平成25年7月22日知事記者会見

2013年07月23日 | コンテンツ番号 7377

  • 知事発表
    1. 企業の受入れについて
  • 幹事社質問事項
    1. 参議院議員選挙の結果について
  • その他質問事項       
    1. 全国高校野球選手権秋田大会について

時間:12:59~13:27 場所:プレゼン室

(幹事社)
 よろしくお願いします。
 まずは知事の方から発表があるということで、よろしくお願いします。

(知事)
 発表の前に、まずはじめに、先般、秋篠宮同妃両殿下が本県に御成りになりました。両殿下におかれましては、7月16日から17日の御日程で、男鹿市を中心に開催されております「海フェスタおが~海の祭典2013in秋田~」に御臨席、併せて地方事情御視察のため本県を御訪問になられました。
 この間、記念式典や祝賀会に御臨席されましたほか、男鹿水族館などを御視察されましたが、海フェスタの絵画展で受賞された生徒・児童や、男鹿海洋高等学校の生徒などにもお声をかけていただいたほか、各施設や沿道での多くの県民の奉迎にも笑顔でお応えいただきました。両殿下の心温まるお人柄が大変印象的でございました。
各所で奉迎していただいた県民をはじめ、関係の皆様には心から感謝を申し上げます。

 次に、企業の受入れでございます。
 この度、今年度の企業誘致として1件の事業所を認定いたします。平成25年度最初の誘致認定であります。
 会社の名前は、「アイテクノ株式会社」であります。同社は栃木県の鹿沼市に本社を置きまして、住宅用の木材のプレカット事業を営むテクノウッドワークス株式会社と東京都練馬区に本社を置き、戸建て建て売り住宅事業を執り行うアイディホーム株式会社及びその関係者の出資により設立され、この度、横手市に進出いたしました。
 テクノウッドワークス社とアイディホーム社のCADセンターとしてプレカット用のCADデータの作成、コンピューターによるデザイン、Computer Aided Designですけれども、データの作成、また、木造住宅用の意匠図面の作成が主な事業でございます。
 ソフト関係でございますので、従業者数は6月の操業開始時点で5人、将来的には22人と小ぶりなものでございます。ただ、ソフト関連のこういうところは初めてでございます。新しいジャンルの企業の進出ということになろうかと思います。
 また、同社は、国産材のプレカット工場、あるいは住宅販売に関連する企業でございまして、私どもとしては将来的に秋田スギなどの県産材の需要拡大に結びつけることを目的として当たっていたところでございます。
 私からは以上でございます。

(幹事社)
 この件に関して各社ありましたら、よろしくお願いします。
 よろしいですか。
 じゃあ幹事社の方から1点、昨日、(参議院選挙の)開票がありましたけれども、参院選の結果について、知事も中泉候補の(事務所)で挨拶されていましたけれども、結果についてお願いします。

(知事)
 今回の参議院選挙、大方皆様方のそれぞれ各社の予想とほとんど違わないという状況でございます。
 もう一つは、出口調査の正確さというのはすごいですね。あの一瞬でということでありました。大体ほとんどピタッと当たるという、そういう中で、一つは、やはりねじれの解消ということ、そして国民のいろんなスタンスはありますけれども、いわゆる経済・雇用対策が今、国民の大半の大きな願いであるということが、この選挙に大きくあらわれてきたのではないかと思います。
 また、やはりですね、中小政党について、やはりどうしても中小政党というか自民党、自公が(一強)で、あとはちょっと振るわなかったということでございますが、やはりアベノミクスについて、いろいろまだ地方まで、あるいは中小企業まで浸透していないということはありますけれども、基本的にやはり大企業を含めて円安、あるいは株高という、何となく景気のいい話が少しずつこう耳に、目に入ってきていますので、やはりその期待感が非常に大きいと思います。そういう意味からすると、自公が圧勝したということは、逆に今度は、この後の経済・雇用政策が、それこそある程度の時期において実感できるものにならないと、これは全く今度は逆の評価になりますので、自公政権にとりましては、ねじれは解消したということで物事はスムーズにいきますけれども、やはり地方も含めて経済・雇用対策を中心に、しかも財政再建という大きな荷物を背負ってでありますので、やはり様々な工夫を凝らしたその経済政策がこれから必要になってきますので、これは責任が非常に自公政権は重いのではないかと思います。
 あと、投票率が非常によくないんですね。これは年々投票率が落ちていますけれども、ただこれ若干、やはり政治に参加するためには、投票率がよくないと偏りが出てきますので、それはそうなんですけれども、どうもかつてのように政治が世の中を動かせるっていうか、経済社会をそう大きくは動かせない、変な話、超国家企業という、国だとかそういう行政体よりも強い企業がたくさんございますので、そういうところの従業員、あるいは関連の人は、ある意味ではその日本国内だけの問題じゃなくて、自分たちの居場所という、国という、あるいは地域ということについては非常に希薄になっている面もあるのかなという感じがいたします。やはりそういう意味では農村部がある程度その投票率はいいんですけれども、最近は農村部も落ちているんですね。やはり参議院そのものの選挙の、参議院だけではないんですけれども、何となくそこら辺がこれから若干あまりにも無関心層が増えますと、そのときそのときで非常にちょっとした気持ちの揺らぎで物事がこう決まっていくというのは、なかなか大変なところもあるのかなということで、これからもやはりできるだけ多くの国民が投票して、その結果であれば、それぞれ我々もあるいは政党も素直に受け入れることができると思いますけれども、あまり投票率に左右されて、低いとですね、そういう組織力だけに左右されると正確な民意が反映されないということにもなりますので、この点についてはやはり今回も残念な結果だと思っています。

(幹事社)
 秋田県選挙区に関して言うと、どういうふうなお考えでしょうか。

(知事)
 秋田県選挙区は、12月のやはり衆議院選挙で1区、2区、3区が、自民党が圧勝しまして、その流れをかってということになろうかと思います。
 またですね、やはりどうしても、よく非常に小さい政党が個別の一つか二つのフレーズでその重点的に言いますけれども、結局はですね、やはり与党にならないと政策はほとんど大きな政策できませんので、そこら辺のその見極めというのはやはり選挙人の皆さんも、よく見ているんじゃないかと思うんですね。だから例えば一人の無所属の人が何をやるったって、事実上、無理ですよね。ですから、やはりそういう流れの中では、たまたま自民党の押し出したのが、憲法の問題や何かはちょっとよそに置いておいて、経済・雇用について非常に大きく押し出し、打ち出していますので、その点についてやはり国民の、あるいは秋田にとっても、秋田の県民にとっても一番なのは経済・雇用ですから、それにピタッと合わせた中泉候補、これに票が集まったというのは、一つの自然な流れじゃないかと思うんですね。

(幹事社)
 この点に関して各社お願いします。

(記者)
 これで参議院2議席とも自民党になって、衆議院も全部自民党という状況ですけど、この状況についてはいかが考えますか。

(知事)
 全体として、かつてですね、面白いなと思うのは昔からの長い歴史の中で、私四十何年前から県庁にいてわかるんですけども、かつて中選挙区制のときは、どちらかというと何か要望するにしても非常にこのバランスですね、ある意味では同じ政党の中でも、やはり得意・不得意があったり、ライバルですからそこら辺非常に我々も神経使ったんですけども、現在、非常に自民党の秋田の場合は1区、2区、3区の衆議院の先生、参議院も含めて、ネットワークがちゃんとしていますので、そういう意味では県の要望等は非常に言いやすくなると思います。
 ただ問題は、このアベノミクス、すぐですね、去年の12月に政権交代して、まだ1年もしないうちに大体地方に経済の余波が及んでくるなんて、これはあり得ないことですけれども、それがやはり2年後、3年後でもということになると、今度3年後の参議院もありますので、そういう意味では特にこの地方に対する今の国政の流れが若干その地方への目配りといいますか、そういうバランス感覚がちょっといかがなものかなと思うものがありますので、そういう点、今度の中泉さんも含めて、やはり地方の弱い立場にある地域、あるいはそういう弱い立場にある人、あるいはその経済の大きな流れからは外にいる人、こういうところにも十分目を向けてもらうように、そういう意味でやっていただきたいなと思いますね。はい。

(記者)
 2点あります。1点は、今の方との質問と重複するんですが、自民党が圧勝したことによってねじれが解消して、それによってその政策がスムーズにいくということが期待される反面、言葉は適切じゃないかもしれないですけど、一党、あるいは自公政権が独裁と言ってしまっては何ですが、ほとんどそこが決めれば何でも決まってしまうということに対する、危機感のようなものを訴える人もいらっしゃいます。特定のその勢力が意思決定のほぼ100%を握るという状況に対する知事のご認識はいかがかということが一点と、それからあともう一点は、先ほどご言及もされましたが、投票率、今回残念ながら戦後最低ということでちょっとびっくりしました。秋田県では、その県選管をはじめとして各市町村選管も投票率向上について一生懸命やっているんですけれども、しかしなかなか上がらず、これはもしかしたらそのやり方みたいなものを、先ほど知事おっしゃられたように県民とか国民の気質が変わってきたということもあると思うんですが、この先もうちょっとその投票率向上のやり方というのを考えてみないといけない時期に来ているのではないかなと思うんですが、そのことに関するご所感をお聞かせください。

(知事)
 前段のご質問はある程度もっともだと思います。ただ、私はやはり自民党政権が一回倒れたときの状況を見ますと、やはり国民はよく見ています。ですから、これは自民党、ちょっとですね今聞かれたことの流れの中ではちょっと外れた、直接的な質問じゃないんですけども、すさまじく自民党に対する礼賛の意味で入れたわけじゃない人が多いんですよね。民主党が壊滅的に今落ちたんですけれども、民主党の候補者一人一人を見ますと、立派な方もいますし、一生懸命やっている方もいらっしゃるんですね。逆に言うと、民主党の政策だとかそういう政治的な未熟だとかというよりも、やはり民主党が逆にやはりガバナンスが全くできてないという、しかもそのガバナンスをとるべきリーダーがですね、少なくともあまり言うと語弊あるんですけれども、総理大臣が最初と次の方がああいう状態で、逆に戦をするときに大将がとんでもない大将だったということで、民主党のいわゆる今回落選した議員については私はかわいそうという感じが、、、そんなこと失礼で言われないかもしれませんけど、非常にそういう感じがするんですよね。少なくてもああいう党の分裂するような、そういう元総理があるいは辞めてしまったから何でもという、そこら辺がとても見ていまして、むしろ民主党の議員一人一人のその働きだとかを評価するよりも、そこを見て、この政党というのはこんないい加減だなというそこがですね、やはり逆に言うと自民党はやっぱりそういう意味ではかなり負けた後も地方組織も含めて、出ていった人も何人かいますけれども、大半は結束して、苦しい中で結束してきたという、やはりそこを見て自民党に対する一定の信頼感というものが、その逆の民主党に逆のバネが効いて自民党にいったというふうに見えるんですよ。
 ただそうは言っても、これは自民党もあまりにも絶対多数ということで、やはり国民に対する様々な真摯な態度が崩れると、これもまた国民はちゃんと見ていますから、次の3年後はとんでもないしっぺ返しを食うわけですから、そこはまさに国民は見ていかなきゃならないし、我々知事会だとか首長会、あるいは我々自治体もそこら辺はやはりきちっと地方の政治家、地方政治を司る我々としても言うべきことは言っていかなきゃならないと思っています。
 それからやはり投票率の問題ですが、これ本当に、今のやり方では、どうしても単に投票率を上げる運動だけでは限界があると思います。どんな工夫をしてもやはりどういう形をとるのか、海外みたいに一定のその投票に、完全強制でなくても投票に行くことによって何らかの形のインセンティブを与えるだとか、あるいは投票というものを一定の緩やかな義務みたいな形にもっていって、それによってほかの行政のいろんなところでそういうものについてはフォローしていくとか、何かないと、これどこまでも落ちていくのかなという。
 それで実は、私自分は無投票ですけど、30%ぐらいの投票率でね、そうすると候補者の方も不安なんですよね。当選してもね、何となくね、例えば3割の中の過半数取ったって15%でしょう。そうすると、いやあ俺とこに入れた人は15%、ほかの80%以上の人は本当は俺んとこ嫌ってるんじゃないかって、受ける方も、候補者の方もあまり低いと何となく自信なくなるんですよね。ですから単に投票する方だけじゃなくて候補者の方も、何となくそういう意味では不安に駆られて恐る恐るやらなきゃならないということも出てきますので、やはりそろそろ、18歳に落としたからといってこれ上がるもんじゃないし、やはり今のITツールを使ったって、このインターネット解禁だって、これほんのわずかですからね、ですからやっぱり学校教育だとかそういうものも含めて、相当やはり政治に対する参加意識をどうやって高めるのか、これ非常に難しいんですけどね。
 もう一つはですね、やっぱり昔と違って、55年体制のときと違って、体制選択でないから、、、。さっき言ったとおり、大企業に勤めている人はどこになろうが同じなんですね。ややそういうことが大分あると思いますね。なかなかしかも日本の場合は、転勤が多いでしょう。そうすると、転勤してきた方は、候補者とかそういうの関係ないんですよね。だからそこら辺が非常にちょっと外国と違いますよね。外国って転勤がないですから、そこら辺もあって我々もそうですよね。私なんか県庁に入ったとき角館ですよね。秋田市の市議会議員なんか全然興味ないんですよね。自分の町の、選挙権がないところが、そっちの方がよく見えるんですね。だからそっちだったら入れるかもしれないですね。変な話ね。秋田の人が、ちょうど仙台に転勤して、仙台の人を見たこともないし、聞いたこともない、よくわからない、こっち(秋田)だったら入れるとか、何か別の仕組みもあってもいいのかなっていう感じしますね。ちょっと答えにはなりませんけど。

(記者)
 もう一ついいですか。今、お話に出ましたけれども、全然話変わりますが、明日の高校野球の決勝戦で秋田商業と角館ということで、ちょっと雲行き怪しいですが、知事は応援に行かれたりとかはなさるご予定ありますか。

(知事)
 残念ながら明日、東京出張でございまして、知事会の文教環境委員会の委員長でございまして、その会議があってちょうどその時間帯ですので。26年ぶりの決勝であります。決勝進出、私も県庁職員のときに見に行きまして負けました。是非とも旧制高校(※)で行ってないのは角館だけですので、大館鳳鳴は希望枠で行きましたからね、21世紀枠、何とかですね。目の黒いうちに1回、我が母校(を応援に)行きたいなと思ってますけど、秋田商業、強いですからね、ええ。
(※)旧制中学校のいい誤り。旧制中学校では、他に旧制湯沢中学校が甲子園に出場していない。

(記者)
 すいません、話を参院選の方にまたちょっと戻りますが、知事、中泉さんの支持を表明してましたけれども、今回具体的に何か動きはされたんでしょうか。

(知事)
 私が直接行ったのは出陣式と昨日と、途中1回事務所に激励に行きました。ただ、私の後援会では何回かいろいろな形で激励っていうんですか、うちの後援会も含めてそういうものに顔出して個人演説会に出たり、あるいはうちの後援会の一部が事務所にお手伝いをしていたということは事実であります。

(記者)
 あともう一点ですが、民主党の松浦さんに対して、前知事の寺田典城さんが応援に回りました。そこら辺どのように受け止めていらっしゃいますか。

(知事)
 ちょっと私、民主党とどちらかというとみんなの党はそう極端に違いがこうではない、こうっていうか敵ではないけれども、そんなに近くもないんですよね。ですから、ちょっと違和感を感じた人もいるのかなと。例えば公務員の方なんかはどちらかというとみんなの党は公務員の数を削減、まず国家公務員10万人だとか、給与の削減だとか、非常にそういう公務員改革を声高にしゃべっていますので、そこら辺が組合との関係で、ちょっといろいろ疑問を感じた人もいるんじゃないですかね。ただ個人的に、これは寺田前知事も非自民という立場でしょうから、やはり非自民という立場で応援なさったことではないかと思いますね。

(記者)
 わかりました。

(記者)
 すいません、民主党の松浦さんですけれども、負けはしましたけれども全国的に惨敗した民主党の候補の中では実は惜敗率は三重の次に高くて、善戦したという感じなんですけれども、松浦さんについては何かありますか、思うところ。

(知事)
 松浦さんは、いわゆる民主党政権時代は非常に丁寧に我々の要望事項等の取次ぎもきちっとしていただいたし、東京へ行って各民主党の本部等々を回った際にも丁寧に対応していただいていますので、非常にそういう意味では真面目に今まで務めた方ではなかったかと思います。
 そういう中で知名度も結構ありますので、私は善戦したなと思います。
 ただやっぱり秋田市が、どちらかというと秋田市というのは都市部ですから全体的に自民党の票が若干弱いところですけども、(中泉さんが)7万幾らっていうのは今までにも自民党、前の冨樫さんをちょっと超えたのかな、大体そのぐらいで、昔二田さんが佐藤敬夫さんとやって勝ったときもそのぐらいなんですよね。ですから、もうぎりぎり自民党の最大の力は出したという、そこで秋田市だけが54.何%ですね、得票率がね。県北と県南がほぼ同じ、若干県南が多かったんですけども、そういう意味ではやはり秋田市での知名度は、中泉さんがあったけれども、2区、3区ではそうなかったと、そういうことのあらわれかなという感じがしますね。ただ、松浦さんの人柄もありますので、やはり私は、そういう意味では民主党のアゲンストの風全体が松浦さんにいったわけじゃなくて、松浦さんに対する一定の評価もあったんじゃないかなと思います。

(幹事社)
 そろそろ時間ですけど、よろしいですか。
 じゃあ終わります。