平成27年度 「守りたい秋田の里地里山50」を認定しました
2016年06月08日 | コンテンツ番号 10904
県では、農山村の農地が有する多面的機能を県民共有の財産として次世代に引き継ぐため、地域住民の主体的な維持管理により優れた景観に加え、自然・文化・歴史・人など多様な地域資源を活用し、環境保全・交流活動等にも取り組んでいる地域を、平成27年度は「守りたい秋田の里地里山50」として14地区を認定しました。

認定された地域で取り組まれている活動を優良事例として紹介し、普及啓発を行うとともに、地域の魅力を広く発信して、オーナー制、農作業体験などを通じた交流拡大のための取組や、地域活性化に取り組む団体等と地域住民が協働して行う活動などを支援することにしています。 なお、「50」は、同様の活動等に取り組む地区が、将来的に県内で50以上となるよう目標数値として掲げたものであり、今後も募集を行っていくことにしています。

小割沢(こわりざわ)
鹿角市八幡平小割沢

ここは、三方を山に囲まれ、標高も300mと高く、年間を通じて冷涼な気候。積雪も多く典型的な中山間地。耕畜連携に取り組んでいる。写真は鹿角短角牛。

茂内屋敷(しげないやしき)
大館市雪沢字茂内屋敷

長木渓谷を中心に水田が広がり、近傍では旧小坂鉄道を利用したレールバイクを楽しめる。田植え後には、茂内屋敷鹿嶋太鼓が打ち鳴らされる。
※レールバイクの詳細は「大館・小坂レールバイク」までお問い合わせください。(電話0186-50-2555)

阿仁小様(あにこざま)
北秋田市阿仁小様

阿仁鉱山ゆかりの史跡が今も多く残っている。また「そば収穫祭」「小様酒和会」などのイベントも盛ん。

阿仁戸鳥内(あにととりない)
北秋田市阿仁戸鳥内

この地域のほぼ中間地点で北側方向を望むと、マタギが「神の山」とあがめる森吉山と棚田の絶景を楽しめる。

横倉(よこくら)
山本郡藤里町藤琴字横倉

棚田オーナー制度に取り組み様々な人達との交流も盛ん。また更に林道を進むと江戸時代に作られた水無沼があり景観を楽しむことができる。

安全寺(あんぜんじ)
男鹿市北浦安全寺

「男鹿安全寺里山の美田オーナー」を募集!農業体験の他に四季に応じた伝統料理や地域文化の魅力を体験できる

横岡(よこおか)
にかほ市象潟町横岡

後方に鳥海山、前方に日本海を眺め、野菜の収穫、そば打ちなどグリーンツーリズムの魅力を味わえる。

余目(あまるめ)
大仙市内小友高寺、元木、落合、太田、七頭、寺山

地域のシンボルとして夏の夜を彩る「ホタル」。6月中旬から7月上旬に「ビオトープ公園」上流の小川では、その淡い若葉色の光の軌跡を楽しめる。

塚須沢(つかすざわ)
横手市大森町八沢木字塚須沢

地域の野菜を使った漬け物作り、ホタル観賞、魚捕り、しめ飾り作りなど季節の体験を取り入れ五感を使った交流が魅力。

三又(みつまた)
横手市山内三又

三又営農生産組合の耕作放棄地を利用した「三又観光わらび園」は、シーズン中、県内外のお客でにぎわう。

狙半内(さるはんない)
横手市増田町狙半内

毎年2月、沿道約10kmに、小さな雪洞を掘り3000本のろうそくを灯す「幻灯(げんとう)」が開催される。その際の甘酒、豚汁など振る舞われ地域でのおもてなしがうれしい。

土沢(つちさわ)
湯沢市山田字北土沢

平安時代後期の高さ約4.5mもの「十一面自在観音立像」が土澤山神社に安置。「タニシ観音」として住民から崇拝されている。


中ノ台(なかのだい)
湯沢市皆瀬字中ノ台

毎年4月の虚空蔵神社祭(豊作祈願)、9月の虚空蔵神社祭(収穫のお礼)、2月には山の神祭(山の産物祈願)。伝統文化が盛ん。

岩井川(いわいかわ)
雄勝郡東成瀬村岩井川

享保10年(江戸時代)に築立され岩井川神社があり、毎年5月に神社の祭典が開催され後世に伝統行事を継承している。
