秋田県立美術館県民作品展「来場者が選ぶ好きな作品」の集計結果
2017年12月04日 | コンテンツ番号 30346
10月7日(土)から22日(日)まで秋田県立美術館で開催した県民作品展は、県民公募による「ふるさと秋田」をモチーフとした作品展です。3回目となる今年は、秋田の自然や伝統文化、地域の行事や人々の暮らしを表現した一般作品部門62点と大型作品部門5点の67点を一堂に展示しました。
会期中には、御来場いただきました方々より展示作品の中から「あなたの一番好きな作品」を選んでいただきました。投票数が多かった順に一般作品部門5作品と大型作品部門2作品を制作者のコメントと併せて御紹介しますので、御覧ください。
県民作品展に御来場いただいた皆様、御出品いただいた制作者の皆様、御協力ありがとうございました。
<一般作品部門>
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①『ローズガーデン』 高瀬扶美子さん(大館市)
初夏に毎年訪れている「大館ばら祭り」。朝の人出の少ない時間帯、静かで少し湿った空気に漂うバラの香りに包まれながらスケッチしました。
![[120KB]](/uploads/public/archive_0000030346_00/山の湯治場.jpg)
②『山の湯治場』 佐藤暢子さん(秋田市)
山合いの湯治場は朝日が差し込むのが遅い。時には霧が立ちこめ、山のてっぺんの光を受けた木々がぼーっと浮かび上がる。冷涼な空気の中で、沢水での自炊生活の湯治が懐かしく思い出される。昭和年代の乳頭温泉郷の風景。
![[304KB]](/uploads/public/archive_0000030346_00/Akitangle.jpg)
③『Akitangle』 加地寛正さん(秋田市)
Akita+Tangle(絡まる)を合わせた造語。
今年4月から秋田に移住した作者が感じた秋田。Mandalaを描き、秋田の伝統文化や行事との繋がりを持った世界観を表現した。
![[143KB]](/uploads/public/archive_0000030346_00/takisawasshoi.jpg)
④『takisawasshoi』 滝澤玲那さん(秋田市)
秋田のお祭りから、わたしの好きな祭りを選びました。地元のお祭りの竿燈でお囃子の笛を吹く自分の姿を描きました。自分の名前をタイトルにいれているのは、絵の中の子どもが自分自身だからです。
![[130KB]](/uploads/public/archive_0000030346_00/小さな命、大きな宝.jpg)
⑤『小さな命、大きな宝』 菅原果歩さん(秋田市)
自然豊かな秋田に生息している生き物を描きました。一つ一つの命が集まって秋田の宝になっているということを表現しました。また、私は秋田の生き物が大好きなので、生き物たちの様子をみている自分も描きました。
<大型作品部門>
①『あきたの風 Ⅱ』 秋田東中学校・勝平中学校合同(秋田市)
緑豊かな秋田のイメージを丘状の大地で、私たちが住む町のイメージを建物で表しました。さわやかな風が駆け抜ける、私たちが住む町「あきた」が大好きです。
②『久保田城跡』 宮本一行さん(秋田市)
本作品は、ブロムオイル印画の写真技法を取り入れながら現像した芸術写真である。身体と連動させながら被写体を空間的に捉えた連続写真を重ね合わせることで、抽象絵画とはまた異なる写真の「真実性」が加わった新しい抽象表現を生み出している。