男鹿で『ヒメオコゼ』が獲れました。

2014年11月25日 | コンテンツ番号 6416

写真:ヒメオコゼ 2012年7月11日 台島大謀

図1 ヒメオコゼ

  • 和名:ヒメオコゼ
  • 学名:Minous monodactylus (Bloch and Schneider)
  • 地方名:―
  • 大きさ:体長77mm,全長103mm
  • 採集日:2012年7月11日
  • 採集地:男鹿市椿
  • 採集法:大型定置網(台島大謀)

2012年7月13日に、男鹿市椿沖で操業する大型定置網、「台島大謀」の鈴木 均氏から、大謀網で獲れた見慣れない魚を提供頂きました。頭の棘や尾鰭の横縞、背鰭、尻鰭の条数などからヒメオコゼ(オニオコゼ科)と同定されました(図1)。本種の分布域は主に本州中部以南で、広くはインド洋や紅海にも生息する暖海性のオコゼの仲間です。近縁種には、本県でも重要な漁獲対象である高級魚オニオコゼがいます。

ヒメオコゼは2005年6月に同じく台島大謀で採集されたほか、2011年4月には船川沖40mにおいて調査船の底びき網でも採集されています。昨年採集された個体(体長49mm)と今回の個体とでは、体色にかなりの違いがありました(図2)。いずれにしても、本種が本県沿岸に来遊する機会はそれほど希ではないのかもしれません。

本県沿岸には冷水性の魚種や暖水性の魚種が四季折々に来遊します。来遊数が少ない魚は漁獲されても市場に並ぶことはほとんどありませんので、今回のような漁業者からの情報提供は、来遊した事実を把握するために非常に重要です。皆さんも見慣れない魚を採集した際は、採集日や採集場所とともに、ぜひ水産振興センターにご一報ください。

最後に、標本をご提供いただいた鈴木 均氏にお礼申し上げます。

写真:2011年に船川沖で採集されたヒメオコゼ

図2 2011年に船川沖で採集されたヒメオコゼ