くだものの機能性2

2015年01月07日 | コンテンツ番号 9126

くだものを食べて健康に~果実の持つ機能性(2)~

くだものには、食卓を彩る嗜好品としての側面に加えて、健康増進や病気の予防というもうひとつのはたらきがあります。このような健康に対する働きを総じて「機能性」と呼んでいます。
くだものには、野菜などの食べ物にひけを取らない多種多様な「機能性」が秘められています。ここではその一部分を紹介しましょう。

動脈硬化の予防

動脈硬化は、動脈壁に、コレステロールや中性脂質が沈着することで引き起こされます。
そのコレステロールを、肝臓から末梢組織に運ぶ働きをするのがLDL(低密度リポタンパク質)です。これが活性酸素に出会って酸化され、酸化LDLとなることで動脈硬化を起こします。
つまり、動脈硬化を防止するためには、LDLを増やさないことと、それを酸化させないことが重要になります。
まず、LDLを減らすためには、リンゴの食物繊維が効果があるという試験結果があります。
また、LDLの酸化を防ぐには、抗酸化物質であるポリフェノールが有効です。ポリフェノールはブドウを始め、カンキツ類やリンゴ、モモ、カキなど多くのくだものに含まれています。赤ワインが健康によいという背景には、この中にポリフェノール類が多く含まれていることがあります。
なお、その他の抗酸化成分には、カンキツ類に多く含まれているビタミンC、Eやカロチノイドなどがあります。

リンゴの食物繊維は動脈硬化に効果があります
写真:木に付いたリンゴ
抗酸化物質のポリフェノールを含んでいるブドウ
写真:木に付いたぶどう