水田からの濁水流出を抑える ~無代かき栽培とは~

2015年10月03日 | コンテンツ番号 9659

「代かき」とは

八郎湖の汚れのひとつの原因として、春の水田からの濁水流出が挙げられます。水田に水を入れて機械でかき混ぜ、泥状にする「代かき」という作業が濁水を発生させるためです。代かきには、水田からの水漏れを防ぎ、また、土を軟らかくして苗を植え付けやすくする効果などがあるため、稲作では重要な作業です。

画像:トラクターによる代かき作業
代かき作業

代かきをしない農法 無代かき栽培

農業機械の高性能化などにより、水田に水を入れないまま土を砕いて平らにする作業が工夫され、代かきを行わない「無代かき栽培」が行われるようになってきました。

画像:水を入れずに田を均(なら)す 無代かきの様子
水を入れずに田を均(なら)す(無代かき)

無代かき栽培の特長

無代かき栽培には、水田からの濁水の排出を少なくする効果のほか、土の中まで酸素が透りやすくなってイネの根が健康になり生育が良くなるなどの効果もあります。また、水はけが良くなるため、次の年に野菜などの畑作に転換することも容易になります。

画像:均(なら)した田に水を入れる
均(なら)した田に水を入れる
画像:普通の田植機で苗を植え付ける
普通の田植機で苗を植え付ける
画像:無代かき栽培の水の濁り
無代かき栽培の水の濁り
画像:代かき栽培の水の濁り
代かき栽培の水の濁り

無代かき栽培の普及のために

大潟村では、平成26年度に260ヘクタールほどの水田で無代かき栽培が実施されました。無代かき栽培では、水田からの水漏れの増加や雑草の増加などといった問題が発生することがあり、個々の農家が独自の工夫で乗り越えているのが現状です。今後、農家の情報交換の場や勉強会などの機会を増やし、無代かき栽培の普及につなげていきます。