平成26年4月1日知事記者会見

2014年04月02日 | コンテンツ番号 8117

知事発表事項

なし

幹事社質問事項

  1. 新年度の抱負について

その他

  1. 消費税増税における県内経済への影響について
  • 時間 14:30~14:56
  • 場所 プレゼン室

(幹事社)
 今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
 幹事社からは1点質問なんですが、今年度スタートに当たりまして、知事の今年度の県政運営に対する抱負を一言述べていただきたいということと、あと、先程の年度初めのご挨拶でも個別の施策についていろいろと述べられておりましたが、その中でも特に最重要課題が何かっていうことと、あるいはその、今年度中に結果を出したいというような施策等あれば、お考えをお聞かせください。

(知事)
 まずは、また皆さん方の中にも異動の方がいらっしゃると思います。今年度一年よろしくお願いします。
 まず今年度は特に新しいプランのスタートの年という時期に当たって、例えば国の農業政策の転換に伴って、非常に秋田にとっては大事な農業政策ですので、その点。もう一つは全体として景気がやや上向き傾向でございますけれども、単に今の景気に合わせるという意味じゃなくて、産業構造をいかに強くしていくかと、そういう意味で言えば中小企業振興、大きく分けるとこの二つが喫緊の課題です。これは実は喫緊の課題でもありますけれども、秋田の普遍的な産業政策の柱でもあるんです。当然雇用政策というのは、単独な雇用政策というのはないわけでして、すべて雇用というのは産業ですから、そういう意味で言えば雇用政策というものにもこれは結びつきます。ただ、いずれこの経済政策については、すべて外とリンクしていますから、やはり外の動きがどうなるのか、そういう点にも非常に関心がございます。できればそう大きく下ブレしない状況だといろんなことがスムーズにできますけれども、大きく下ブレするような状況になれば、根底からまた違ってきます。日本は統制経済でございませんので、常に外とのリンクの中でフレキシブルに考えていかなきゃならない。基本的にはその大きな方向性は、どんなに振れても変わらないんですけれども、そこら辺が非常に難しいところかと思います。
 そういうことで、いずれ農業については減反政策の廃止に伴って、今回の議会でも一部発表していますけれども、アンケート調査、あるいは聞き取り、農業者の意見集約が大体細かく出てきますので、それに伴ってまた現場の指導、あるいは政策の細かいところをどうさらに組み直していくのか、今までどおりの流れの中でも、相当部分部分は地域だとか品目によって、現場の意見も踏まえてマッチングさせていかなきゃならないわけです。
 それから、中小企業振興策は、やはり一番なのは、産業というのはすべて外に合わせるしかないんです。自分が需要を作るというのは、相当大きなもの、あるいはユニークなものですけれども、大半はやはり外の流れにいかに乗るか、その点については、どうしてもやっぱり売れないものを作っているのは売れるものを作るしかないし、やはり求められているサービスに合わせていくしかないわけでして、そこら辺が非常に秋田の場合は問題がございまして、そういう点は情報の発信も含めて担当部局の頑張りどころであります。
 また、そのほかについても、今、消費税増税の問題等々があって経済がどうなるのか、夏頃までの状況を踏まえないとその先わかりませんけれども、ここら辺もやはり注意を払っていかなきゃならないと思っています。
 一つ一つの年度の区切りの仕事っていうのはほとんどゼロに近いです。ですから、いずれ今年度中に大宗を決めなきゃならないのは、エネルギー関係は風力関係だとか送電線の関係。送電網は一義的には国が直に取り扱いますけれども、県としても大きな仕事ですので、これは今年度中にカタをつけなきゃ、特に送電線網。それと、将来それを使う洋上風力の今後の方向性については、国との絡みもございますけれども、調査費等々を持っていますので、一定の中・長期的な展望というものはまず今年度中。それに伴って来年度以降、部分的にその個別に動いていく。これは非常に広く、大きな(ものが)いっぱいありますから、これをどうコントロールするかというのは、今年度やらなきゃならないです。ただこれは、県だけではなくて、いわゆる発電事業者、あるいは日本のトップ企業、電力会社、こういうところ全部との調整が、当然資源エネルギー庁が中心になりますけれども、地元としても相当これに入り込んでいかなきゃならない。
 あとは、まず今年度、いろんなイベント、それこそ国文祭があり、これはかなり準備が必要ですので、デスティネーションキャンペーンの検証もできるだけ短期間に結びつけて反省点も踏まえてやらなきゃならないし、冬のモーグルの大会も、もう夏から準備にかからなければならないわけです。そういうところかな。
 あと、基盤整備の関係は、残るのは東北中央自動車道、あそこが残りますので、これは何とも今年度中に、できるだけ早めに国による計画段階評価の終了から事業化にもっていきたいと思っています。
 さっき(職員に対する年度初めの挨拶)も言ったとおり、何か緊張感がないんですけれども、何かまた大きなことがあるかな。こういうときにあるんですよ。私いつも、どうもこう日本全体がちょっと緩んでいるんじゃないのかなと思って、非常に心配しています。あまり人の心配をする必要ないですけどね。
 大きく言うとこのぐらいです。

(幹事社)
 ありがとうございます。
 では、各社さん、どうぞ。

(記者)
 緊張感がないというお話、先程、幹部職員にもおっしゃっていましたけれども、知事も再選されて、基本的には県議会の方とも良好な関係を築いていらっしゃいますけれども、どのようにその県政運営に緊張感というのをもたらそうというふうにお考えなんでしょうか。

(知事)
 私はいつも結構やり合っているでしょう。やっぱり理屈も必要ですし、理屈でない感情もある程度必要ですけれども、何となく今、国際情勢も、日本の近隣の状況、あるいはロシアの情勢も含めて、非常に緊迫感があるんですね。ですけれども、何か日本だけが、ちょっとこうポッと浮いているというか、決して国会だとか議会で丁々発止やれば緊張感があるという話じゃないですけれども、何となく流されているというか、みんながいい子になって、野党も少しもうちょっと厳しいものが出てこないし、結局日本の場合、みんなそれぞれ主人公になりたがり過ぎるんですね。消費税が上がると、もうちょっと全体的に緊迫感があるんだけれども、何か慣れてしまったのかな。国は緊張して、我々も緊張感を持たなきゃならないですけれども、今回あえて言ったのは、機構改革がほとんどないでしょう。機構改革がないときというのは、人だけしか動きませんから、やはりそういう意味で少し今日は辛めに、こういうときこそ緊張感を持ってという言い方をしたわけです。あと選挙もしばらくないでしょう。
 何となく新聞もそうでしょう。マスコミも何かすごく平穏な記事ですよね、いつも。ジャジャジャジャーンってないでしょう。何かそうなんです。書くことがないのかね、あまり言ってもしかられるけれども。

(記者)
 今の(発言に)関連して、知事ご自身の今の緊張感というのは、どのような感じを持ってらっしゃるのかと、緊張感を維持するためには、どういうことが必要かというのを(教えてください)。

(知事)
 私は、特別こうガッチガッチになっているわけじゃないですけれども、いつも習性で、穏やかなときほど何かが起きがちだということで注意します。車の運転もそうでしょう。天気が良くて、冬道の滑るところでは余り事故はないんですね、大きな事故。緊張するんですね。こうなると(春になって暖かくなると)フワァッと、こういうときこそ緊張しなきゃならないです。
 また、いろんな状況を知れば知るほど、やはり私は今大変な時期だと思います。ですから私自身は、インターネットでいろんな情報を、海外の情報も含めて、時間があれば、それこそ今朝もトイレにまたがってタブレットでパチパチパチ。そうしますと世界中の情報は大変ですよね。そういう情報がいっぱいこう頭の中に入れれば入れるほど、日本の置かれた状況、様々な外交問題も含めてどうなのかと。そうすると、この秋田にどういう変化を及ぼすのかという点でリンクして考えていくと、なかなか心がそんな休まるということはないです。

(記者)
 すいません、午前中の新採用職員への訓示というか挨拶と、あとは午後の先程の幹部への挨拶の中で、それぞれ新職員の方には当り前のことをちゃんとやりなさいと、これが大切ですと、当り前のことを守るようにしなさいというのが大切ですとおっしゃいました。先程の県の職員、幹部の方々への話では、思慮深さが大切と。それさえあれば、まあ何も問題なかったんじゃないかというようなこともお話にあったと思うんですけど、これ私、昨年度のお話の中で、例えばその当り前の問題であれば、例えばその公然わいせつで捕まったりとかですね、飲酒運転で懲戒免職になったというケースがあったりとか、あと思慮深さという点では、記者会見の無断録音であったりとか、これ入っているかどうかあれですけど、昨年の9月の県立大の木造建築ですね、そういったところがあるのかなと思うんですけども、知事はどれを想定されてその言葉をおっしゃったのか教えてもらってよろしいですか。

(知事)
 大変それこそ思慮深くて、正解であります。
 新規採用職員、当然若い人ですので、我々と若干、人種が違うというとこれ差別用語かな、何となく違うんです、今の若い人。ですから公務員だからというのじゃなくて、駄目なことは駄目ということで、ごく平易に当り前のことを当り前にやりましょうという意味で言って、思慮深さの方は、むしろ管理職職員に、いろんな面でほんのちょっと考えればおかしいなと思うことがたくさんあるんです。そういうことについて何か麻痺してしまって、既成概念、あるいはそこまで思いが至らずということでトラブルが出てきますので、そういう点でもうちょっと物事を成すには、ほんのわずかでいいですから思慮深さというか、やっぱり管理職ですからある程度のいろんなルールはわかりますし、もう一回そのルールの基本に帰ればいいですから。ちょうど当たっています。

(記者)
 これも知事がおっしゃる「緩み」に入っていますか。

(知事)
 「緩み」とはまたちょっと違うんですね。緩みというのと、思慮深さは違って、思慮深さは考える習慣がなくなればそうなんです。どうしても毎日の仕事に追われて、その仕事をまず終えるという、その領域に入っちゃうと思慮深さってなくなるんです。ですからやっぱり仕事の中身、あるいはその関係するいろんな人、モノ、金、こういうものをもうちょっと、こうスーッと横でリンクして考えればわかりますけれども、緩みというよりは、(例えば)私は答弁なんかでやり合うでしょう、そんな勝ち負けはないけれども、次から次へ出すんですよね。それは、やっぱり私なりに、例えば一般質問でも家へ帰ると関係するところを全部調べるんです。私の方が調べているんですよ。実際私が全部っていうわけにいかないんですけれども、主要なことは自分で調べます。ところが、その答弁を書く担当がそこまで考えていないっていうのが結構あるんですね。ですから、ときどきかんしゃくを起こすんです。ですから、やっぱり物事っていうのは、必ず何かを発するときにはそれの根底がありますし、その根底を形作るいろんなファクターがあるんですね。そういうことを全部考えると一つの方向が出てきますし、そういうときに、やり合ったときに勝つとかそうじゃなくて、そうするとまともな考え方が出てくるんですね。そこら辺がちょっと弱いかなということで、常々もうちょっと勉強してくださいということは言っています。

(記者)
 ありがとうございました。

(幹事社)
 そのほか何かありますか。

(記者)
 午前中の辞令交付のときに、今の日本はよそを頼ることばかりで一番弱い民族であるとおっしゃって、まあそれを引き合いに出されたんだと思うんですけど、新入職員の方には県土空間をいかにこう活用するかという趣旨のことを、活用して秋田が自立するか、つながるんではないかという趣旨のことを言われていたかと思います。ちょっとわかりにくいので、今一度ご解説をお願いできないでしょうか。

(知事)
 よそを頼るというのは、今の若い人も含めて、日本民族というのは自立心がなくなっている、そういうふうに思えてならないんです。私は親から、よほどのことがない限り人にものを頼むな、人を頼るな、自分の力でやれという教育を受けてきました。本当に最後の最後まで自分しかないわけです。すべて社会風潮が、結局最後はよそに頼る、よそのせいにする。自分のことについては割と甘い。私もそういう傾向があるかもしれない。もう一つは、若い人がやや多いんですね。成人式なんかに行くと、成人式の成人の社会に望むことというのは、みんなほとんど社会に望むって、何をくれるか、金くれですね。成人になったら100万円くださいって、馬鹿者って言った。やや多いんです、そういうの。ですから、今の若い人も、幼いっていうのかな、よく私のメールに“秋田の活性化のためにディズニーランドを造ってください”って(入ってくる)、おいおいおい、これ、幼稚園だったらいいけれど、中学生レベルで、それはないでしょうと。ほとんど自分たちが何々やってやろうでなく、みんなよその大きいものを持ってすべて大きいものに頼る、そんなの絶対おかしいんですよ。すべてそうなんです。それ大人もそうでしょう。何かって言えば、その大きなよそのものを誘致して、それは企業誘致はしていますよ、ただ、それが来れば、もう秋田がバラ色みたいに、かなりの知識人にもそういう傾向がある。自分では何も電卓さえたたかない。ですからやっぱりそういう意味で、よそ(のもの)というのは、頼れるときはいいんですけれども、頼れないときの方が多いですから、やっぱり自分たちのこの秋田に住むんだったら、この秋田にあるもの、こういうものにまずは着目して、地道でもそれが秋田のためになるかなと思って。何か有名人が来るとちゃらちゃらして、そういう人と仲良くなることが自分の発展だと思って、何かそういう人を秋田の何にしろとか、有名人が何様だっていうんだよな。やっぱり、そういうことじゃないんですよ。ちょっと言い過ぎだけど。ただ、やっぱり自分たちの郷土を自分たちでどうつくっていくのかという発想をしていきなさいというか、そういう意味です。

(記者)
 ありがとうございました。

(知事)
 私ちょっとこれから出張でございますので、申し訳ありません。そろそろ。よければ。もう一問ぐらい。

(記者)
 消費税の増税についてお伺いしたいんですけれども、今日、秋田県はその所得があまりこう高い水準ではない中で、改めてその県民の生活にどういう影響を与えると思われるかということと、あと知事、8%になってから何かお買い物されてどう思ったかというところ、お願いします。

(知事)
 当然3%ですから、その分の所得が上がらないと、それは家計には負担がかかります。
 ただ、これも消費税そのものは負担を増やすという前提です。ある程度負担が増えないと日本の福祉財政も含めて成り立たないという前提ですから、消費税以上に所得をどうやって増やすかというのは、これからの国の課題でもありますし、我々の課題でもある。ただ、税というものは増税となりますと、それは負担が重くなります。ただ、今回いかにそれが平準化するのができるだけ早くならないとまたいろんな面で内需が滞りますので、その点は十分注意しなきゃならないし、やはりそこら辺は国も含めて我々、注意深く見ながら経済政策を適宜打っていかなきゃならない。
 あと私は今日になってから物は買っていません。食堂は上がらなかったな。上がったんだか。昼飯食ったけれども、特別メニューのラーメンが650円だけれども。
 (日替わりランチが)630円だったのが650円、あっそうかなと、まあそのくらいです。あまり私、買い物しませんから。我々の年となると買うものがないんだ。だって、もういらないもんね。お昼ご飯だけ、あと猫のえさだけあれば。ただ若い人は大変ですね。我々は着るものもありますから、もう年ですから、そんな買ってもね。もう何十年も知事をやっているわけじゃないから、もう着る機会がなくなりますからね。ただ、若い人は大変だ。何とか若い人の賃金が上がるように景気全体がもっともっと回復してほしいと思います。

(幹事社)
 では、以上で知事会見、終了します。ありがとうございました。

(知事)
 はい。今年度もよろしくお願いします。