からだの不調の原因はこころの問題かもしれません

うつ病など心の病は、まず身体症状(食欲低下や不眠など)にあらわれる場合があると言われます。原因がよくわからない身体の不調の背景には、うつ病が隠れている可能性があります

うつ病は放置すると危険です

うつ病は、気分の落ち込みや強い不安・絶望感、思考力の低下などの心の障害をもたらします。
うつ病が様々なストレス要因(過労、金銭問題、人間関係など)と結びつくと、「生きていても仕方がない」「死にたい」という感情が強くなり、自ら死を選ぶ行動につながる危険が高まると言われています。
しかし、うつ病など心の病は体の病と違い本人にも気づきにくいため、身体の不調などをきっかけに、早期に発見することが大切です

精神科でなくともうつ病の治療が受けられます

社団法人秋田県医師会では、各地域の内科等の医師が、うつ病・自殺予防への対策に優先的に従事する「協力医」として、精神科の「登録医」との連携によりうつ病治療を行う「うつ病・自殺予防協力医及びうつ病治療登録医制度」を開始しています。
「協力医」は、診察した患者様にうつ病の恐れがある場合、県医師会を通して「登録医」(精神科医)に相談のうえ、専門的な助言をもとにうつ病の治療を行います。

この制度は、県内の医療資源のネットワーク化により、地域の精神医療・自殺予防を担う取り組みとして、本県の自殺対策にも重要な役割を果たすことが期待されます。
各地域の「協力医」及び「登録医」のリストは秋田県医師会ホームページからご覧いただけます。