平成27年第2回定例会5月議会知事説明要旨(平成27年5月11日)

2015年05月11日 | コンテンツ番号 9619

 第2回定例会の開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 議員の皆様におかれましては、このたびの選挙において、県民の大きな期待を担い、ご当選の栄誉を得られましたことに対し、心からお祝い申し上げます。
 我が国は、本格的な「人口減少時代」に突入しており、総人口の減少による需要減や生産年齢人口の減少による供給力の低下などにより、国全体の経済規模が縮小し、ひいては、国としての持続性さえ危うくなりかねない状況にあります。
 特に、全国一のペースで人口減少が進んでいる本県では、人口問題への対応は、一刻の猶予も許されない極めて大きな課題となっております。
昨年末に策定された「まち・ひと・しごと創生総合戦略」において、東京一極集中の是正や若い世代の就労・結婚・子育てに対する希望の実現など、人口減少の克服と地方創生に向けて、国として本格的に取り組む姿勢が示されたところでありますが、私は、地方創生とは、いわば国任せではない地方の「意識創生」ともとらえており、地域に住む人々が、知恵を絞り、汗をかきながら、地域の未来を自ら創り出すという気概を持つことが必要であると考えております。
 このため、本年10月を目途に策定する「秋田版総合戦略」には、このような視点を基本に置きつつ、広大で豊かな自然、多彩な食文化、高度で多様な産業技術など、秋田の強みを最大限活かしながら、スケール感のある思い切った施策を盛り込み、秋田の「創生」にふさわしい戦略として打ち出してまいりたいと思っております。
 今後、「地方創生有識者会議」などの場を通じ、幅広く県民の皆様や市町村との対話を重ねた上で、6月議会には、より具体の施策を盛り込んだ素案をお示ししたいと考えております。
 議員の皆様におかれましては、日本に貢献し、国を支える基盤として自立する秋田の実現に向け、積極的なご意見やご提言をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
 次に、「東北六魂祭2015(にせんじゅうご)秋田」について申し上げます。
 東日本大震災からの復興を願って始まった東北六魂祭が、今月30日から31日にかけて、秋田市で開催されます。
 東北各県を代表する夏祭りが一堂に会する東北六魂祭には、県内外から多くのお客様の来訪が期待されますが、県といたしましては、これまでの3年間にわたる大型観光キャンペーンや昨年の国民文化祭の成果を踏まえながら、美しい自然や伝統文化、郷土食などの秋田の多彩な魅力を発信し、今後の交流人口の拡大につなげてまいります。
 次に、高速道路の整備について申し上げます。
 国の平成27年度予算の成立に伴い、新潟市と青森市を結ぶ日本海沿岸東北自動車道で未着手区間となっていた「二ツ井白神・小繋(こつなぎ)」間の事業着手が決定されたほか、事業中であった「象潟・金浦」間の年度内供用が確実となるなど、東北中央自動車道「横堀道路」の事業着手と合わせて、これまでの官民を挙げた取組が実を結び、本県の悲願である高速道路の全線開通に大きく近づいたものと考えております。
 高速道路ネットワークは、県民生活や本県経済を支える重要な基盤であることから、事業中区間の早期完成と、未着手区間の事業化によるミッシングリンクの解消について、今後とも、国に対し強く働きかけてまいります。
 次に、提出議案についてご説明申し上げます。
 今回の補正予算案は、たざわ湖スキー場を、我が国を代表するモーグルコースとして、国内外に強くアピールするため、常設のジャッジハウスを整備するとともに、補聴器の使用に係る相談窓口を福祉相談センターに設置するなど、難聴者等への支援を強化するための経費について計上しております。
 一般会計補正額は9,400万円であり、補正後の総額は6,015億2,400万円となります。
 次に、単行議案についてでありますが、「秋田県監査委員の選任について」は、議員の中から選出された委員の任期満了に伴う後任の選任について、議会のご同意をお願いしようとするものであります。 
 「秋田県福祉相談センター条例の一部を改正する条例案」は、福祉相談センターにおいて、補聴器の相談に関する業務を行うことにするとともに、診療に係る使用料及び手数料の徴収について定めようとするものであります。

 以上、提出議案の概要について申し上げました。よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。