平成25年10月15日知事記者会見

2013年10月16日 | コンテンツ番号 7611

知事発表

  1. タイ・バンコクへの海外出張について
  2. 秋田県文化功労者表彰式について

幹事社質問事項

  1. スポーツ振興について

その他

  1. 六次産業化の推進について

時間 : 13:00~13:37 場所 : プレゼン室


(幹事社)

よろしくお願いします。

それでは、はじめに知事の発表事項の方からお願いいたします。

(知事)

今日は2件ほどございます。

まず1件目は、秋田県・タイ・インドネシアの商談会のミッションについてであります。

来週22日火曜日から30日水曜日にかけて、秋田県・タイ・インドネシア経済交流ミッションを派遣することになります。主催は本県、それから北都銀行、秋田県貿易促進協会の三者であります。

訪問団の総勢は79名であります。私は団長として10月22日の火曜日から27日日曜日まで、タイにのみまいります。インドネシアは、ちょっと日程の都合でまいりません。

ミッションでは、タイ・インドネシア両国の市場環境や工業団地を視察しますほか、政府の関係機関、現地企業との交流を行います。

また、県内企業の海外取引や進出によるビジネスチャンスの拡大を目指したいと思います。 特に12月からバンコク仙台国際定期便の就航が始まります。タイからの誘客に向けまして、タイの旅行業協会など現地の観光事業者に冬の秋田の魅力をPRしながら誘客セールスを行います。

また、秋田PRセミナー、レセプション、あるいはいろんな催しものがこの期間、秋田にちなんだものが開催されるわけでございますので、それらに顔を出しながら、あちらの政府関係者等々と接触を、私初めてございますので、タイは。そういうことで行ってまいりたいと思っております。

これが1件でございます。

もう一件は、これ毎年、文化の日にちなんででありますが、平成25年秋田県文化功労者についてでございます。

この文化功労者は、日頃たゆまぬご精進によりまして本県の文化の向上・発展に寄与されました方々を表彰するもので、今年は別記のとおり8名の方々に決定いたしたところでございます。

表彰式は11月1日に県の正庁で行う予定でございます。

私からは以上でございます。

(幹事社)

今の発表事項について質問のある社はお願いします。

(記者)

よろしくお願いします。

タイ・インドネシアの商談会ミッションについてお伺いします。

県内のものを売り込んでPRしていきたいと、なるほどと思うんですけれども、知事は雪が降ったり、これだけ観光資源の豊かなところは秋田以外にもございます。その中で秋田県のキラーコンテンツ、魅力、ほかのところにない、どういうところを売り込んでこようと思っていらっしゃるかをお伺いしたいと思います。

(知事)

これは大半のですね、東アジアばかりじゃなくて、冬の日本というのは北海道が中心というように、どうも見られています。北海道というのは、非常に雪祭りが中心で、あれを中心に様々な誘客がかなり進んでいます。千歳が当然ですね国際定期便、東アジア(の路線が)かなりあるもんですから、やはり北海道が先行してきています。

ただ問題は、その日本の雪というと北海道しか情報が入っていないと。ですからやはり秋田というところも、まずは1番目に雪国ということでありますよということで、ただ問題は、北海道はどちらかというと新しい土地でありますので、ああいう大きなイベント、あるいは札幌のオリンピック、こういうものを売り物にして新しいものを中心でやっているわけですけれども、やはり秋田のようなところは、例えばその温泉の数、あるいは最近では東アジアでもイスラム系の国でも出回っていますけれども、日本のお酒というのが非常に好評です。やはりどうしても東アジアの方はイスラム圏もありますので、あまりきつい酒を飲む習慣がなくて、ちょうど、ビールの次に日本酒は非常に好まれ出したという、ですからやはり秋田の場合はそういう歴史と食、こういうところは非常にアットホームな感じを売り出せるんじゃないかと思います。ですから、そういう民俗色豊かなものについて、また北海道とは違う魅力ということを全面に出していきたいと思っています。

また情報によりますと、やはりタイ航空が仙台空港に飛ぶということは、一つはその北海道以外にやはり東北というものを一つのターゲットにし始めたと。タイからの旅行客がダンダン増えています。これは東アジアがドンドン増えていますけれども、大体東京と北海道は行ったことがあるという、何回も来た人は次はどこだということで、やはり食い込んでいけるということでタイ航空も飛ばすわけでありまして、そういう中で、やはり東北の周遊、タイ航空の、この大きな飛行機って1週3便ですから、行ったり来たりで結構な人数になります。どちらかというとビジネス客というのはあまりないと思うんですね。ですから大半が観光客と。もう既に旅行会社がこれを契機に東北の周遊コースを幾つかやっていますので、そういうところに食い込んでいくことによりまして、少なくとも秋田で幾つかの旅行商品の中で、最低1泊はしてもらうような旅行商品を今いろいろ検討してございます。こういうものも先ほどの見るもの、食べるもの、こういうものと一緒にあちらに情報をきっちり伝えて、関係者に我々の受入の意思を示してくるということでございます。

(幹事社)

ほかにありませんでしょうか。なければ幹事社質問に移らせていただきます。

先日終了しました東京国体の結果ですが、県勢が振るいませんでした。秋田県はスポーツ立県を掲げていらっしゃいますけれども、今回の結果も踏まえまして今後のスポーツ振興について、どのようにお考えでしょうか。

また、7年後の東京オリンピックに向けて、県内への合宿誘致や選手の強化の体制づくりについて、改めてお聞かせください。

(知事)

「スポーツ祭東京2013」、天皇杯が39位、皇后杯が42位という、どちらかというとあまり芳しくない成績、数字から見ると、特に団体戦が非常によくなかったというのが一つの分析です。また、これについては県のみならず秋田県体協の方も問題意識を持って今後取り組むという、この「スポーツ祭東京2013」の、ほかの国体と違う、若干負け惜しみじゃないけれども、大体これがいい悪い別にして東京以外の国体の場合は、県出身で東京の大学等で活躍している人を県出身ということで、一定期間のそのルールに基づいて出身地のチームの一員として出すということがあったわけでございます。やはり秋田の場合はどうしても若い人が大学生も東京へ行っている率が非常に高い中で、今回はその県選手というか、東京都の住民ですので東京都の出身という形態にもなるわけでございます。ですから、やはりそういう意味でなかなかチームとして、国体向けの県出身の選手のチームというものが一部崩れているという方向もございます。ただ、それは、特にはこれは秋田のみではございませんけれども、秋田の場合、やはり根底には、やはりそういう若い人がどうしても地元にいないという一つのことが底辺にもあると思います。いずれこれらについては、体協の方でまたいろいろとこれから今後の強化策を練るわけでございますけれども、我々も一生懸命これをバックアップしていかなきゃならないと思っております。

ただ、なかなかどうしてもやはり人口減少の中で、やはり頭数が多いとやっぱりその確率的にいい選手が出ますので、そういういい選手をできるだけ秋田にいていただくという動機付け、きっかけづくりも、やはりこれから考えていかなきゃならないという、ただなかなかご承知のとおり、例えば高校の場合は公立高校が中心ですので、私立が中心でありますと、いろんな手段がとれますけれども、やはり公立高校の限界というものがございまして、そういうところはややジレンマというところであります。いずれ関係者、かなり問題意識を持っているということは確かでございます。

あと東京オリンピック・パラリンピックに対する対応でございます。

かなりですね、これは広い意味での対応は、単にその合宿誘致だけじゃなくて、前の東京オリンピックのときは海外からの観光などというのは頭の中になかったわけでございますが、今はそういう時代じゃないということで、むしろ我々としてはそういうものも含めて大いにこの機会に全世界に対して地域をアピールするということもできる環境になってございます。

ということで、本日、「東京五輪等に係る事前合宿招致等推進本部」ということで、“等”がついていますので、単に合宿誘致だけじゃなくて、いろんな面で総合的に当たるということで、ほとんどの部局が関係しますので、私を本部長としてまずそういう全部局長によります本部を立ち上げました。それに伴い、できるだけ早い機会に、まず庁内の具体的な今度はプロジェクトチームを作ります。これは今、作業中であります。それで、どういう事務が、どういうことをやっていくのか、どういうスケジュール感で、スケジュール化までまだいかないかもしれませんけれども、我々取り組んでいく項目がどういうものがあるのかという、そういうことでまずその具体的な作業を行うプロジェクトチームを、できれば10月中に作りたいと、今そういうことであります。それができた後に来年度に向けまして、やはりもう単にプロジェクトチームを作るだけじゃなくて、いろんな情報発信、あるいは情報収集のための、さらにもう一つ広い、深い意味の体制をどうするのかというか、予算的な措置も必要なのかどうか、もう一つは民間の、いわゆる県の体協と連携するのは当然でございますが、それぞれチーム、種目によってかなりこの人的なつながりの面でいろんな情報を発信したり、情報を取らなきゃならないという面もございます。なかなかこの面は組織だけじゃなくて、やはり特定のその道に非常に詳しい、あるいは海外に行ってしょっちゅう接触している方々だとか、例えば県内に事業所がある企業なんかで、実業団のチームにオリンピッククラスの選手を入れているところもありますから、そういうところの民間等との連携、こういうものもこれからやっていかなきゃならないと思いまして、いずれここら辺が最終的には来年度予算に出てくるのかなと。もしその前に金のかかることがあれば、これは12月でしょうけども、今のところは今の規定の中で事務的な働きで済むのかなと思っています。

もう一つは、我々としては秋田のみならず仙台でサッカーがやられるということでありますが、競技そのものは東京都の中で大半がやられると、そういうコンパクトな設定となりますけれども、その前の合宿のみならず、プレのいろんな競技会、あるいはそういうアジアの大会等がかなり3、4年前から今度は結構あるような場合もございます。それだけじゃなくてラグビーのワールドカップなんかもあるんですけれども、いずれそういうものも見据えなきゃならないということで、これは東北の震災復興という意味も、かなりオリンピックにあるというふうに我々捉えております。

政府も、あるいは東京都知事もそういう意味のことも発言してございますので、やはり仙台は仙台としていいんですけれども、東北6県、こういうものにある程度光を当てていただきたいという、被災3県のみならず、当然東北は一つということで、あの当時から非常に、「東北六魂祭」だとか「東北観光博」だとかにちなんだ復興に関するソフトなものは、東北全体でこれまで取り組んでいますので、東北6県の知事の連名で国に対して、いずれ東京オリンピック・パラリンピックのそういう関係での盛り上りを東北6県にも震災復興の意味で波及させていただきたいということ、そしてそれについて東京都については、これをご理解いただきたいという、こういう動きをできればフォローアップしていただきたいということで今、東北6県の知事名での要望書を今、取りまとめております。いずれこれがギリギリ今、政府、あるいは東京都とやり取りをしてございまして、日程調整で。今のところ17日、明後日、できるだけ早い方がいいと思います。私、来週タイに行くもんですから、明後日、私と山形県の知事、あとの4県については、ちょっと知事さんが都合がつきませんので、それなりの部長クラスの人等々だと思います、教育長とか。そういうことで、一つは官邸、文部科学省、それから東京都、この三者に明後日急遽行って、最初のアピールのための要望を東北6県として行ってまいります。最終的に今、お会いする方とか時間の最終調整を今しておりまして、国会始まったもんですから、かなり時間的に制約受けていますけれども、一定のときに決まると思います。決まり次第、記者クラブに担当が投げ込みをします。

ということで、できるだけスピーディーにこれは動かなきゃということで、特に山形の知事と秋田、取りまとめは今、山形がやっています。6県知事会のそういういろんなルールがございますので、私も行くことにしています。はい。

(幹事社)

ありがとうございました。

今の件について質問ありますでしょうか。

(記者)

最後のところで、できるだけスピーディーにと、前の議会の最中も言われていたと思うんですが、この背景なんですけれども、相当ほかの東北以外の自治体の動きが早いと捉えて危機感を持たれての動きなのか、二日後と随分日程が迫っているかと思います。その背景を教えてください。

(知事)

東北以外のところがどういう動きをしているかわかりませんけれども、ニュースによりますと、結構やはり昔の東京五輪のときのように、いろいろな期待度が非常に高いという中で、我々としては特に東北の震災復興という意味合いもありますので、いろんな動きもありますけれども、こういうものも大事にしていただきたいということ、これはできるだけ早めにやはりアピールしておいた方がいいのではないのかなということでございます。

また具体的に我々としてはオリンピックはしたことございませんけれども、(第6回)ワールドゲームズのときもいろいろやって、あるいはこういうものは例えば、インドネシアというのは非常にバドミントンが強いんですよね。ですから、既にいろいろな面で、今の段階からその海外へも情報発信、秋田だとか、それぞれの県で得意種目があるんですよね。それができるかどうかわからないですけれども、例えば秋田なんか、ラグビーについては国際的なラグビー連盟と非常につながりのある人がいたり、実際、ブラウブリッツ(※ただしくは、「ノーザンブレッツ」)に外国の有名なラグビーチームから(選手が)来ていたり、そういうこともございますので、やはりそういう人的な要素を加味して、そういう方々にいろいろ動いてもらうためにも、できるだけやはり今の時点からやっておいた方がいいんじゃないかと。

あともう一つは、国体なんかもやっていますので、施設のアピールなんかは、これ市町村だとかそういうところと調整を取ってやらなきゃならないということで、あっという間にそれが出てきますので、その前の国際大会というのも結構あるんですよね。そういうものも、やはり効果のあるものについては呼び込むという、もう一つはやはりそういうことを盛り上げながら、最終的には、オリンピックの合宿を誘致するだとか、それに観光客が来て、それで終わりじゃなくて、やはりそういうものを秋田県内のスポーツ振興の刺激にしなきゃならないということで、県内のスポーツ関係者が単にその種目だけじゃなくて、気運を盛り上げるということについては、早けりゃ早いほどいいという考えでございます。はい。

(記者)

もう一点教えてください。

東北6県でまとめてやる、奥ゆかしくていいと。本当は秋田県だけ手挙げて騒いでですね、たくさんもってくればいいんじゃないかなと個人的には思いますが、それは置いておいて、今、知事、バドミントンとかラグビーの固有名詞を挙げられました。何かもう具体的に、この競技に絞って予選会なのか、プレ国際大会なのかちょっと不明ですけれども、何かもう絞りつつあって、こういう競技を秋田県としては売り込む、東北6県の中でも秋田はこの競技を売り込んでいきたいと、具体的な種目ございますでしょうか。

(知事)

まだちょっとそこまではいっていません。ただ今言ったようなものは、今スッとこう頭の中に浮かんだだけでも国際的なつながりがありますので、あとやはりそういうネゴシエイトできるような方々を今リストアップだとか、過去の歴史的な経緯の中でどういうことがあったのかということも今いろんな面でやっております。

それから、東北6県というのは、これはやはり一つの県だけで行っても、震災復興というそこにかけますので。ただ、意味合いからすると今回、私と山形の知事、あとは事務的な部長クラスということは、やはり東北の震災復興で直接被害が、青森も若干ありましたので、直接被害がない山形、秋田がどうしてもその震災復興からちょっとこう寄せられるというか、イメージ的に。ところが観光なんかは逆に秋田と山形が東北6県の中で一番落ちているんですよね。ですからそういうこともあって、どちらかというと秋田と山形が一番危機感を持っているということで、知事が行くということになるのかなと。ですから、ほかの県は、ある意味では震災の被災県になると。例えば、被災県を聖火が通るとか、いや我々としてはやはりそうじゃないだろうと。東北6県だろうということで、ほかの被災県の知事さん方の理解も得られたということであります。

(記者)

選手強化についてのお話がなかったと思うんですが、今の小・中・高校生をどのように強化していくのか、この推進本部には選手強化も含まれているんでしょうか。

(知事)

実際にいきますと、場合によっては今の小学生、中学生、大体このクラスなんですね。あるいは高校、せいぜいここまで。まずここら辺ですからやはり学校教育との関係が非常にございます。当然、選手強化ということで教育委員会の、学校体育の方もチームにも入ってきます。ただ問題は、やはりなかなかチーム的なものについて、どうしても国体なんかはチームの成績の方が評点高いんですよね。ですから、個人プレーのものは別にして、チームプレーのものが非常になかなかですね、選手の層の厚みをどうやって維持するかというのは、非常にやはり子どもの数が少ないということで、苦労しているということは確かですね。やはりもう既にそういうところで、今は制度というかそういう試行でやっているものはございますけれども、これらもこれから教育委員会の学校体育の方でどういう体制をつくるのか、あとはそれをどう体協に、一般体育の方につなげていくのかという、これもここら辺の問題も、今回やはりこういう機会に、例えばオリンピックとか何もないと平準的にやるでしょうけれども、やはりもう一回そういうところを見つめ直して、必要なこともとらなきゃならないという、例えば高校野球が、よいかどうか別にして、強化策をやったら14連敗が免れたという実績もございますので、やはりそういうことで、今、私の母校の角館高校が何となっているか心配で大変ですけれども、そういうことで選手強化の方も可能な限りやっていきたいと思っています。

(記者)

すいません、急ぎ、3点教えてください。

要望に行かれるということですけども、これは誰の発案ですか。

(知事)

最初、山形県知事がその問題提起をされております。それで、どちらかというと山形県知事、何かあると私のところに言いやすいんでしょう。そういうことでやりましょうよと、それじゃあ俺も行くよということで、山形県知事が行かれたいということですけれども、いろんな政治的な意味合いもございまして、官邸に行くにはやはり頼りになるのは秋田県知事だということもございまして、我々としては真っ直ぐ官邸を目指したいと、それと文科大臣ということで、たまたま私が知事会でも教育、スポーツも含めてのそっちの方の担当委員長でもございますので、その役目柄もうまく活用して、文科省にも食い込んでいきたいなと思っています。

(記者)

わかりました。それと、すいません、本日立ち上がったその本部と、そのプロジェクトチームのその関係、それからもう一つは、その来年度予算に必要な経費が盛り込まれるような話がありましたが、それはチームの活動費的な意味合いが強いんでしょうか。

(知事)

当然チームもこれから情報収集する、あるいはいろんな面で相手といろんな方々と接触するという、一定の費用もかかる場合もございます。あるいは例えば県内のそういうデータを整理して、そういうものを、もうこれは相当英語だけとか中国語だけじゃなく、相当な数になるでしょう。何にしても売り込むためにはいろんな印刷物なんかもかなり多数の言語になりますと、そう簡単にできないということもございます。ですからやっぱり今の段階で7年先というよりも、とにかく早め早めに、“秋田”というものをいろんなところに認知していただきながら、その中からいろんなルートで可能性のあるものに絞って、それを重点的にやるという方向になると思いますね。ですから、本部は全体を統括しますけれども、横の連携になりますので、実際は本部の下にその実務部隊のプロジェクトチームがぶら下がるという、そして民間との関係をどうするかは、ちょっとまだこれからでございます。いろんな方の今、意見を聞いております。民間の方が入ってそういう委員会になりますと、それはあるでしょうけれども、あんまりこの種のもの、個人的なルートで行くものについて、あまり外に作戦が出ちゃうとこれ困るものがありますね。ですからそこら辺も含めてどういう形態にするのか、ある程度隠密的に、アンダーグラウンドで動いていって表面に出すというものも、この種のものは非常に競争激しいですから、そこら辺をどうするのか、これはやっぱりそういうことに慣れた人もいますので、そういう方々、あるいは企業が意外とこう今、いろんな企業がそのスポーツチームを持っていまして、そういうところで強いチームにその外国勢が入ってきたりしていますと、選手がいろんな国の状況を通じてわかる場合もございますので、地元企業のみならず例えば誘致企業なんかでいろんなチームを持っているところもあります。そういうところも含めて、今、下調べをまずしなきゃならないと思っています。そのためのまず第1回目の庁内のプロジェクトチームという、はい。

(記者)

わかりました。

(幹事社)

お時間も来ましたが、ほかになければ・・・。

(記者)

2点なんですが、6次産業化について質問なんですけれども、横手市の農事組合法人である大沢ファームが先日、給食センターを活用したブドウジュースの加工施設が完成して、本格的に先週稼働しました。県の方からも施設の設備などで補助金が出ているかと思いますけれども、県として今後どのようなことを期待しているのかということですね。

もう一つは、青森、山形と比べますと、秋田県では6次産業化を行っている事業体の数は、それほど他県と比べて差はないかと思うんですけれども、販売額に大きな差があると感じるんですが、今後、県として6次産業化を進める上でどのような構想があるのか、もし果物の面であるようであれば教えてください。

(知事)

この大沢ファームさん、よく私もわかっていまして、何回もあちらに行ってお会いして、実際試飲もしています。特に秋田のジュース関係が、県外でかなり山形だとか岩手にその絞りをお願いしているという状況があって、実は少なくても一定の量が出る、いいものについて、やはりコストの面から自前でやった方がいいというのは、私がもう農林水産部にかなり指示して、そういうものの設備は、これはやっぱり秋田のブランドで売るものを、絞るのが岩手じゃあ格好つかないということで、かなり力を入れようということで、そういう制度も作ってやっています。ですから大変期待をいたしています。あそこのものは非常に高いし、評判がいい。高級品として東京でも十分通用します。

もう一つはやっぱり山形、青森、ほかの県と違って加工品というのは、前から言ってますとおり、一次産品については秋田は大黒字県ですけれども、口に入る段階になりますと日本でも有数の供給県じゃなくて、大半が域外に頼っているという。やはりこれはどうしても6次産業化ばかりじゃなくて、かつては農産加工というと漬物だとか、せいぜい道の駅、あるいは農業者の副業みたいな概念ですね。製造業という概念がないんですね。ですから、どちらかというと、ちょっと域外で消費するという概念で、どうも農家の奥様方のちょっとしたアルバイトという、お小遣い稼ぎみたいな概念が非常に多かったんですね。ですから、どうもここら辺が、やはり農業と工業の製造業って、どちらかというと対立してきたんですね。昔の、あなたが生まれる前に大議論があったことあるんですよ。秋田は非常に農業が基幹産業なのかどうかって、基幹産業ではあるんですけれども、やはりその全体的に工業が、そこでどちらかというと対立の構図なんですね。そうじゃないんですね。やっぱり山形なんかのやり方を見ますと、全く秋田と違うんですよ。やはり大体のものは、まず加工品というのは地産地消じゃなくて地産他消。まず東京市場で評価を受けて、それを今度は地元で売り出すと観光客が買えるという、逆なんですね。やっぱりそこが山形なんですね。日本でも果物の缶詰というのは、明治の初期に山形はもう作っているんですよ。これ、すごいですよね。そういうずっと昔からのそういうものがありまして、どうも秋田の場合は、これ皆さん方に言いましたっけ、佐藤錦というブランド品、サクランボ、あれなんかは湯沢へ行くと佐藤錦が一番最初にあそこで、あれは加工品じゃないけれども、あれを植えて生育させたのは秋田だと。佐藤錦の本場は秋田というけれども、山形は本場と言っているんです、山形は。山形県の方はこういう言い方しますね。どこで開発されたかは関係ないと。東京市場を押さえたところが本場になると。本場というのは、最初に作ったところじゃないと。市場を押さえたところが本場と言えるんだと。

だから先に東京市場を佐藤錦が押さえたのは山形だから山形が本場だと。秋田でも作っている。秋田は発祥かもしれないけども本場じゃないと。きりたんぽもそうですよね。面白いですね。鹿角が発祥の地になっているんですよ。ところが大館が本場なんですね。だから、我々もきりたんぽというと比内地鶏、大館ですね。それとの関係もなるほどと思ったね。ですから、そういう意味では、やはりどうしても秋田のものは、何となくオールジャパンで売るという商品開発をしてこなかったという、それが逆に最近の売れるものはほとんどオールジャパンの、例えば東成瀬のすばらしいあのトマト、あのピューレ、あれはもう東京市場で非常に評価されている。ああいう発想がなかったんですね。トマトピューレだとかトマトケチャップって洋食でしょう。チーズだとか、あるいは今、食彩プロデュースでやっているものは、あまりそのふるさと食品というイメージじゃないですよね。やっぱり東京市場を目指しているのは、一番それが生産額が大きくなるんですよね。ですから、そこら辺の概念に何とか変えようということで、私も今一生懸命あっちこっち行って言っています。ですから、ようやく秋田もそういう考えが少しずつ広まってきて、これからまだたくさんありますから、可能性は。我々夢をかけて頑張らなきゃならないと思っています。

(幹事社)

ありがとうございました。