ソラマメ実証圃でのモミガラ補助暗渠の効果をご紹介します。

2013年12月02日 | コンテンツ番号 6586

画像:モミガラ補助暗渠を施工したソラマメ畑
モミガラ補助暗渠を施工したソラマメ畑

仙北地域振興局では、モミガラ補助暗渠の効果を検証するための実証圃を設置しています。今年度はエダマメ、キャベツ、ソラマメの3品目で効果を検証しています。

平成23年10月に県単モミガラ補助暗渠事業により施工した転作田(実証圃)でのソラマメの収量調査結果をご紹介します。下の表に示すとおり、モミガラ補助暗渠有りの単収が1,297kg/10a、モミガラ補助暗渠無しが585kg/10aとなり、モミガラ補助暗渠有りがモミガラ補助暗渠無しと比較して222%の増収となりました。

モミガラ補助暗渠実証圃(ソラマメ)実績
表:モミガラ補助暗渠実証圃(ソラマメ)実績表

気象経過

・定植(4月上旬)から収穫(6月下旬)までの期間で、気温が平年を下回ったのは、4月上旬、5月中旬であった。

・降水量は定植から開花まで(4/8~5/15)が平年比110%、開花から収穫(5/16~6/20)が36%となった。

設置場所・耕種概要

設置場所:大仙市豊岡谷地

耕種概要

  • 播種日:平成24年1月30日
  • 定植日:4月8日~14日
  • 品種:陵西
  • 施肥料:地域慣行

成果と考察

  1. 開花前の5月9日時の生育は、草丈29.6cm(無実施区比126%)、葉齢8.2葉(無実施区比104%)、分枝数5.9本(無実施区比116%)でいずれも無実施区比より生育が進んでいた。この生育差は、定植後に降雨が多かったが、モミガラ暗渠圃場の方が乾燥しており、地温の確保が図られたためと思われる。
  2. ソラマメの生理上、開花期から収穫期までは、ある程度土壌水分があった方が着莢、莢肥大に適する。この期間の降水量は平年比36%と少なかったが、本暗渠を活用し2回注水しており、その実施効果が顕著に表れた結果と推察される。
  3. 収穫調査における着莢数は、未実施区が292莢で実施区に比べ113%と多かったが、莢の充実、等級は実施区が優り、製品率が高くなった。 
  4. 以上の結果から、坪刈り調査結果(10株調査)では、モミガラ補助暗渠実施区の10a単収が1,297kg、未実施区が585kgで222%の増収となった。

ちなみに、JAおばこソラマメ部会員の平成24年度単収は826.1kg/10aであった。 

秋キャベツの実証圃も 結球期を迎えています。

画像:秋キャベツの実証圃 モミガラ補助暗渠有り
モミガラ補助暗渠有り
画像:秋キャベツの実証圃 モミガラ補助暗渠無し
モミガラ補助暗渠無し

9月6日の降雨直後の写真ですが、モミガラ補助暗渠有りの方が、水はけが良く湛水していません。

今後も引き続き、モミガラ補助暗渠の効果を検証していきます。

県単モミガラ補助暗渠事業

県では、農家等が行うモミガラ補助暗渠の施工に一定の助成を行います。区画整理済みで暗渠が入っていれば対象となります。また、次の年に大豆・枝豆等の転作をすることが必要です。

助成額

業者等へ委託する場合 

作業委託契約額の2/3を助成しますが、17,000円/10aを上限とします。

農業生産法人、農家等が直営施工する場合

13,000円/10aを上限に助成します。

詳しくは、仙北地域振興局農林部まで問い合わせ願います。