キタムラサキウニの減少とムラサキウニの増加について

2014年09月05日 | コンテンツ番号 8761

今年8月、男鹿市の戸賀湾ではこれまで多く獲れていた北方系のキタムラサキウニに代わって、南方系のムラサキウニが大量に生息していることが確認されました。
これは、8月4日に、東北大学と当センターが共同で行った現地調査により明らかになったもので、同時に、暖海性のアヤニシキと呼ばれる海藻も県内で初めて確認されました。
キタムラサキウニは、水温が30℃を超えると全て死んでしまうほか、高水温が続くと深い所に移動するとされていますが、当センターで観測している1年間の最高海水温は、平成22年以降30℃近い値を示しています。
このことから、今回確認された現象の背景には、近年の海水温の上昇が大きく影響している可能性があると考えています。
今後、同じような現象が、他の地区でも起きているのか、キタムラサキウニが深い所では生息しているのかといった実態を調べていきます。

写真:ムラサキウニ
戸賀湾南消波堤内側水深約2mに生息していたムラサキウニ
写真:稚ウニ
ムラサキウニの稚ウニ
写真:アヤニシキ
同地点で初確認された海藻、アヤニシキ