中東呼吸器症候群(MERS)に関するお知らせ

2015年06月17日 | コンテンツ番号 9691

1.中東呼吸器症候群(MERS(マーズ))とは

 中東呼吸器症候群(MERS)は、2012年に初めて確認されたウイルス性の感染症です。
 2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS(サーズ))の原因となった病原体もコロナウイルスの仲間ですが、SARSとMERSは異なる病気です。

2.発生国の状況

 主として中東地域※を中心にが報告されています。
 ※アラブ首長国連邦、イエメン、イラン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、ヨルダン、レバノン
 韓国では、平成27年5月11日に感染(輸入症例)が確認され、さらに、医療従事者や同じ病棟の患者やその家族に二次感染が発生しています。

3.症状

 主な症状は、発熱、せき、息切れなどです。下痢などの消化器症状を伴う場合もあります。MERSに感染しても、症状が現れない人や、軽症の人もいますが、特に高齢の方や糖尿病、慢性肺疾患、免疫不全などの基礎疾患のある人で重症化する傾向があります。

4.原因と感染経路

 原因となる病原体は、MERSコロナウイルス(MERS-CoV)と呼ばれています。
 感染経路については、まだ正確には分かっていません。ヒトコブラクダがMERSウイルスの感染源動物の一つであるとされていますが、その一方で、患者の中には動物との接触歴がない人も多く含まれています。
 また、家族間や、医療機関における患者間、患者-医療従事者間など、濃厚接触者間での限定的なヒト-ヒト感染も一部報告されています。

5.治療

 MERSに対するワクチンや特異的な治療法はありません。症状に応じた治療(対症療法)になります。

6.発生地域へ渡航した際の注意点

  • こまめに手を洗う、加熱が不十分な食品(未殺菌の乳や生肉など)や不衛生な状況で調理された料理をさけ、果物、野菜は食べる前によく洗うといった一般的な衛生対策を心がけてください。
  • 咳やくしゃみの症状がある人や、動物(ラクダを含む)との接触は可能な限り避けましょう。
  • 咳、発熱などの症状がある場合は、他者との接触を最小限にするとともに、咳エチケット※を実行しましょう。

※咳エチケット

  1. マスクをする。
  2. 咳・くしゃみの際はティッシュペーパーなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむける。
  3. 使用したティッシュペーパーはごみ箱に捨て、手を洗う

7.発生地域から帰国・入国した際の注意点

  • 帰国・入国時に発熱や咳などの症状がある方は、空港内等の検疫所へご相談ください。
  • 帰国・入国後14日以内に、発熱や咳などの呼吸器症状があり、以下のいずれかに該当する方は、地域の医療機関を受診することは控えていただき、まずは下の管内保健所へご連絡くださるようお願いします。
  1. 対象地域(※)から帰国・入国された方(発熱を伴う急性呼吸器症状(軽症の場合を含む)の場合)
    1. 医療機関を受診若しくは訪問した者
    2. MERSであることが確定した者との接触歴がある者
    3. ヒトコブラクダとの濃厚接触歴がある者
  2. 対象地域及び韓国から帰国・入国された方(発熱又は急性呼吸器症状(軽症の場合を含む)の場合)
    1. MERSが疑われる患者を診察、看護、若しくは介護していた者
    2. MERSと疑われる患者と同居(MERSが疑われる患者が入院する病室又は病棟に滞在した場合を含む)していた者
    3. MERSが疑われる患者の気道分泌液若しくは体液等の汚染物質に直接触れた者

 ※対象地域:アラビア半島又はその周辺諸国

県内の各保健所の連絡先

  • 大館保健所 健康・予防課 電話 0186-52-3952
  • 北秋田保健所 健康・予防課 電話 0186-62-1166
  • 能代保健所 健康・予防課 電話 0185-52-4333
  • 秋田中央保健所 健康・予防課 電話 018-855-5170
  • 由利本荘保健所 健康・予防課 電話 0184-22-4122
  • 大仙保健所 健康・予防課 電話 0187-63-3404
  • 横手保健所 健康・予防課 電話 0182-32-4006
  • 湯沢保健所 健康・予防課 電話 0183-73-3524

 ※秋田市内の方については秋田市保健所(健康管理課 018-883-1180)へご連絡をお願いします。

  • 症状がある間は、他者との接触を最小限にするとともに、咳エチケットを実行してください。

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