「秋田県食品の安全・安心に関する条例」に基づき、県では「つなぐ安全・とどける安心」をキャッチフレーズとして食品の安全・安心に関する事業を推進しております。

 私たちが口にする食品には多くの人の手が係わっており、生産から流通、消費に至るまで、関係する皆さんそれぞれが、食品の安全を確保する取り組みや責任をつなぐことで、県民の皆さんが安心して食べられる食品をおとどけできるものと考えます。

「秋田県食品の安全・安心に関する基本計画」

 秋田県では、平成16年4月1日「秋田県食品の安全・安心に関する条例」を施行するとともに、同年10月15日「第1次秋田県食品の安全・安心に関する基本計画」を策定して、食の安全・安心の確保に取り組んでまいりました。

 その後、平成23年には「第2次計画」を、平成28年には「第3次計画」を策定して、食の安全・安心の確保に取り組んでまいりました。
  しかし、計画策定以降も、東日本大震災で発生した原子力発電所事故による食品中の放射性物質問題、牛肉の生食による腸管出血性大腸菌食中毒、原産地の偽装や改ざん、さらには新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、新しい生活様式の実践等による「テイクアウト」「デリバリー」の需要が増えることによる食中毒への不安など、新たな課題も出てきております。
  このような状況を踏まえ、このたび第3次基本計画の成果や実績を検証し、新たな課題などを追加して、令和3年に「第4次計画」を策定しました。

第4次秋田県食品の安全・安心に関する基本計画.pdf [3538KB]

 

食品の安全・安心のためのアクションプラン

食品の安全・安心のためのアクションプラン(R4実績) [569KB]

 食品安全推進委員会

 県では、学識経験者、生産者、食品関連事業者、消費者などから構成される秋田県食品安全推進委員会を設置し、食品の安全確保と県民が安心できる食生活の確保に向けて、県が推進する施策に県民の広範な意見を反映させています。

第40回秋田県食品安全推進委員会の要旨.pdf  [789KB]

「食品の安全・安心のために」

(秋田県食品の安全・安心に関する条例 前文より)
 食品は、人間の生命の維持に欠くことのできないものであり、その安全性が確保されることは、私たちが健康で充実した生活を送る上で極めて重要です。
 近年、国際化の進展、科学技術の発展等により、輸入食品、加工食品等の様々な食品が販売されるなど、私たちの食生活は豊かになる一方で、国内外において食品の安全にかかわる重大な問題が相次いで発生するなど、食品を取り巻く環境は大きく変化し、消費者にとって、食品の安全性の確保は切実な願いとなっています。
 食品の安全性及び食品に対する消費者の信頼性を確保していくことは、我が国の食料自給に大きな役割を果たす本県が取り組むべき重要な課題であり、本県の農林水産業及び食品産業の振興にも寄与するものです。
 今こそ、私たちは、それぞれの責務と役割を十分に自覚し、互いに連携協力しながら食品の安全性を確保するための取組を推進していくとともに、消費者が県産の食品を安心して食べることができるように、その安全性に関する情報を県内外に発信していかなければなりません。
 ここに、食品の安全性及び食品に対する消費者の信頼性の確保について、基本理念を明らかにしてその方向性を示し、このために必要な取組を総合的かつ計画的に推進していくため、この条例を制定します。