県内のふ化場でサケ稚魚がすくすく育っています

2015年02月06日 | コンテンツ番号 9244

県内には北秋田市の阿仁川から、にかほ市の川袋川まで、サケのふ化場が6箇所あります。ふ化場では、川にのぼってきたサケから採った卵を、ふ化させ、稚魚を育てています。育てられた稚魚は春に川に放流され、数年後に放流された川に戻ってきます。

サケは毎年9月下旬頃から川にのぼり始め、10月中旬から11月上旬に遡上のピークを迎えます。ふ化場では川に入ったサケを捕獲し、卵を取り出して受精させています。川に入ったサケを獲るのは法律で禁止されているので、ふ化場は特別な許可をもらってサケを獲っています。今年も県内に約4万4千尾のサケが遡上し、約2千1百万粒の卵を採りました。
受精した卵は1か月程度でふ化します。ふ化した稚魚はお腹に栄養の詰まった臍嚢(さいのう)と呼ばれる袋を持っていて、ふ化してから1か月程はこの栄養を吸収して大きくなります。この期間は石の隙間などにじっとしていて、ほとんど動きません。

1月下旬になると、臍嚢の栄養を使い切り、稚魚は泳いで餌を食べるようになります(浮上)。1月下旬に県内のふ化場に技術指導に行きましたが、早く生まれた稚魚は既に浮上し、池の中を元気に泳ぎ回っていました。
また、まだ浮上していない稚魚のいる飼育池では、光が直接当たらないよう、蓋がされていました。
稚魚はふ化場の人たちに大切に育てられ、3月から4月上旬に県内の河川に放流されます。

画像:浮上したサケ稚魚
浮上したサケ稚魚(関漁業生産組合、にかほ市)
画像:サケ稚魚(川袋鮭漁業生産組合、にかほ市)
サケ稚魚(川袋鮭漁業生産組合、にかほ市)
画像:サケ稚魚の飼育池(川袋鮭漁業生産組合)
サケ稚魚の飼育池(川袋鮭漁業生産組合)