トリカブトによる食中毒に注意しましょう!

2018年04月04日 | コンテンツ番号 33138

山菜採りのシーズンです。トリカブトなど有毒な山菜による食中毒に注意してください。

秋田県では、有毒なトリカブトを、食用のシドケ(モミジガサ)やニリンソウ(フクベラ)と間違えて食べたことによる食中毒が発生しています。
平成28年には湯沢保健所管内で、トリカブトをシドケと間違って食べたことにより1名が亡くなる事故も発生しています。

山菜採りの注意点

・食用の野草と確実に判断できない植物は採らない!食べない!売らない!人にあげない!
・野草を食べて体調が悪くなった場合は、すぐに医師の診断を受ける。
・目標とする山菜についてよく調べ、形態などの特徴を覚え、はっきりわかる山菜だけを採取する。
・新芽や葉だけで種類を見分けることは難しいので、その植物全体のことをよく確認するようにする。
・山野では食用となる山菜と有毒な植物が混生している場合があるので、有毒植物が混入しないよう注意する。

トリカブトと誤食されやすい植物

トリカブトはキンポウケ科の多年草で湿気の多い場所に生息しています。高さは1メートルにもなり、夏頃に紫色の花を咲かせます。有毒成分はアコニチンですが、これはトリカブトの根だけでなくトリカブト全体に含まれているため、根を取り除いても食べることはできません。春先はシドケ(モミジガサ)やニリンソウ(フクベラ)と間違えやすいので注意が必要です。

区分 トリカブト

シドケ
(モミジガサ)

ニリンソウ
(フクベラ)

8月以降
紫色の花

 8月~9月頃
淡緑白色
筒形の頭花
早春(3月~5月)
白色の花
拳状に深裂 モミジ状
(拳状に中裂)
拳状に深裂
葉のつき方 互生 互生 根茎から数本
側円錐形 地下茎を出さない 地下茎
(短く横に這う)
写真

*保健所では鑑別は行っておりません。

トリカブトによる食中毒の症状

 食べてから、数十分~数時間後に発症します。初期には手足のしびれ、めまい、動悸がみられ、その後に嘔吐、脱力感、呼吸困難、けいれん等の症状を呈し、最悪の場合は死に至ります。
 また、現在でも解毒・治療薬はありません。

秋田県でのトリカブトによる食中毒の発生状況
発生日 地域 摂食者 患者 死者 発生場所
平成4年5月20日 鷹巣 3 3 0

家庭

平成6年5月7日 羽後 3 3 0 家庭
平成6年6月5日 横手 1 1 1 家庭
平成8年4月9日 八森 1 1 0 家庭
平成9年4月27日 田代 3 3 0 家庭
平成14年4月10日 大館 2 2 0 家庭
平成19年4月12日

大館

3 3 0 家庭
平成20年4月20日 大館 2 2 0 家庭
平成28年4月23日 湯沢 1 1 1 家庭

参考

有毒植物による食中毒に注意しましょう(厚生労働省)