仙北市で生き物調査を実施しました
2016年08月29日 | コンテンツ番号 11327
秋田県仙北市の「神代地区」では、平成30年度のほ場整備事業の採択を目指して、現在、調査計画を実施しています。
ほ場整備事業の実施に当たっては、環境への配慮が必要不可欠であることから、平成28年7月21日(木)には、事前に希少な生き物がいるかどうかなどを用排水路、ため池等で調査を行いました。
生き物調査には、神代地区地域環境検討委員会、仙北市神代土地改良区職員、仙北市農山村活性課職員、仙北地域振興局農林部農村整備第一課職員が参加しました。
生き物を採捕する際には、次のような網を使用します。


調査は7箇所で実施しましたが、その中の3箇所をピックアップしてご紹介します。
調査箇所:小用水路







この水路はフリュームが入っているため、水草などの隠れ場所が少ないので水生昆虫が少ないと考えられます。
調査箇所:支線排水路
この水路は幅が広いため、改良したサデ網を使用します。







この水路は幅がとても広く、高さもあるために中に入るのが大変でした。大きい網を利用して、落差工に追い込むと様々な魚が採捕できました。また、水路底に砂や泥が堆積していないために、貝類が採捕されなかったと考えられます。
調査箇所:小排水路







ここでは、魚類、は虫類、貝類、水生昆虫と様々な種類の生き物を採捕することができました。この水路は土水路であるために植物が生息しやすく、様々な生き物が棲みついていると考えられます。
今回の生き物調査では、多種類の生き物を採捕して調査を行うことができました。今後は、地域環境検討委員会を開催し、地域の環境の保全について検討を行っていきます。