秋田市における災害廃棄物の試験溶融処理結果について

2012年10月18日 | コンテンツ番号 6306

 秋田市総合環境センターにおいて、5月18日(金)から22日(火)にかけて実施した災害廃棄物の試験溶融処理の結果のうち、ダイオキシン類やばい煙にかかる測定結果が得られました。
 これにより、全ての測定結果が判明したことから、一連の測定結果を取りまとめましたので、お知らせします。

概要

この度、秋田市総合環境センターで実施した岩手県野田村の災害廃棄物の試験溶融処理における排ガス、飛灰及び排水のダイオキシン類濃度や、排ガスの塩化水素・ばいじんなどの調査結果が判明し、いずれも問題のないレベルであった。

この結果を含め、県のガイドラインに基づく処理生成物(飛灰、溶融スラグ・メタル)や排ガス、地下水等の放射性セシウム、周辺の空間放射線量率など一連の測定結果は、いずれも問題のないレベルであり、災害廃棄物を安全に処理できることを確認した。

秋田市では、この結果について6月16日に住民説明会を開催して詳細に説明することとしており、県としては、今後、災害廃棄物の本格受入れに向けて秋田市と協議を進めていく。

試験溶融処理の概要

事前確認調査により安全性を確認した岩手県野田村の災害廃棄物(木くず等の可燃系廃棄物)を通常の可燃ごみと混合の上、溶融処理し、焼却灰(飛灰)はセンター内の一般廃棄物最終処分場に埋立処分した。

  • 災害廃棄物搬入日及び搬入量 5月18日~21日 計271.51トン
  • 試験溶融処理期間 5月19日午前0時~22日午後12時(96時間)
  • 災害廃棄物の事前確認調査日 5月8日
  • 事前調査日 5月10日
  • 試験溶融処理中の調査期間 5月18日~22日
  • 事後調査日 5月29日

試験溶融処理に伴う調査結果

野田村新山グラウンド仮置場仮設破砕施設における事前確認

災害廃棄物の遮蔽線量率等を測定したが、全ての項目において、ガイドラインに定める目安値を大きく下回るなど、問題のないレベルであることを確認した。

  1. 破砕処理エリアの空間放射線量率:0.03~0.06マイクロシーベルト/時で、バックグラウンドの0.07マイクロシーベルト/時と同レベル。
  2. 災害廃棄物の遮蔽線量率:0.001マイクロシーベルト/時で、目安値の0.01マイクロシーベルト/時を大きく下回る。
  3. 災害廃棄物の放射性セシウム濃度:不検出。
  4. 災害廃棄物のPCB濃度:不検出。
  5. 選別・破砕処理エリア敷地境界のアスベスト濃度:0.17本/リットルで、目安値の10本/リットルを大きく下回る。

災害廃棄物の遮蔽線量率等

野田村において、搬出期間中、災害廃棄物の遮蔽線量率及び災害廃棄物を積み込んだ全運搬車両について空間放射線量率を測定した結果、問題のないレベルであることを確認した。

  1. 災害廃棄物の遮蔽線量率:0.000~0.0001マイクロシーベルト/時で、目安値の0.01マイクロシーベルト/時を大きく下回る。
  2. 運搬車両における空間放射線量率:0.05~0.06マイクロシーベルト/時で、バックグラウンドの0.06~0.07マイクロシーベルト/時と同レベル。

秋田市総合環境センター(溶融施設及び最終処分場)

排ガス、処理生成物(飛灰、溶融スラグ、溶融メタル)及び放流水の放射性セシウムやダイオキシン類等、敷地境界の空間放射線量率、構内土壌、周縁地下水及び岩見川の河川水と底質の放射性セシウムを測定したが、全ての項目において、ガイドラインに定める目安値や法に定める規制基準値を大きく下回るなど、いずれも問題のないレベルであることを確認した。

  1. 排ガスの放射性セシウム濃度:不検出。
  2. 排ガスのダイオキシン類、塩化水素、ばいじん、硫黄酸化物及び窒素酸化物濃度:ダイオキシン類で基準値0.1ng-TEQ/Nm3に対して0.0077~0.020ng-TEQ/Nm3となるなど、ダイオキシン類特別措置法や大気汚染防止法に定める基準を大きく下回る。
  3. 処理生成物(飛灰、溶融スラグ、溶融メタル)の放射性セシウム濃度:試験溶融処理中の飛灰で100ベクレル/kgと事前調査での74ベクレル/kgと同じレベルであり、埋立基準値の8000ベクレル/kgを大きく下回る。溶融スラグと溶融メタルでは、不検出。
  4. 飛灰のダイオキシン類濃度:0.32ng-TEQ/gであり、法に定める基準3ng-TEQ/gを大きく下回る。
  5. 放流水のダイオキシン類濃度:0.0021pg-TEQ/リットルであり、法に定める基準10pg-TEQ/リットルを大きく下回る。
  6. 敷地境界の空間放射線量率:0.04~0.05マイクロシーベルト/時で、バックグラウンドの0.04マイクロシーベルト/時と同レベル。
  7. 構内土壌の放射性セシウム濃度:不検出。
  8. 施設周縁地下水の放射性セシウム濃度:不検出。
  9. 放流水の放射性セシウム濃度:不検出。
  10. 岩見川河川水の放射性セシウム濃度:不検出。
    岩見川底質の放射性セシウム濃度:不検出~6.4ベクレル/kgで、これまで県内で観測されている土壌のレベルと同程度。

※2. 4. 5.が今回判明した項目である。

調査結果の詳細については、下記「試験溶融処理調査結果_資料」をご覧ください。

リンク

秋田市のホームページ(「災害廃棄物試験溶融処理に係る放射能測定結果について(報告)」のページへジャンプします)