中華人民共和国甘粛省との交流

2010年04月12日 | コンテンツ番号 785

交流の経緯と概要

 本県の唯一の友好提携先である中国甘粛省との交流は、昭和55年7月の同省外事弁公室の本県訪問に始まり、その後の県友好視察団の訪問、県議会友好交流促進議員団の訪門、そして友好提携調査委員会における検討を経て、友好提携についての合意がなされた。昭和57年県議会6月定例会への報告、中国国務院の正式な許可を待って、昭和57年8月5日、秋田市において秋田県と甘粛省との友好提携が調印された。以降、官民が連携し、幅広い分野において交流を行ってきた。
なお、県と同時に秋田市と蘭州市が、平成12年11月には鹿角市と武威市涼州区がそれぞれ友好提携を締結している。また、秋田テレビ(株)と甘粛電視台との間でも活発な交流が行われている。

  1. 政府間交流
    • 昭和57年に友好提携締結記念式典を秋田市で実施して以降、5年ごとの周年事業を実施し、知事、省長等が相互に相手先を訪問している。周年事業においては、甘粛省雑技団による本県での公演、本県での県省友好写真展の開催、同省での本県県民による記念植樹等を行うとともに、知事と省長とが会談し、両県省の関係発展を確認している。平成19年度には秋田県と甘粛省が友好提携を結んでから25周年を迎えることから、記念事業が予定されている。 また、平成2年度の両県省行政職員の交換ーン研修)、平成9年度以降の同省からの国際交流員受け入れ等を通じ、交流を支える人材の育成に努めている。 これらを通じ、本県の国際化をリードするとともに、将来に渡る各種の交流を支える基盤作りを行ってきた。
  2. 文化交流
    • シルクロードに位置する甘粛省は、貴重な歴史文物に恵まれており、本県県民の関心も高い。一方、本県の有する高い発掘・保存技術への同省の需要は高い。 平成2年、本県で開催した甘粛省文物展をはじめ、両県省間の文化財関係職員の相互派遣による共同研究・研修を実施し、平成15年度からは3カ年計画により同省遺跡の合同発掘事業が開始された。これらにより、本県県民の異文化への関心が高まるとともに、本県文化財研究の国際化が進展している。
  3. 技術交流
    • 昭和57年に脳血管研究センターが同省を訪問し医療技術交流を行って以降、医療、農林業、環境、工業等の幅広い分野において技術交流を行ってきた。特に昭和61年度から開始した海外技術研修員の受け入れ、平成8年度から開始した協力交流研修員の受け入れにより、合わせて55名の専門家が本県において研修・共同研究を行い、同省の産業・社会の発展と両県省の関係発展に貢献してきた。 また、高度技術研究所や県立大学等を母体とした技術・学術交流が行われ、本県の試験研究機関の国際化に寄与してきた。
  4. スポーツ交流
    • 両県省間では、これまでソフトボール、柔道、バスケットボール、野球、卓球の合同トレーニング、交歓試合、指導者相互派遣を行い、本県スポーツの競技力を向上させるとともに、スポーツを通じた県民の国際理解を進めてきた。
  5. その他
    • 平成6に両県省の友好交流のシンボルとして「秋田・甘粛友好会館」が同省蘭州市に建設された。
    • 平成13年には長年に渡る両県省の交流への貢献に対し、元県嘱託職員の渡部道子氏へ「甘粛省名誉公民証書」が授与された。