平成27年7月21日知事記者会見

2015年07月23日 | コンテンツ番号 9776

知事発表事項

  1. 新たな観光キャッチコピー『んだ。んだ。秋田。』のロゴデザインについて
  2. ロシア訪問の結果について

幹事社質問事項

  1. 安全保障関連法案について
  • 時間 11:00~11:25 
  • 場所 プレゼン室

(幹事社)
 今月幹事社の北羽新報社です。
 初めに、知事の発表事項からお願いします。

(知事)
 はい。まず、新たな観光キャッチコピーということでございます。秋田デスティネーションキャンペーンを中心にした、先の観光キャンペーンでは「あきたにしました。」という、キャッチコピーで全国に宣伝をしてきたわけです。このキャンペーンが終わりまして、この4月には新たに秋田の観光創生推進会議ができまして、新しいキャッチコピーとして、「んだ。んだ。秋田。」が、決められたわけであります。

このたび、この新しいキャッチコピーのロゴデザインが決定いたしましたので、今日発表をいたします。ジャジャーン。
 この後ろの板も、ちょっと飽きてきましたので、当面、この「んだ。んだ。秋田。」というロゴデザインを、ここに表示して使わせていただきますので、よろしくお願いいたします。ここは(ロゴデザインの右上を指して)ショルダーコピーと言うそうです。

このショルダーコピー、「のんびりできる?」の部分は、色々なバリエーションがあります。例えば、「きりたんぽおいしい?んだ。んだ。秋田。」あるいは、「なまはげいるか?んだ。んだ。秋田。」、「秋田美人は?んだ。んだ。秋田。」。おもしろく使っていただけますので、色々な分野、観光分野以外も様々なセクションで楽しく使ってもらうということで、このショルダーコピーで色々なことを表現できるようになってます。

また、これは県のみならず、市町村、民間団体、企業など、たくさんの皆さんにも使っていただくということで、開放いたします。秋田を売り込むという、そういう形で使っていただく場合は、これを自由に使っていただけるということでございます。
 特に、地方創生が叫ばれている現在、「あきたびじょん」の具体的な姿ということで、「高質な田舎」、これは新しい元気創造プランに出ておりますけれども、秋田の目指す姿ということで、高質な田舎、教養深く、安全・安心で教養深く、人の素養が高い、子供の学力が高いのもありますけれども、そういう意味で、元気にした都会ではないですけれども、秋田の自然豊かな中にもレベルの高い暮らしをしているという、そういう意味の高質な秋田という、これを、これに重ねて「あきたびじょん」に使うということにしてございます。いずれ、様々な秋田の魅力を発信する際にクレジットとしてさりげなく、使っていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。

今、「あきたびじょん」のマークで色々なものを印刷してますけれども、これ全部捨てるわけでありません。徐々に、次の発注はこういうものでやりまして、1年ぐらいしますと大体これに全部なっていくのかなというそういう意味でございます。
 その先はまだ考えてませんけれども、「あきたびじょん」も、そのまま使うことは使うんですけれども、主なものをこちらにするという、「あきたびじょん」というのは今度はローマ字でということで、これはデザインの専門家に考えていただいた上でこのようにしたわけでございますので、よろしくお願いをいたします。

もう一つ、先週12日から19日にかけまして、ロシア沿海地方、イルクーツク州、ハバロフスク州を、私と、県議会議長、県議会議員4名、1名は専務ということであります。また、秋田の若手経営者、農業後継者等々50数人で訪問をしてまいりました。
 ウラジオストクの沿海州行政府と本県の経済交流のミッション、この会議がありましたが、ちょうどその日に、ロシアの極東戦略でプーチン大統領が、ウラジオストクを自由貿易地域にするという署名の日に当たったものですから、非常にタイミングがよくNHKで、全国ニュースで取り上げてもらいました。APECが行われたすばらしい会場でございますので、何か突然秋田が、全国代表で行ったようなそういう捉え方を、たまたまですけれども、その日になったものですから、そういうことで大変、団員の皆さんも、やや興奮気味でありました。

いずれ、法律の詳しい内容は分かりませんけれども、10月の何日かからは、今、ロシアはビザがなければ行けません。観光ビザ、72時間、これは簡易ビザでできます。ただ72時間しか滞在できませんので、今度はウラジオストクにビザなしで入れる。
 ウラジオストクで8日間のビザをもらえる。それでウラジオストク以外、ロシアのどこにでも行ける。どこから出国してもいいということで、結局、ウラジオストクだけがロシアで自由にビザなしで入れる地域になる。多分ロシア政府の極東戦略の非常に重視している部分です。   やはり中国、韓国、日本、東南アジア、この経済力をいかに引き込むかという。観光も含めて、この極東の発展をウラジオストクに何とか引っ張り込むということだと思います。

今、大規模な国際サーキット場、これも見てきました。それからホテル、これもハイアット系が造っています。さらにカジノ、これも建設中ということで、あそこを観光も含めた極東最大の貿易基地にするという、そういう目当てがあるようです。
 そういう中で、他のハバロフスクも含めて若い方々が実感して見てきたことは、将来につながるのかなと思います。特にハバロフスクまでは秋田のあきたこまちが、一番上等な米として並んでます。ただ、大半のスーパーへ行くと、日本コーナーはありますけれども、中が韓国製だとか中国製の物、日本の蕎麦というのが何と冷麺になってる。

あちらの方の総領事、あるいは日本センターの人と意見交換をしましたけれども、やはり日本の食、あるいは農産品に対する非常にあこがれがありますので、特にウラジオ地区が観光で相当人が入るようになりますと、可能性はかなり広がるんじゃないかということで、今回行った方も、幾つかそういう芽を見てきたという、あるいは将来的にどういう形であちらの方に進出するかという、そういうところまである程度具体的に考えた方もいらっしゃるようです。
 いずれ、若い産業関係者が自分で行って現場も見ますと、どのぐらいのものがどうなるのか、そこら辺の商売勘定も含めてよく分かりますので、こういうことが、色々な面で秋田の様々な経済にプラスになるようにということで、この後もフォローしていきたいと思います。 来年以降も、何らかの形でこういうことをある程度継続的に続けながら具体的な成果を狙っていきたいと思います。

また、ちょうど私どもその港に入った時に港の視察をしましたけれども、ウラジオストク港に秋田の港からのコンテナ船がちょうど横付けになってまして、まさに土崎で積んだ貨物が、そこで下ろされてるという、そういうところも見まして、この後その若い皆さんから感想を求めますけれども、色々な面で今回たくさんの人数で、県議会議員とも一緒に行きましたので、あちらの議会も議長などが対応してくれましたので、非常にプラスになったのかなというそういう感じがいたします。

ということで私からは以上です。

(幹事社)
 発表事項の件で質問のある方はおりませんでしょうか。

(記者)
 シベリア抑留者のお墓をお参りされたということですけれども、戦後70年を迎えるに当たってどのような感想をお持ちになりましたでしょうか。

(知事)
 はい。前にも私、40年前に行ってますけれども、もう記憶の中ではほとんど薄れてます。ただ、大変に懇ろに整備されてきれいになってまして、柵もできて、まあ非常にきれいな状態で墓がありました。そういう中で、大変たくさんの方が眠っておられます。抑留であの厳しいシベリアの中で、心ならずも途中で命を落とされたというそういう方々の墓でございますので、私どもも、一緒に行った青年の皆さんも、当時の大変な思いを胸に秘めながら手を合わせたという、そういう次第です。

やはりああいうものを見ますと、いかに様々な形で戦争で勝つ負けは別にして、ああいう犠牲というものは大変痛ましいものだということで、そういう意味があれから汲み取れますし、また逆に、確かにロシアで日本と敵対したわけでございますけれども、ああいう形であそこにきちっと弔ってもらってると。これも一つの国際理解かなと思います。やはり国際理解の中で何とか、ああいうものを若い方々に、これからの方々に見せて、戦争というものについての認識を風化させないという、そういう意味で一番あれがよく分かるんです。

日本国内で分からない面が、ああいうところで分かりますから、行った若い方々も、それまで楽しいバスの中でありましたけれども、あそこに行った途端にやはり敬虔な顔になりまして、きっちり皆さん手を合わせておられましたので、そういう意味からすると、第2次大戦を風化させないということがこれからも必要なのかなという感じがします。

(記者)
 今の敵対したというお話ですけれども、ソ連は日ソ中立条約を破って満州、それから朝鮮半島北部、樺太、千島に侵攻して残虐な行為も行って、そうした中でシベリア抑留とか北方領土問題があるわけなんですけれども、ロシアとの交流に当たって、そうした歴史認識というのはどのように捉えてらっしゃいますでしょうか。

(知事)
 まあ当然、日ソ中立条約を破ってという、そういう意味からすると、あれは日本から見ると国際法違反ですけれども、それはそれとして、やはりあれも戦争があってああいうことがあったわけであります。
 確かにロシアについて、そういう意味からすると様々な面がありますけれども、ただ、彼ら方も、やはりどうしてもこれ個人と違うんです。
 個人個人になりますとやさしい民族ですけれども、これは集団になると、ああいう欠点もあるでしょう。
 そういうことからすると、私どもある程度そういう事実関係、これも含めて、青少年に分かってもらって。今の形のみならず、やはり歴史認識をしっかり持たせた上で、ああいうものを見るという、そういうことも必要なのかなという、そういう意味で分かります。

ですから私いつも言うのは、国際関係は常に、これは昔から言ってます、片方に拳銃、片方で握手と。この現実。これが本当の国際、今の環境です。ですから、それをですね両方握手というわけにはなかなかいかない。ただ、できるだけ両方いくようにこれをしむけるのが、皆さんの力ですけれども、ただやはり、かつての正確な歴史をどう受け止めるかは、これはまた国によって違うんです。これは全部同じようには受けないんですよ。だから我々は我々として、、日本としての歴史認識というものは、これはあってしかるべきですので、これはその、あまりあちこちから言われる筋合いはないと。そういう中でああいうものを見るという、それで個々の判断が必要かなと思いますね。

(幹事社)
 ほかありませんでしょうか。

(記者)
 ロシアのウラジオストクの貿易強化ということで、これからビジネスチャンスが格段に増えるということなんですけれども、具体的に秋田からどういった産品を輸出していったらいいかとか具体的な産業で何かお考えはありますか。

(知事)
 ちょうど成田から発つ時に、ロシア人が成田空港でちょうど同じ飛行機で、炊飯器を結構買ってるんです。中国人だと思ったらロシア人。ですからロシアも日本食ブーム、、ホテルで日本食もありましたけれども、ほとんど食えるものではない。領事館の方から、日本料理、これについて米だけではなくて、米だけやると、あちらの料理に合わないんです。米を輸出するというのでは駄目だというんです。米プラス、こちらの日本料理のおかずも含めてとなりますと、農産物の関係で色々なルールがありますけれども、缶詰だとか瓶詰、こういう形では色々なものを出せますし、まあ例えば、リンゴなんか、まさしく非常に遠くから、南米からなんか買ってるんです。こんな小さいの。そういう意味で、秋田のリンゴなんか、ああいうものは非常に高いですけれども、富裕層も出てますので、そういう果物や米、あとは、あちらからむしろ求められているのは花。花がですねオランダから来てるんです、冬は。

オランダからシベリア鉄道で来るよりは、こちらからが早いです。こういう点、秋田の生花市場にも私どもの方から伝えてあります。そういう花なんて、我々頭の中にないんです。初めてあっち行ったら、花欲しいって言うんです。領事館の方も個別に、いろんな業種の方が、こういうものは、あるということで、そういうものの見本市を是非やってくれれば具体的にまとまるんじゃないかということで、トータルです、米だけじゃなくて秋田の食、こう全部パッケージでということで、そういうことになれば具体的に相当話が進むのかなと。

それと、やはり飲食店が、日本食を食べさせるちゃんとした飲食店、これがあれば、それを通じて食が普及するということで、その戦略も取れるんじゃないかということで、まあそういう点、今回色々なブリーフィング受けましたので、そういうことから細かく分析しながらやっていきたいと思います。

(幹事社)
 ほかはよろしいでしょうか。
 そうすれば、幹事社質問に移らせていただきます。
 先週、安全保障関連法案が衆院を通過しました。今国会中の成立の見通しがかなり大きくなってきましたが、知事のご所見をお聞かせください。

(知事)
 一義的に、前にもお話したとおり、国際環境、そう甘いものではない。やはり日本が様々な意味で、アメリカの核の傘、あるいはアメリカの全体の余裕がない状況の中で、日本としても国防に関して、今までのとおり全部アメリカにおんぶに抱っこということは、私はできないだろうと思います。

そういう意味で、何らかの自衛権の発動に対するしっかりしたルールを決めておかないと、こういうものは即座に対応しなければなりませんので、そういう意味で私は、現在の自衛隊の役割についての一定の国際状況の変化に応じたしっかりしたルールづけを、これは決めておくべきだということは昔から言ってます。

そういう中で、これを具体的にどうするかということで、できればもう少し、せっかく維新から対案が出たものですから、やはり国民の皆さんが分かりにくいというのは、野党と与党の間の一方的なやり方、やりとりですから、これが最終的に、その維新の案を飲む飲まない別にして、一つ一つの状況について、やはり対案についてもう少し議論することによって、部分的にも、そういうものが国民の間に議論を通じてある程度理解度が進むものもあったのかなと。そういう中で幾つかのもし修正があれば、それは修正するなり、これは絶対駄目だという政党もありますけれども、ある程度の共通認識があった政党とは、やはりもう少しやっても良かったんじゃないのかなということが感じられます。

また、私自身は前から言ってるとおり、特に経済危機、これは太平洋戦争の、あの時の突発したあれがまさに経済危機ですから、あそこまでの読み方は少し行き過ぎなのかなという感じがします。
 これから参議院での審議がありますけれども、いずれ安倍さんも相当支持率を気にしてますので、参議院ではもう少し議論を深めると思いますけれども、できれば衆議院でもう少し深めた上で、一週間程度先延ばしして採決というあれ16日か、ああいう既定路線で走らない、既定路線を1回外すと、支持率は、あそこまで減らなかったと思いますけれども、ただ、これは安倍さんの信念でしょうから、それをとやかく言うことはできませんけれども、やはり国民の間の不安、これをどう払拭するか、そこがこれからの参議院の一つの山、見せ場だと思います。

(幹事社)
 ありがとうございます。この件で質問のある方はいらっしゃいますでしょうか。

それでは、以上で会見の方を終わらせていただきます。

(知事)
 はい、どうも。