トラフグの種苗生産が始まりました

2014年06月06日 | コンテンツ番号 8460

秋田県潟上市沖にはトラフグの産卵場があり、そこが日本で北限の産卵場になっています。水産振興センターでは、トラフグの稚魚をつくり育て(種苗生産)、放流することにより資源を増やすための研究を進めています。

今年も5月15日にトラフグの種苗生産が始まり、稚魚は5月22日にふ化しました。
なお、当センターでは、生産コストをおさえるため、漁業者の協力を得て、漁獲されたオスのトラフグから精子を採取し、それを利用して人工授精を行っています。精子は県畜産試験場で凍結保存され、メスの排卵期に合わせた人工授精ができるようになりました。

ふ化した稚魚はこれから当センターで7月頃、50mm程度になるまで育てて海に放流し、その後の成長や移動を調べていきます。

秋田ではトラフグのほか、おいしくて、お手頃なサバフグやショウサイフグなども獲れています。是非、秋田のフグをご賞味ください。
なお、フグ類の多くは猛毒があり、自分で調理して食べるのは危険ですので、お止めください。フグ取扱者の資格を持った方が捌いたフグをお召し上がり下さい。(剥きフグ等はフグ取扱所届出済証のある店でお買い求めください。)

写真:トラフグの種苗生産1
成熟したメスのお腹を押して卵を出します。
写真:トラフグの種苗生産2
卵に凍結保存した精子をかけます。
(精子は海水に触れることで動きだし受精します。)
写真:トラフグの種苗生産3
受精させた卵をふ化まで管理します。
(小さい方の水槽に卵が入っています。飼育水が紫色をしているのは、放流したトラフグか天然で生まれたトラフグかを調べるため耳石という器官に標識を付ける薬品が入っているからです。)
写真:トラフグの種苗生産4
ふ化したばかりの稚魚です。(全長約3mm)
写真:トラフグの種苗生産5