7月13日から湯沢雄勝広域市町村圏組合の処理施設で行った岩手県野田村の災害廃棄物の試験焼却処理は15日午前0時に終了しましたが、焼却処理後の主灰及び飛灰固化物における放射性物質濃度の調査結果について、次のとおりお知らせします。

処理生成物(主灰及び飛灰固化物)の放射性物質濃度

7月14日に試料を採取した焼却処理後の生成物における放射性セシウム濃度の測定結果は、主灰では不検出であったほか、飛灰固化物では15ベクレル/kgであり、事前調査や昨年11月の調査結果と同レベルであった。

調査実施日 調査項目 主灰 飛灰固化物
7月14日 焼却処理後の生成物の放射性セシウム濃度測定結果
〔単位:ベクレル/kg〕
7月14日 セシウム134 不検出(6.4) 不検出(8.1)
セシウム137 不検出(8.4) 15(8.0)
不検出 15
7月3日 (事前調査) セシウム134 不検出(8.4) 15(7.6)
セシウム137 8.8(5.8) 24(7.3)
8.8 39
H23年11月 (県調査結果) セシウム134 不検出(8.4) 22(6.8)
セシウム137 不検出(7.1) 25(8.6)
不検出 47

※ ( )内は検出下限値。

試験焼却処理を行う災害廃棄物の量等

7月12日、13日に、湯沢雄勝広域市町村圏組合「貝沢ごみ処理施設」に搬入された災害廃棄物の総量は11.86トンであった。

湯沢雄勝広域市町村圏組合では、災害廃棄物を一般ごみ約153トンと混ぜ合わせて焼却処理を行い、その割合(混焼率)は約7.2%であった。

  7月12日 7月13日 合計
 貝沢ごみ処理施設に搬入された災害廃棄物
〔単位:トン〕
搬入量 5.99 5.87 11.86

排ガス中の放射性セシウム濃度及びダイオキシン類濃度

焼却処理に伴い排出されるガス中の放射性セシウム濃度を測定するため、13日に試料を採取した。また、排ガス中のダイオキシン類濃度を測定するため、14日に試料を採取しており、これらの調査結果については、8月8日までに公表する予定である。