の不具合によって再検査などにならなければ。

(記 者)
その発表についてですね。

(諸冨健康福祉部長)
発表について。

(記 者)
はい。

(菅生広報広聴課長)
そちらについては、また後程ご報告いたしますけれども、ある程度の情報提供はいたしたいと思います。

(記 者)
あと、教育長にお伺いしますが、このALTの方々は、みんなプライベートで仙台に行ったということでよろしいですね。

(米田教育長)
そうですね、3連休を利用してのプライベートな形で、その仲間8人が一緒に出掛けたということですので、それぞれ臨時休業に入る前の2月27日に、特に県立学校の方に関しては、こちらが直接まず指導する立場にありますので、教職員の非常勤、あるいは臨時の方も含んで、教職員の方々に対する注意喚起も通知として出しております。それをきちっと実際学校の方でALTも含めて伝えているのですが、それでもやはり日本人とまた違うそのいろいろな国から来ているALTということで、何としてもそのコントロールし難いものもあってというのがまず正直なところですかね。

(記 者)
教育長として、そういった注意喚起も出されている中で、こういった事態になったことに関しては、受け止めはいかがですか。

(米田教育長)
いや、もうこれは本当に怒っています。本当に、まず、そういう気持ちです。

(知 事)
私から、いわゆる特に学校の関係者は子どもを扱っていますので、法的な権限はございませんが、県の方は、教育長から市町村の教育委員会に、原則として、やむを得ない、よほどの業務、あるいは相当な事情がない限り、県外への旅行等については、先生方については、自粛というよりも禁止に近い状況をつくってくれと強くいってます。

(米田教育長)
それを受けて、まずこれ文書等でまた市町村の方にも伝えるべきだと考えておりますので、そこはしっかりやりたいと思います。

(記 者)
ありがとうございます。

(記 者)
知事にお伺いしたいのですけれども、改めて全国で不安が高まっている中での発症者が出たことについての受け止めと、県民もかなり不安には思っていると思うのですが、どういったことを呼びかけたいかというところお願いいたします。

(知 事)
月曜日に本部会議を開いて発表しようと思っていますが、この機会ですので、特に私から、この件とはまた別ですけども、県外に行かれるということは非常にいろいろな面で感染の可能性が増えますので、少し私から県民に対してメッセージをいたしたいと思います。
このところ、感染者は大都市を中心に継続的に増加しており、特に東京では連日、感染経路のわからない多くの感染者が確認され、この週末の外出の自粛を呼びかけているところでございます。こうした感染者が増えている地域との往来が増えることは、県内での感染拡大につながりかねず、それを発端として大規模な流行となる可能性さえあります。今後の感染拡大を防ぐためには、これまで以上に県民一人一人と企業、団体の皆様の協力が何よりも重要でございます。特に県民の皆さんには、当面、東京はじめ首都圏、また、感染者の多い大都市圏等との不要不急、極めてこの不要不急も、先程いったとおりやむを得ない仕事の関係、どうしても、あるいは例えば身内の不幸とか、本当に必要なこと以外は往来を避けていただくように強くお願いしたいと思います。
あわせて、基本的な換気の悪い密閉空間、多くの人が密集する、近距離の大声での会話、こういうことを行うような、こういうことの条件が密の3条件、重なる場所を是非避けていただくようにお願いします。特に感染していても発症しないことがある若い方々については、その行動について、当面の外出を避けるなど、慎重な行動を特にとっていただきたいと思います。
また、最近、感染者が多く発生しております例えば東京とかから帰省、または昔でいう疎開ですね、そういう意味で来県された、実家の方に来られる方が多い状況です。この方々については、ご自身で2週間程度、健康観察をしていただきまして、その間、あまり外に出歩かずに人との接触を十分避けるように注意しながら、体調に変化がある場合は、すぐに帰国者・接触者相談センターにご連絡をお願いしたいと思います。
いずれ進学、就職、異動などで本当にこの時期は往来が増えますが、各々一人一人が十分に重要性を認識しながら、様々な面で節度のある行動をお願いいたします。
以上でございます。

(記 者)
改めて自粛の要請というところもあるとは思うのですけれども、関東などがやられたような、今回、仙台での旅行ですが、近隣の自治体などとの連携なども見据えてっていうことはあるのでしょうか、動きとしては。

(知 事)
今回、感染経路が仙台であれば、仙台との連絡の必要性が生じますので、感染経路が確実にわからなくても可能性があれば情報提供を隣県にもしなければならないと思います。

(記 者)
ありがとうございます。

(菅生広報広聴課長)
それでは、そろそろ時間ですので、あと1問でお願いしたいんですが。

(記 者)
教育長、先程、学校再開に向けた影響のところで、県の方から指示を出さなければいけない事態になるかもしれないということをおっしゃったと思うのですが、これは感染が確認されたお二人の方が勤務する学校についてっていうことですか。

(米田教育長)
学校の児童生徒、あるいは教職員から感染者が出た場合ということで、いろいろ国の方でもこういうふうなやり方があるというふうなことは示してきております。この後またさらに結果を待つことになりますが、その結果を見て、健康福祉部の方、あるいは保健所等の方とも相談して、いろいろ指導いただきながら、最終的に県として強くこうしていかなければいけないっていう形で出して、最終的に多分市町村の方でそれを受けて、その形で対応してくれることを期待しております。多分、今回の由利本荘市も相当まず、また深刻に受け止めておりますし、また、ケースとしても今までにないALT、外国語指導助手から出ているケースですので、そこはいろいろなことを想定しながら、きちっとした対応をやっぱりとっていく必要あると思いますので、そのことは強く要請したいと思います。

(記 者)
すいません、質問の趣旨としては、その感染者が出たところの学校だけなのか、それとももっと幅広くその県内全体の学校について考えていくのかっていう。

(米田教育長)
その辺もどういうふうな接触があったかというふうなことも確認した上で、1つの学校で済むのか、それとも関連しているところ全部含むのか、それとも由利本荘市全体でやるべきなのか、その他を含めてこの後検討する必要が出てくると考えております。

(知 事)
いずれ教育、学校、県内全てね、大学の方は、秋大も県立も2週間程度、新学期を遅らせますので、小・中・高も、是非全県的に十分そういう管理、職員の行動、これを気をつけるように強く、行政として教育委員会通じて市町村にもお願いします。

(記 者)
すいません、今のもう一点関連で、その知事、今おっしゃったように、実際に学校の休業の要請、指示ってなると、知事の権限というものあると思うんですが、今回、新たに秋田県内で3例目、4例目の方が確認されて、ましてやその学校に勤務するALTの方だったということを受けて、新学期の再開について知事はどういう影響が出ると考えられますか。

(知 事)
この後、学校関係の地域の濃厚接触の状況、これがどのように確認されるかということで、その状況でもって判断します。例えば、仮に、この方々の二次感染があったとすれば、さらに三次感染もあり得ますから、そこら辺をフォローしながら、場合によってはその学校について新学期を遅らせるという、そういうこともあり得るかなと、だからこれ教育委員会と相談、あるいは専門家との相談で、そういう判断が出ます。

(記 者)
わかりました。
もう1点だけ、諸冨部長にお伺いしたいのですが、今回のこのお二人の方の行動歴から見て、仙台の滞在中に感染されたと考えていいのでしょうか。

(諸冨健康福祉部長)
これは全くわかりません。潜伏期などを考えると、やはり19日に勤務した後に仙台に行かれて、その後の発症が24日、2人とも24日という形になるので、なかなかこの5日間程度っていうのが短いのか長いのかっていうと、なかなか、短い時はそれでも発症する場合もありますし、長ければもう少し10日、あるいは2週間程度経ってから発症することもありますので、ひょっとすると、この仙台に行く車の中でもし今後感染者が出た場合などは、その車の中でうつったっていう可能性もあろうかと思いますけれども、そもそも最初の発症自体が秋田にいた時からどちらかが発症していたという可能性もあろうかと思いますので、ここら辺は疫学調査の結果で判断進めていくと、もう少しわかってくる可能性はあるのじゃないかと考えております。

(記 者)
じゃあ現時点では、その県内で感染、発症したという可能性も否定はできないという。

(諸冨健康福祉部長)
それについては、現時点では、否定はできないと。

(記 者)
わかりました。ありがとうございます。

(菅生広報広聴課長)
それでは、そろそろ終わりたいと思うのですが、よろしいでしょうか。
それでは、以上で会見の方を終わりたいと思います。ありがとうございました。

 

このページに関するお問い合わせ

総務部 広報広聴課
TEL:018-860-1076
FAX:018-860-1072
E-mail:joukai@pref.akita.lg.jp