秋田市沖で「橙色のキアンコウ」が獲れました

2013年04月12日 | コンテンツ番号 7126

秋田市下浜沖水深135mで「橙色のアンコウ」を漁獲

画像:キアンコウ表 画像:キアンコウ裏
図1 橙色のキアンコウ
画像:普通のキアンコウ
図2 普通のキアンコウ

和名:キアンコウ
学名:Lophius litulon (Jordan, 1902)
地方名:アンコウ
大きさ:体長360mm,全長437mm,体重1,095g
採集日:2013年4月5日
採集地:秋田市下浜沖 水深135m
採集法:底びき網(かけ廻し)

2013年4月5日に、秋田県にかほ市金浦の底びき漁船、第五栄徳丸が秋田市下浜沖水深135mで「橙色のアンコウ」を漁獲しました。形態的な特徴から、この個体は本県沿岸に普通に生息している「キアンコウ」と同定されました。本種は普通、背側は暗褐色で腹側が白い色をしていますが、この個体は背側の黒色素が著しく少ないために、非常に目立つ橙色になったと考えられます。

キアンコウは日本沿岸に広く分布し、鍋物の材料として非常に有名な水産上の重要種です。本県沿岸では主に底びき網で漁獲され、年間漁獲量は100トン程度です。大型の個体は体重20kgを超えるものもいます。また、これまでの調査では2012年6月(水深10m)と7月(水深80m)に浮遊生活期の仔魚が採集されており、本県近海で繁殖しているようです。

今回の個体とほぼ同じ色彩のキアンコウは、八峰町岩館の底びき船も2012年2月に漁獲しており、男鹿水族館GAOで約70日間展示飼育された実績があります。

本県沿岸ではこれまでにも、金色のハタハタやスケトウダラなどが確認されています。今後も色彩変異個体など珍しい個体が採集された場合は、水産振興センターにご一報ください。

今回のキアンコウを提供頂いた第五栄徳丸の柳田章氏、男鹿水族館GAOでの飼育情報を提供頂いた飯田新二氏にお礼申し上げます。

画像:キウンコウ仔魚
図3 海底生活に移行する前のキアンコウ仔魚.成魚の姿とは違う優雅な姿!