平成27年8月24日知事記者会見

2015年08月26日 | コンテンツ番号 9916

知事発表事項

  1. タイ国及び台湾へのトップセールスについて
  2. 地域伝統芸能全国大会について

幹事社質問事項

  1. 県内の土砂災害警戒区域の指定について

その他質問事項

  1. 新たな文化施設について 他
  • 時間 13:00~13:30 
  • 場所 プレゼン室

(幹事社)

 それでは、よろしくお願いいたします。
 はじめに、知事からの発表事項があるということですので、よろしくお願いいたします。

(知事)

 今日は2点ございます。 

 最初に、この16日から22日土曜日まで、タイと台湾を訪問し、トップセールスを行ってまいりました。その状況でございます。

 まず、タイでは、ASEAN諸国での事業展開を目指す本県企業や関連企業の活動支援に向けまして、タイの工業省、日本でいえば経済産業省の工業部門ということです。あとは、現地の金融機関を訪問し、意見交換を行ってまいりました。また、2020東京オリンピックの事前合宿誘致に向けまして、タイのバドミントン協会と継続的な相互交流に関する基本合意書の締結を行うとともに、本県への観光誘客やスポーツ交流の推進を図るため、観光庁、あるいはスポーツ庁を訪問したほか、バンコクの秋田県人会会長と意見交換を行ってまいりました。また、台湾では、現地の航空会社3社を訪問し、今秋以降のチャーター便運航に係る働きかけを行った結果、エバー航空及び中華航空によります秋のチャーター便の運航が、ほぼ決定したという状況でございます。また、現地企業と本県企業との連携強化に向けまして、台湾の経済部工業局傘下の組織でございます対日産業連携推進オフィスとの間で覚書を締結してまいりました。

 今回の訪問では、県内七つの自治体の首長さんも同行しまして、タイの県人会との情報交換会、あるいは台湾での旅行会社等を招いた晩餐会におきまして、それぞれの自治体の   観光のプレゼンテーションを行ってもらいまして、積極的なPR活動を行っております。昨年までも幾つかの首長さんが同行しましたけれども、また、今年も幾つか増えまして、それぞれの自治体で自分のところのプレゼンを行った結果、様々な、繋がりができたものと思っています。

 台湾では、牛の輸入・輸出はできないんですけれども、タイは日本からの肉牛の輸出ができまして、台湾の有力なチェーン店が、いわゆる秋田牛を扱ってくれるという、そういう中で実は、そのPRのポスター、そういうものがあれば、秋田牛とともに、秋田の観光宣伝もできるということで、これは早速今、手配しています。

 また、台湾では、この後、秋から冬にかけて、空港の整備が行われます。再整備。そういう関係で、発着の時間帯が非常に狭まりますので、チャーター便が、かなり減るんです。ただ、そういう中で、できるだけエバー航空、中華航空さんでは、冬も含めて最大限努力するという、そういう感触を得てきました。台湾の財界人の黄さんが、財界トップでございますので、相当その県の顧問ということで頑張っていただいておりますので、そういう結果も反映したものと思います。あと、将来的な話で、例えば今、台湾の航空会社では、新しい飛行機が、どんどん入っていますので、そういう中で秋田の定期便化というものも、一応検討の内容に入るという状況でございます。ただ、これはすぐという話ではございませんで、それぞれの県で、色々な状況がございますので、そういう中で私どもも、そういう定期便化について要請をしてきたところでございます。

 また、秋田の食材を使ったレストランが、非常にお客さんが入っているという、私もそこで試食をしてきましたけれども、年々そういう意味で秋田のその形が、あちらの方で見えてきたという状況です。また、七つの自治体の首長さんも、独自にそれぞれ台湾中心ですけれども、観光の誘客、あるいは様々な交流、そういう事業を考えていただいております。

 例えば、仙北市では、仙北の角館高校とタイの高校が交流協定、また、大館市でも新しい市長さんがそういう交流の糸口をつかもうということで、今色々な検討をしているということをPRしてございました。また、三種町長さんは、例のサンドクラフト、あれを台湾でもやっているところがございまして、そういうところとの連携ということも考えているようでございます。これが一つでございます。

 もう一つは、10月の11日から12日にかけまして、横手市の秋田ふるさと村ドーム劇場をメイン会場に、横手市役所前の富士見大通りをサブ会場にいたしまして、地域伝統芸能全国大会「日本の祭りinあきた2015」を開催します。

この大会は、国内外の伝統芸能が一堂に会し、演技を披露する大会でございまして、県と横手市、国の所管法人でございます一般財団法人地域伝統芸能活用センターの共催事業でございます。昨年開催しました国民文化祭では、県内外の多くの方々に本県の文化に触れていただいたとともに、その価値や継承する大切さを再認識していただいたところでございます。この国民文化祭の成果を継承し、本県の伝統芸能や伝統行事を次の世代に伝えていくとともに、本県の文化資源を活用し、交流人口の拡大を図り、地域の活性化につなげていくことを目的に開催するものでございます。

 メイン会場の観覧の申し込みは、既に締め切ったところでございますが、サブ会場はご自由に観覧いただけますので、是非とも多くの県民の皆さんにおいでを願いたいと思います。この件について、詳しい内容は、後ほど担当課よりご説明をいたします。

 私からは以上です。

(幹事社)

 ありがとうございます。

 今の質問ですが、トップセールス、タイ、台湾とあったんですけれども、今回の一番の成果、知事の中で印象に残っているもので結構なんですけれども、総括してどんな効果があったかというのを一言お願いしたいのですが。

(知事)

 タイに連絡デスクを設けてございますけれども、その1周年ということで、タイ政府からお招きをいただきましたところ、タイ工業省の大臣がこれに参加をいただきました。また、タイの佐渡島大使においで願いまして、パーティーの方でもほぼ最後まで、出席をいただいております。

 そういう中で、タイで秋田というのは、まだそう知られてはおりませんけれども、一番ありがたいと思うのは、県人会が一生懸命、今、秋田を売り込もうということで、県人会の会長さんが旅行会社のトップでございまして、また、私たちもそこで県人会の皆さんと夜の会食をしたわけでございますが、ホテルもやっております。

 そういうことで、タイの県人会の会長さんが、タイの中の日本人の実業界では、相当トップクラスの方で、政府の要人とも大変近づきがあるようでございまして、この秋にタイの要人というか実業界のそういうご夫人を多数連れて、この秋田を観光旅行すると。そういう方々が来ますと、色々な面で周りに広がりますので、そういう県人会の皆さんには非常に秋田のことを考えてもらっています。

 また、秋田から既に三十数社行ってますが、あちらの会社に行くと、よくわからないことを、色々な面でフォローしてもらっていると。また、これからのタイの経済というのはまだまだ発展の途上でございますけれども、だんだん日本からも、サプライヤー、この関係が、やはり必要になってきます。

 そうしますと、秋田の会社も、そういうところの取引、そういうものが進むわけでございますので、それをどうフォローするかという、そういう面でもタイの工業省とも色々な面で現地の実情をお聞きしました。また、タイの大使館からもレクチャーを受けまして、これからのタイとの経済交流、あるいは観光の宣伝の仕方、ここら辺が非常にある意味で、ためになったと。

 ただ、逆に、ためになったということは、相当我々も頑張らなければならない。まず、観光の面では、紙は使わないと。全てネット、そしてWi-Fi環境があるかないかが、まず宿の第1要点。ということで、我々も、今、県内のWi-Fi環境、あるいは様々な案内も、単に書いたものではなくて、相当ホームページ等も、タイ語のしっかりしたものを作らなければならないという、そういうことも、あちらの方からも情報として勉強になりました。

 あと、台湾は、とにかくどこの県の知事も、トップセールスがものすごいです。そういうことで、競争の真っ只中にあって、チャーター便も奪い合いです。そういう中で、黄顧問の大変なお力添えもございまして、日中行ったときはその支店長だとか、部長だとかのクラスの人と。幸い夜の部については私、あちらのトップのCEO、オーナーと会食の機会もいただきまして、そういうところで決まりますから、あっちの方はトップダウンですから、上の方がいいと言うと決まる。去年もですが、行ったら次の日、上の方からです。秋田に飛ばせと。すぐ飛ばせと。そういう命令が、すぐくるんです。

 ですから、いかに現場サイドに情報を与えながら、トップと付き合うかという、そういう人脈、これを、しっかり守っていかなければならないという意味で、ありがたかったです。

 それから、北都銀行さん、秋田銀行さんが、両銀行とも非常にタイ、それから台湾で頑張ってもらってます。一昨年行ったラーメン屋さん、この店長さんからも事情をお聞きしました。大変な競争だけれども、店長さんがオープンな方で、皆さんがいる前で、家賃が非常に高いと。それから、職人の出入りが非常に激しい。けれども、黒字でありますということで、そういう意味では、あと、稲庭うどんも、今、佐藤養助さんが2店目ですけれども、その他ロイヤルホストというところに、あれはファミリーレストラン、そこに稲庭うどん、今、全部出てますけれども、全店で、相当今、評判がいいということで、少しずつ良くなっているなと。こういうことも、両銀行さんが一生懸命、色々な面で売り込みに頑張っていただいております。

 そういう結果かなと思います。ですから、タイにしても台湾にしても、いずれほかの地域も、県、市町村、そして産業界、金融界、これが一緒になってやることが、非常にある意味で、あちらの方も受け取り方がいいです。

 例えば航空会社に行っても、県だけではなくて主な観光地の市長さん、町長さん、それから、商工会議所会頭、さらに金融機関、ですから、オール秋田という、そういうイメージが出るんです。そういうことで、非常に受けがいいという、そういうことではないかと思います。

(幹事社)

 ありがとうございます。
 知事の発表に関して、各社からお願いします。

(記者)

 バンコクで爆弾テロがありましたけれども、現地の状況はいかがでしたでしょうか。

(知事)

 実は、ちょうどタイの工業大臣、それから佐渡島大使をお招きして晩餐会というか、あちらのその方を招いて交流会を開いて、ちょうど、そのときも秋田牛を出したんです。秋田牛と秋田のお酒、非常に好評で、そのときに、爆弾テロが起こって、晩餐会が終わる15分ぐらい前に、大使も大臣も、緊急で電話が入ってお帰りになりましたけれども、ただ、日本で思うよりも、あちらの方は、別にほとんどそういう感覚ないですね。

 爆発現場、私が泊まっているホテルから2キロ、ただ、その通りは、すぐ通行止めになったようですけれども、その現場以外は全く平穏です。普通でした。それから、次の日は、もう既に、交通規制が解除されまして、現場を私も見たんです。通ったんです。写真も撮ってきたました。ただ、一般に日本みたいに、ああいうことは、そうはないでしょうけれども、そんなに騒がない。

 夜、県人会は、もうこれ、私ども県人会との交流会をやれるかどうか心配したけれど、県人会の方から、いやいや関係ないです。予定どおりやれます、やります。県人会の方に聞いたら、海外で暮らすには、こういうことは、ままあると。こういうことに遭わないように、自ら身を守るという、そういう術をある程度持って暮らさなければならないし、これで我々がそのタイの国を嫌うとかそういうことではないという、あと逆に、幾つか教えられました。人のいるところには、あまり密集するところにはなるべく、その爆弾以外もスリだとかそういうものもありますので、そういうあまり密集したところには近づかない。

 それから、レストランに行ったら、玄関のそば、窓際には席を取らないとか、そういうこと、そういうのを日本人の県人会の人もわかっているんです。ですから、日本と違って、やはり海外というのは、治安は、あそこもクーデターで、爆弾事件があったものですから、ある程度そういうことは想定しながらやっていると。

 ただ、日本では、あれだけの死傷者が出るということは、我々は、やはり考えられませんから、若干不安はありましたけれども、まずできるだけ、県人会の方々のアドバイスに従って、少し街の中に行きたかったんですけれども、それをちょっと控えて、ホテルからあまり出ないようにしました。

(幹事社)

 ほかにありますか。すみません、幹事社質問に移らせていただきます。

 先週、去年、広島の方で起きた大規模な土砂災害から1年が過ぎたわけですけれども、国の方でも法律を改正して、土砂災害防止法に基づいて県内でも警戒区域の指定というものに取り組んではいるようなんですけれども、県内、山にも囲まれていますし、危険区域の指定はあっても警戒区域の指定の方が、なかなか進まないというようなお話もちょっと耳にしているんですけれども、これから台風、また近づいてくる時期でもありますし、県の方で今後その土砂災害の警戒区域の指定の進め方というのは、知事のお考えとして何かありましたら教えていただきたいんですけれども。

(知事)

 やはり7,685カ所ありますけれども、26年度末に1,681カ所、これ平成12年からですけれども、秋田県の場合、これまでも、そういう大きな土砂災害がなかったというそういうこともあったでしょうから、あまり進んでなかったことは事実です。ただ、田沢湖の事故もありまして、これは気象の集中豪雨も最近は多いようでございますので、とにかく早くやろうということで、26年度は補正で少しやりましたけれど、27年度から大幅に予算を増やしまして、ただ、これは金だけでは、やはり人的なその要素もございます。  

 それから、地域のご理解も得なければならないということで話し合いも必要ですので、全部が、1年間ですぐできるというわけでございませんので、これとは別に25年の10月から看板を立てるとか、その地域の自治体の皆さんと、マップを利用して住民説明会などを行って、色々なご説明をしてます。その後の法律的なその手続き、これについては27年度から31年度までの5年間で、残りを全部やろうということで、ただ、お金も相当掛かかるんです。また、ほかの県がいいか悪いか別にして、割と機械的にやったんです。これやると、土地の値段が下がる場合があるんです。ですから、やはり秋田の場合は相当丁寧に地元の皆さんと話し合いを重ねてからやったと。

 そういうことで、なかなか進まないということではありますので、ただ、国のルールも大分変わって、ある程度簡略化できるようになりましたので、地元のご理解を得ながらスピードアップして、何とかこの5年間で全部やり遂げようということで今やってます。


(幹事社)

 基本調査の方がなかなか進まない場合は、国の方から勧告もあるというようなお話もあるんですけれども、そういったことのないようにまず進めるということで。

(知事)

 国からも、一部交付金が来ますので、そういうことで、なかなかこれ、一つ一つ全部具体的に調査しますので、その辺、国にはこの5年間でということで、相当頑張っている、頑張るようなそういう形です。

(幹事社)

 ありがとうございます。これに関して何か各社さんから。なければ、そのほか何かありましたら。

(記者)

 今日、秋田商工会議所から県と秋田市で整備する新しい文化施設について要望がありました。これまでも県民との意見交換会、各文化団体からも意見を聞くなどして、相当意見については出尽くした感もあると思うんですが、今後どのようにして、いつまでに、この建設予定地を絞り込んでいくのか教えてください。

(知事)

 今、秋田市とも色々な面で情報交換、県だけで決める問題でございませんので、秋田市とも協議を続けております。そういうことで、そう遅くない時期に一応。その土地が決定かどうかは別です。一応、そういう場所を決めるとすると、その場所で、果たしてできるのかどうかという実現性。

 あくまでも、今までの検討委員会は、こういうものが望ましいという、そういうものが、そういうところにしっかり入るのかどうか、あるいはそういうものを造った場合に、どういう周辺の整備が必要なのか、そういうことで、まずいきなり決めて、ここに決めましたと、すぐ設計に入る、その前の本格的な本当の基本計画、それを作るための色々な調査も必要ですので、こういう場所を想定してやるとするとどうなるのか、これがもう一回入ります。ですから、そういう場所の想定をできるだけ早くやっていきたいと思います。

(記者)

 すいません、それなんですけれども、例えば何箇所か候補地を示して、それで比較するということになるんでしょうか。それとも、全く場所を決めないで。

(知事)

 比較というよりも、比較のしようがない場合もございますので、選ぶ場所で。全く民有地で、県の土地でない場所が何箇所かだったらいいんですけれども、比べる基準がないということもございますので、また、不可能な場所もございますので、そういうことからすると、色々な面から、ここでやるとすればという、そういうことになると思います。

(記者)

 ある程度絞り込んで、いずれこれまでに例えば秋田市長は、秋頃までに決めたいと、そういうふうなこともおっしゃっていたようなんですけれども、そろそろ秋に入るということで。

(知事)

 できるだけ、この上半期に決めたいと思います。県議会もございますし、市議会も。ですから、県議会、市議会の中で議論ができるようにということからすると、今、盛んに詰めていると。

(幹事社)

 これに関してはよろしいでしょうか。

(記者)

 戦後70年の安倍総理の談話について、どのように評価されていますか。

(知事)

 あの、色々な評論はございますけれども、今の日本の置かれている状況、前の小泉さん、村山さんの時と、例えば中国、韓国との状況が違うんです。ですから、色々な状況の違いの中で、あのような表現で、確かに間接話法が非常に多かったわけでございますが、やはり日本の総体的な国益というものを考えた場合は、色々な議論はありますけれども、相当熟慮して、ああいう表現をしたのではないかということで、評価はさせていただいています。

(幹事社)

 もう時間ですので締め切りますけれども。今の戦後の談話に関しては、特に質問はないでしょうか。なければ終わります。どうもありがとうございました。