平成25年度秋田県青年・女性漁業者交流大会

2014年02月06日 | コンテンツ番号 7907

平成25年度秋田県青年・女性漁業者交流大会を開催しました

平成26年1月21日 秋田県生涯学習センターにおいて、秋田県と秋田県漁業協同組合が主催する平成25年度秋田県青年・女性漁業者交流大会を開催、当日は全県から約100名の方の参加がありました。

この大会は、県内の青年・女性漁業者が日ごろの研究・実践活動成果を発表するとともに、漁業技術の向上や地域の活性化に関する知識や情報を共有し、沿岸漁業・漁村の発展と活性化に大きな役割を果たすことを目的に毎年開催しているものです。本年度は次の2課題の研究活動発表があり、このうち、天王潜水漁業者会は、3月4~5日に東京都で行われる第19回全国青年・女性漁業者交流大会に出場することになりました。

  1. 秋田県漁業協同組合五里合増殖協議会による「バイ貝の資源復活を目指した取組」
  2. 秋田県漁業協同組合天王潜水漁業者会による「イワガキの漁場再生への取組」

その他、県立男鹿海洋高等学校の生徒達による、アカモク(ギバサ)増殖に関する研究などの発表があり、計9テーマの発表がありました。

水産振興センターからはハタハタに対する消費者の購入嗜好について報告をしました。

また、女性漁業者活動グループのひより会(八峰町)、戸賀浜のかあちゃん(男鹿市)、でんべいがれい生産グループ(にかほ市)、そして象潟女性部(にかほ市)の開発した商品の試食が行われ、評価が商品の改良や新しい商品開発など今後の活動に結びつくことを期待しています。

画像 : 交流会会場の様子
交流会会場
画像 : バイ貝研究活動発表(五里合)の様子
バイ貝研究活動発表(五里合)
画像 : イワガキ研究活動発表(天王)の様子
イワガキ研究活動発表(天王)
画像 : 水産物オリジナル加工品の試食の様子
水産物オリジナル加工品の試食
画像 : 最優秀賞 賞状の贈呈の様子
最優秀賞 賞状の贈呈

研究活動発表の概要

「バイ貝の資源復活を目指した取組」

秋田県漁業協同組合 五里合支所 五里合増殖協議会 杉本貢

男鹿市五里合地区において、平成10年以降漁獲がなかったバイ貝の資源回復のためにH21~25年に行った取組についての発表。

概要

  • 県漁協秋田支所から購入したバイ貝に標識を付けて沖合3ヵ所に放流し、生息や移動状況を調査した。
  • 放流後に採捕したバイ貝は全て放流貝であり、放流地点から500~700m離れた場所でも採捕され、移動が確認された。
  • 放流貝から再生産されたと思われる小型のバイ貝も採捕された。
  • 沖合2ヵ所に計20個の産卵器を設置し、推定498万個の付着卵を得た。
  • 今後は産卵器の数を増やすことや設置時期を早め、より多くの産卵量の確保に取り組む。また、放流の継続や自然産卵による再生産によって資源回復の取組を進めていく。

「イワガキの漁場再生への取組」

秋田県漁業協同組合 天王支所 天王潜水漁業者会 猿田光春

潟上市天王地区において、一度漁獲をした場所では再付着しにくいイワガキの漁場再生のために、H24~25 年に行った取組についての発表。

概要

  • 天王地区は全域が砂浜で、イワガキ漁場は人工リーフなどの人工構造物に限られていることから、小型貝の保護のためにスキューバ潜水により漁獲している。
  • イワガキ漁場再生のため、ケレン棒(ヘラの様なもの)を用いて岩盤に付着しているイワガキ以外の生物等をH24年9~10月にそぎ落とした(岩盤清掃)。
  • H25年6月に多い所では10cm四方に50個体前後のイワガキ稚貝の再付着が確認でき、岩盤清掃の効果が認められた。
  • 外敵であるレイシガイの駆除をH25年7~8月に行ったが、9月の調査ではイワガキ稚貝のほとんどに穴があり、レイシガイの食害を防止できなかった。
  • 今後は岩盤清掃の範囲拡大や外敵駆除の効果的な方法を検討し、取り組んでいく。