鹿角地域に伝わる龍伝説(鹿角の伝説)

2020年01月29日 | コンテンツ番号 47117

鹿角地域に伝わる龍伝説

鹿角地域には、「龍」にまつわる伝説がいくつか語り継がれています。
「八幡平ドラゴンアイ」をご覧いただいたあとは、そんな伝説に思いを馳せながら、その舞台を巡ってみてはいかがでしょうか?

第1章 龍になった八郎太郎

  現在の秋田県鹿角市(かづのし)草木のあたりに、八郎太郎という男が住んでおりました。
 ある日、八郎太郎は友達と山へ出かけました。
 八郎太郎が炊事当番となった日、美味しそうな魚を釣り上げて焼いていたのですが、八郎太郎は友達が来るのを我慢できずに全て食べてしまいました。
 すると、八郎太郎はのどが猛烈に渇くようになり、沢の水を飲み続けました。
 やがて八郎太郎は龍の姿になってしまい、涙ながらに友達に別れを告げて、十和田湖で暮らすようになりました。

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第2章 南祖坊(なんそぼう)との闘い

 ある日、南祖坊というお坊さんが十和田湖の近くを通りかかりました。
 すると、南祖坊のはいていた鉄のわらじが突然切れるではありませんか。
 南祖坊は、「鉄のわらじが切れたところを住みかとせよ」という、権現様のお告げを受けていたため、十和田湖を住みかにすることにしました。
 しかし、すでに十和田湖には八郎太郎が暮らしています。
 八郎太郎と南祖坊は、どちらが十和田湖に住むかをめぐり、7日7晩にも及ぶ激しい闘いを繰り広げました。
 結果、南祖坊が勝利し、八郎太郎は十和田湖から追い出されてしまいました。
 闘いのときに八郎太郎が流した血が、今も十和田湖の御倉半島を赤く染めていると言われています。

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第3章 八郎太郎と辰子の恋

 十和田湖を追い出された八郎太郎は、幾多の苦難を乗り越え、現在の八郎潟にたどり着き、八郎湖をつくりました。
 一方そのころ、田沢湖にも、辰子という美しい女性が変化した龍がおりました。
 その噂を聞きつけた八郎太郎は田沢湖にやってきて、やがて2人は恋に落ちました。
 八郎太郎は冬の間は田沢湖で暮らすようになり、田沢湖は2人の愛を表すかのように、冬も凍らず、日本一深い湖となったと言われています。

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※伝説・伝承は諸説あります。