H25年度「みて・きて・たべて 清流から八郎湖へ~八郎湖環境バスツアー」を実施しました!

2015年03月16日 | コンテンツ番号 7467

みて・きて・たべて清流から八郎湖へ

八郎湖環境バスツアー

平成25年8月25日(日)、「八郎湖環境バスツアーが開催されました。

このイベントは、八郎湖の自然を未来に繋げていくために、八郎湖や流入河川の現状を知ってもらい、八郎湖再生に向けて地域住民が協力し合い、どのようにして水質を改善すべきかを考えるきっかけ作りを目的としたツアーです。

八郎湖に関係する市民団体の集まりである、“環八郎湖市民ネットワーク(事務局:NPO法人はちろうプロジェクト)”が毎年行っています。

写真:講義の様子1 写真:講義の様子2

昨年のフィールドは八郎湖に流れ込む最大の川・馬場目川でしたが、今年度のフィールドは馬踏川。
八郎湖に流れ込む約20本の河川の中でも、特に水質が悪化していると言われる川の1つです。

まずは、八郎湖および馬踏川の水質に関して、秋田県立大学の片野 登 教授から講義を受け、その特徴や課題の説明を受けてから、現地視察に出発しました。

写真:バスツアー1 八郎湖の河口 写真:バスツアー2 八郎湖の水の調査

最初は、八郎湖の河口へ。
アオコもしっかり発生していて、水は緑色でした。

片野先生のレクチャーを受けた後、採取した水を透視度計とパックテストと水温計で調べてみました。
案の定、透明度は非常に低く、水質もかなり悪いことがわかりました。

参加者の方からも、「やっぱり水質が悪いんだねぇ・・・」とため息が漏れていました。

写真:バスツアー3 アオコ処理装置 写真:バスツアー4 対策室職員が解説する様子

次に、すぐ近くの“破壊式アオコ処理装置”を見学。

八郎湖のアオコの発生を抑制するための実証試験として、今年秋田県の八郎湖対策室が導入している装置です。
対策室職員の解説を受けつつ、見学をしました。
今年度は7月の雨の影響もあってアオコの発生は少ないそうです。
また、試験は、9月半ばまで行われる予定です。

今年初めての試みということもあり、参加者の皆さんの関心が高い様子がうかがえました。

写真:バスツアー5 下流に到着 写真:バスツアー6 馬踏川橋から水質を観察

午前中の最後は、下流のポイントとして、馬踏川橋の水質を観察しました。

河口とそれほど離れていませんが、比べると水質は少しよくなっていました。
まあ、依然水質が悪いことに変わりはないのですが・・・。

写真:昼食はお弁当

ここで午前の部が終了し、お楽しみの昼食タイム。
今年は“かあさんのじまんこ弁当”という、地産地消メニューの美味しいお弁当をいただきました!

初めて会う者同士ですが、八郎湖の環境に関心を持った人同士で話も弾み、楽しい昼食タイムとなりました。
(ちなみに、遠くは由利本荘市からご参加の方も。ありがとうございます!)

午後は、バスに乗って、中流・上流部へ出発。

写真:バスツアー7 駒込橋に到着 写真:バスツアー8 駒込橋

午後一番で向かったのは、駒込橋。
川幅は狭いのですが、流れは一番速いポイントです。

水を調べてみたところ、透明度は馬踏川橋の倍くらいになっていたのですが、水質は変わらず悪い、という結果が出ていました。

写真:バスツアー9 内畑地区の頭首口 写真:バスツアー10 頭首口を眺める参加者

 

駒込橋より少し先の内畑地区の頭首口にも立ち寄りました。
農繁期はここで水をせき止め、農業用水として繰り返し利用するのだそうです。

写真:バスツアー11 水源地である高須の堤 写真:バスツアー12 地元の管理者の方

最後に水源地である、“高須の堤”の見学です。

ここでは、地元の管理されている方にお願いし、解説をしていただきました。

この堤は、昭和6年に金足村で大干ばつが起きたのを受けて、その対策として建設されたのだそうです。
そのおかげで、今年6月の小雨でも水が利用でき、また7月の雨続きでもここに水が溜まって下流に被害を少なくできたのだそうです。
先人たちの知恵ですね。

水の方も調べてみましたが、肉眼でもわかるほど澄んでいて、透視度計では計測不能(それ以上の目盛りが無い)、水質もかなりきれいになっていました。

上流に行くに従ってどんどんきれいになっていく水の様子を実際に体験し、参加された方からは「やっぱり人間が使って汚しているんだよなぁ・・・」という意見も聞かれました。

この後すぐに大雨が降り始めましたが、ギリギリで濡れる前にバスに乗り込み、出発。
集合場所に戻りました。

上流から下流に行くに従って川が汚れるということは、普段から知識として知ってはいても、なかなか実感する機会は少ないもの。
今回は、それを教えてもらいながら、自分たちで調べていったことで、八郎湖に対する関心や知識をより深めることができるいい機会になったのではないかと思います。