湯沢雄勝広域市町村圏組合での災害廃棄物の試験焼却処理について(第1報)
コンテンツ番号:6396
更新日:
本日、湯沢雄勝広域市町村圏組合に搬入した岩手県野田村の災害廃棄物(可燃系混合物)について、廃棄物の遮蔽線量率、運搬車両等の空間放射線量率などを測定した結果を、次のとおりお知らせします。
選別・破砕処理ラインにおける空間放射線量率
野田村米田地区の仮置場にある災害廃棄物の選別・破砕処理ラインは、本日(12日)稼働していないため測定していない。
本日搬入された災害廃棄物は、昨日(11日)までに選別・破砕されたものであり、その際の空間放射線量は次のとおり。
地点1 | 地点2 | バックグラウンド | 目安値 | |
---|---|---|---|---|
7月11日 | 0.04 | 0.04 | 0.06 | バックグラウンドの3倍を超えないこと |
※上記の測定結果は、横手市へ搬出した災害廃棄物と同じものである。
災害廃棄物の遮蔽線量率
搬出される災害廃棄物の遮蔽線量率を測定した結果、次のとおり、いずれもバックグラウンドと同レベルであり、問題のないことを確認した。
災害廃棄物の遮蔽線量率(A) | バックグラウンド遮蔽線量率(B) | 災害廃棄物の遮蔽線量率からバックグラウンド遮蔽線量率を差し引いた値(A-B) | 目安値(差し引いた値) |
---|---|---|---|
0.029 | 0.029 | 0.000 | 0.01を超えないこと |
※遮蔽線量率とは、外部の放射線の影響を低減させるため、災害廃棄物を鉛製の遮蔽体内で廃棄物に接触させて線量率を測定した値
※バックグラウンド遮蔽線量率は、遮蔽体内に廃棄物を入れない状態で測定した値
運搬車両の空間放射線量率
野田村米田地区の選別・破砕処理エリアにおいて災害廃棄物を積み込み搬出する際及び湯沢雄勝広域市町村圏組合貝沢ごみ処理施設に到着した際に、運搬車両(10トン車)1台について空間放射線量率を測定した結果、次のとおり、いずれもバックグラウンドと同レベルであり、問題のないことを確認した。
車両 | バックグラウンド | ||
---|---|---|---|
搬出時(野田村) | 右側面 | 0.03 | 0.06 |
左側面 | 0.02 | ||
搬入時(羽後町) | 右側面 | 0.03 | 0.05 |
左側面 | 0.02 |
※バックグラウンド:敷地内で災害廃棄物の影響を受けない十分に離れた地点
※車両における測定位置は、荷台(コンテナ)側面の中央部から1m離れた地点
※左右の別は車両正面(フロントサイド)から見た場合
※秋田県における地上高さ1mにおける空間放射線量率は0.03~0.09マイクロシーベルト/時
※搬入時(羽後町)の空間放射線量率は湯沢雄勝広域市町村圏組合の測定による。
試験焼却処理を行う災害廃棄物の量等
12日に搬入した災害廃棄物の量は5.99トンであり、湯沢雄勝広域市町村圏組合では、混焼割合※が約7%となるよう、13日午前0時から焼却処理を行う予定である。
※ 混焼割合〔 混入量6t/日÷焼却量全体86t/日×100≒7% 〕